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「これの方がいいわ」

「いいえもっと可愛い方がお気に召してもらえるはず」

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(戦争を起こしてしまった…)

 

聖女様が、いつものヒラヒラした服をあちこちに引っかけてしまう場面があって。

他の服を選ぶましょうと、服屋に連行され……他のお客様も巻き込んだ戦争が勃発したのには笑った。

いやぁ、愛されてますね、聖女様。

女性の服に関するこだわりに、過去巻き込まれたローレンがすっと逃げたのには笑った。

 

アベルがローレンを「近年まれなめんどくさい男」と評価してましたが。

聖女様を大事に思って、女の子扱いしているけれど……どうも距離を詰めかねているというか。

セシリアからローレンへの想いは揺るぎないものとしてますが、ローレンからセシリアの気持ちまだ明確になってませんしねー。

1巻最後で「尊敬以外に感じていたのは庇護欲なのか!」とか言ってたあたり道は遠そう……

 

アベルがここに転がり込んで来る前に、家庭教師をしていた家のお嬢様、ヘーゼリッタが彼を追って来て。

過去にセシリア以外の「聖女」と交流し……死別したことがあり、一緒にすむローレンを見定めようとしたという目的もあったようですが。

彼女が来たことで、「聖女様にはずっと笑っていてほしいと思っていますよ」とかローレンから言葉を引き出せたりして。いい感じに状況動かしてくれましたね。

聖女様にも、友人が必要でしょうし。幸せそうで和みます。