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「お姉様、すごいです! わたくし、お姉様を尊敬します!」

「シャルロッテの一言で全てが報われた気がいたします」

 

プロローグでのベンノとマインの会話が、楽しくも悲しい。

隠し部屋があるから距離が近いけれど、どんどん遠くなってしまうのを思うと、惜しくなりますね。

傍から見ているだけでもそうなんだから、当人のマインの心情たるや。

……ハリセンで叩かれてふくれっ面になってる、気の抜ける部分もあるんですけどねぇ。

フリッツが有能。流石ギルやルッツに名前を上げられただけのことはある。

 

ハッセの町にこれ以上の騒動が起きないよう神官を派遣して。

イルクナーで問題がおきないようにブリギッテへ情報を渡して。

ダームエルの成長に気付いた保護者達に魔力圧縮の話をして。

妹となる、シャルロッテとの面会やお茶会をして。

……罪を犯してしまったヴィルフリートを救う助言をして。

 

洗礼式直後の身でこれだけ仕事してたら、健康体であっても体調崩すだろ……って感じがします。

マインは元々虚弱だから薬頼りになってしまってるようですが。それはそれで体に優しくなさそう。

 

挿絵も相変わらず綺麗でいいですねぇ。

シリアスな採集の戦闘シーンでマインの騎獣がぽつんと浮いてたのには笑った。

今回は襲撃があったこともあって緊迫した絵が印象に残ってますねぇ。フェルディナンドがマインを抱えている場面も、彼の焦りが見えるようでした。

 

毒を受けて眠る事になって――まさか二年も過ぎるとは。

かなり大胆な展開に初めて読んだ時も驚いたものです。

そして眠っている間にも、これまで積み上げてきたもので影響を与え続けるんだから大したものだよなぁ。