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「レイ君、そのうち『みたらし罪』で“監獄”行きになるのでは?」

 

カルチェラタンでの騒動を何とか生き延び、しばらく現地でのクエストを受けたりしていたレイ。

アズライトとビースリーの対面というちょっとひやっとする場面があったりもしましたが、概ね彼の周囲は今回平穏ですね。

タイトル通り、嵐の前の静けさともいえますが。

11巻も過去編っぽいから出番は基本無いですしねー。加筆されてたらプロローグなりエピローグなりに出てくるかもですが。

 

レイ視点の日常描写が合間に挟まってはいますが、基本的には他のキャラを主人公とした短編集って感じですねー。

レイの大学でできた友人が受けた天地でのクエスト。もっともエンブリオの特性ゆえに同行しただけで活躍するのは他の超級、準超級とかでしたが。

略奪が横行してる、となるとレイがここ選んでたら大変だったろうなぁ。理不尽の宝庫ですぜ。

 

監獄内でガーベラがパイを焼いてゼクスを驚かせる話と、超級と戦わせられる話も入ってましたね。

ゼクスが的確に育てたというか、心を折った影響で凄い強くなってるんですけど。

認識されない暗殺者とか、いやマジどうやってコレ倒せばいいんだ。

それはそれとしてガーベラのアバターが可愛くてびっくりした。あと盛り方もすごいな……

 

魔将軍が決闘に敗れるエピソードも入ってましたが……全体的に今回のエピソード、クラン〈IF〉の暗躍が凄いな。いつもの事ではありますが。

指名手配された超級で構成されているという驚異のクラン。何か目的があるのは間違いなさそう。いつ明らかになりますかねぇ。

キャラが多くて誰もが魅力的ではあるんですが。その分描きたいエピソードが多すぎてストック溜まり続けている感じがありますからね……

ユーゴがカルディナでフランクリンの友人である超級に振り回されているのにはちょっと笑った。頑張れ……