「仕事は分配。使えるものは誰だって使う。使えないものは邪魔にならぬよう、毒にも薬にもならない違う仕事を与えてください」
変人軍師が、囲碁大会を開催するとか言い始めて。
性格はともかく実力はかなり高いため、注目を集めているうで。
壬氏の手伝いをしている文官が熱を上げてる様子には少し笑った。解読も難しいし文才はどうでもいいけど、あの人の棋譜は見たい! という想いを壬氏に披露できるあたりは見事。
変人軍師の囲碁大会という一見ネタにしか思えないイベントもかなり大仰なものになっていましたし。
そうでなくても蝗害の報告や、不思議と甘い葡萄酒の話など壬氏は毎度のことながら苦労してますね……
正直今回一番笑ったのは、猫猫が同僚と化粧品を買いに行って……何故か薄餅を焼いていた所ですかね。
「ねえ、二人とも。周りが呆れているわよ」と姚に言われてましたけど……しれっとツッコミ入れてる辺り、彼女も大分毒されてきてますよね……
とは言っても猫猫が薬を試すためにわざと怪我しようとしたら焦って止めたり、ちゃんと常識的な部分も残っているようで安心しました。
友達だから、という姚に燕燕が妬むような眼を向けてる場面も微笑ましかったですねぇ。猫猫にちゃんと友人が出来たのは何よりです。
玉葉妃の周囲もかなり不穏な気配があるようで、猫猫を引き込もうとしたりしてました。
人気者ですね、猫猫。毒見が出来て、頭の周りも良い女となれば使い勝手がいいんでしょうけど。
最後、壬氏がとった行動は、高位の人間としては正直ありえないものだと思いますが。いざとなったら手を選ばない辺りが彼らしいのかな……怖いわー、敵に回したくない手合いだ。