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「生憎、夫が迎えに来てくれるので、有料でも、出ていきます」

 

いろんな事情が重なり、笑の保護者代わりに二泊三日の旅行に行くことに。

高倉家恒例の家族旅行が、両親の都合がつかなくなったとかなんとか。

芹が旅行に出た裏側で、ぼんくら夫は北御門ゆかりの寺に預けられている三枝大典の下を訪れていて。

過去の事件については特に話はしないが、最近は明るい表情も見せるようになってきたとか。暗示じみた仕掛けの可能性も示唆されてきな臭い。

 

芹は道中、父親の墓参りに行ったり親戚や墓参に来ていた父親の知人から、自分の知らない父の姿を聞いたりしていましたが。

いろいろと見えている類の人だったようで、苦労していた模様。

芹の幼少期、祈里が見えていた時期は同じように思われて、預かった親戚はちょっと対応に苦慮していたみたいだなんて話まであって。

 

両親を亡くした子供が、見えない友達と話してるとなれば、まぁ、心配にはなるでしょうけど。最初からいなかったと、全否定から入るのもなぁ……

親戚と若干距離があるのも、仕方ないと思ってしまった。

それはそれとして、駆け落ち同然だったとか、母方の親戚の行動とか、芹の両親についても謎が深まった感じがしますね。

 

親戚がやっている食堂に立ち寄ったところ、廃墟研究会のメンバーと出会って。

話を聞いた笑が興味を持ってしまったため、同行。

そしてそこで厄ネタに出会うわけですが。本間先輩の引きが強くて笑う。

しかも北御門に思う所ある相手の仕込みのようで、この後どうなるか気になって仕方がない。なんでこういう時に本家の当主がいないの! 頑張って来て。