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「答えは一つだけだ。亜人族には、暗黒界の辺境に追いやられてやむなく拓いた領土じゃなく、彼らが誇れる国が必要なんだ。《亜人》なんて呼ばれる必要のない、本物の国が」

 

加速したアンダー・ワールド内であったエピソード。

最高司祭を倒し、ベクタを打倒し、人界とダーク・テリトリーは少しずつ交流を開始した。

観光や交易なども行っていましたが、全てが順調だったわけでもないようで。

今でこそキリトが代表になっているようですが、上位貴族の抵抗なんかもあったようですし……

ダークテリトリーの民に、宿の従業員が殺された、と言う事件まで起きて。

 

もっとも、状況がおかしいという事もあってキリトが処分を止めたりしてましたが。

無辜の民の天命全損は禁則事項で、右目の封印を破った者でないと犯せない筈。

その背景を探る為に調査をすることに。

 

しかしまぁ、まだロニエ達が健在な初期の段階という事もあってか、キリトの行動力が凄い。最終的にあの王のようになる前だと思うと、味わい深い。

まともにやり取りしていたら時間が掛かると、自分でダークテリトリーの城まで直行してましたからね……

ダークテリトリーでもトラブルが起きて、多少混乱もしましたが何とか解決。

謎も残っている状態で、20巻へ。サイドストーリーをわざわざ分冊したのかーとは思いました。