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「………カズ君。確かに、人は生まれついて悪を知らない。だけどね。それと同じように、人は生まれついて善を知らないの。悪以上に、人は生まれつき善を知らないんだ」

 

今回ジャバウォックは、ある約束を果たすために動いていて。

妨害工作などもしてきていましたが、今回のメインはやはり大山祇命でしょうか

大きければ強い。質量という純粋な暴力が、アストラルノヴァを駆使して来るんだから脅威というほかない。

動き出した王冠種が猛威を振るってるわけですが……人々の希望、人類の王冠を託された最高戦力の力も見れて、熱かったですねぇ。

 

シャンバラのミリオン・クラウンである少女の応援まであるとは思わなかった。

遠距離攻撃可能にもほどがあるでしょう……十三歳という幼さで最高戦力としての務めを果たしている彼女。新興宗教の宗主、というくだりはちょっと気になりますが……

そんな戦力が居てもなお、退廃の時代は明けていないという絶望が凄い。

天逆鉾を奪っていった男みたいに、暗躍している勢力も居るようですし、むしろ人類良く今まで生き延びてこれたなと感心してしまった。

 

一真が、三四が、双子が、那姫が。

戦場にある誰もが覚悟をもってそこに立ち、自分たちの出来る事をして。

この意地こそが、人類の火を消さずに繋ぎ続けた力なのだと信じたいですね。

退廃の時代だからこそ、希望を持って生きたいじゃないですか。

 

那姫もタツジロウに拾われてきたという話は聞いていましたが、思った以上の秘密を抱え込んでいて。

一真も今回敵の攻撃を散らしたり要所で活躍はしてるんですが、カルキ達王冠の力にはまだ及ばない雰囲気ですね。

二人ともまだまだ成長の余地がありそうな雰囲気、というか。那姫の力が奪われた、だとか因縁の相手の事もありますし、そちらの掘り下げが今から楽しみですね。