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「いいことばかりじゃないぞ。自由にやったらやったで新たな悩みが増える。そりゃもうたくさん増える。自分が責任をもたないといけないことが、わんさか増える。行きたいように生きるのは、相応の苦しみを伴うんだ」

 

うーん、何というか惜しい感じ。

怪我でサッカーを辞めた少年。歌えなくなった少女。

大切だから多くの時間を割いたけれど、それを失ってしまって。

同病相憐れんで、もっと鬱屈とした感じになるかと思っていたので、そこまで暗く落ち込まずに済んだのは良かった。

 

けど、サッカーと音楽と。

蘊蓄を披露している場面がちょっとくどかったかなぁ、って言うのが一つ。

あとは、もうちょっとキャラを削って、隼人と瑠子に集中させた方が良かったんじゃないかなぁ、って感じがしますね。

 

隼人は瑠子と会わなかったら、まだまだ無気力ゾンビを継続していたでしょう。

そこから立ち上がって、『サッカーが好き』という自分の気持ちを確かめて、先に進めるようになった事。

同じように悩みを抱えていた瑠子が隼人に助けられ、また歌を歌った事。

悩みの底から浮上してきたのは良いことなんですが……押しつけがましい部分があったかなぁ、というか。ちょっと物足りなさを感じてしまって残念でした。

雰囲気は良いので、あらすじ読んで気になったのなら手に取ってもいいのでは。なぜこのタイトルになったのかは謎ですが。