突発的にオススメ作品をまとめるなど。
他の記事で紹介(『オススメ5選』、『オススメ10選』)したものは今回は除外してます。
ファンタジーものを10作品ほどピックアップ。

続きは下記。
1、佐伯庸介『昔勇者で今は骨』
(感想→『1巻』、『2巻』、『3巻』、『4巻』)
人々を脅かす魔王を、仲間と共に討ち果たした勇者。
最後の戦いで致命傷を負い、治療も間に合わず、彼は死霊術によってスケルトンとなった。
公には死んだ事になった彼は……墓地で死霊仲間とゲームをしてニートライフを満喫。
いい加減に働け、とかつての仲間に引っ張り出され……
各地を巡り、騒動を解決していくことに。
彼自身が騒動引き寄せてるのではってくらい、厄介事にぶち当たってて笑えます。
これで全盛期の力ではないって言うあたりが凄い。
あと、骨ジョーク飛ばしたりしてますが、立ち止まっていた彼が、再び歩みだす話でもあってシンプルに熱い作品。

昔勇者で今は骨 (電撃文庫)
佐伯 庸介
KADOKAWA
2017-12-09


2、羊太郎『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』(感想→『1巻』~『ファンタジア文庫感想一覧』)
魔術がある世界。
学院の非常勤講師として駆り出されたグレンは、居眠りの常習犯で態度を生徒に叱られる始末。
しかし、彼には秘めた過去と、不向きなりに積み上げて来た経験があって。
ロクでなしなグレンが、事件の時には格好良い姿を見せてくれるギャップが良いですねー。
短編集の方では、かなりコミカルに振ってて、アレはアレで笑えて楽しいです。



3、佐藤真登『処刑少女の生きる道』(感想→『1巻』、『2巻』)
GA文庫、7年ぶりの大賞受賞作。
異世界は日本から『迷い人』がやってくる世界が舞台。
『迷い人』がこちらに来る際には力が付与されて……かつて大災害が起きた。
それ故に、『迷い人』は殺すべし、というルールが敷かれ、処刑を請け負う役職も設けられた。
ある日処刑人のメノウが出会ったのは、「殺しても死なない」能力を持った迷い人アカリで。
妙にメノウに懐いてるアカリとの旅は軽快で楽しかったです。
それだけに、終盤の展開に震えるのですが。2巻でまた更に突き落とされる感じで、3巻が楽しみですが、同時に恐ろしい。






4、細音啓『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』
(感想→『1巻』、『2巻』、『3巻』、『4巻』、『5巻』、『6巻』、『7巻』)
多種族戦争があった世界。人類は英雄シドに率いられて、他の4種族を封印して大戦に勝利した。
少年カイが知る歴史は、そのように推移した。
けれどある日、突然世界が上書きされて……
そこでは、大戦で人類の英雄シドが現れず、人類が追い込まれていた。
更にカイの事を誰も知らない状態で、カイは世界を取り戻すべく戦う事を決めた。
何が起きたか全くわからない中でも、諦めずに進みけるカイが格好いいです。



5、珪素『異修羅』(感想→『1巻』)
カクヨム・小説家になろうで連載中の書籍化作品。
世界を脅かした魔王が、勇者によって討たれた。
しかし、誰もその「勇者」が誰かは知らず……
希望の旗頭として勇者が必要で、誰が勇者か決めるトーナメントが開かれる事に。
その大会にエントリーする事になる、数多修羅達の物語です。
それぞれが己が分野において最強で、決して劣らぬ格がある。
熱いバトルを読みたい人は、是非手に取ってほしい。



6、みかみてれん『勇者の君ともう一度ここから』(感想→『1巻』)
勇者によって救われた世界。
かつて旅に同行したものの、腕を失い故郷へ帰った剣神ジャン。
死んだと噂されていた勇者が、実は生きている。助ける為に共に来てほしい。
王都からの使者からそう告げられて、かつての失敗を悔いていた彼は、一も二もなく頷いて。
再び、勇者の隣に行こうと足掻くお話です。
タイトルに在る通り、「もう一度ここから」始める為に。



7、長田信織『数字で救う! 弱小国家』
(感想→『1巻』、『2巻』、『3巻』、『4巻』)
数学フリークの主人公は、気が付いたら異世界に居て。
同じく数学に熱を上げているお姫様と出会う。
そして二人は手を組んで、数字を用いて、経済を、戦争を解き明かそうとする。
正直、数学苦手だったので、二人が楽しそうに数式解いているのとか、彼らの理論完全には分からないんですが。自分達の武器を、信念を貫こうとする姿勢は、嫌いじゃないです。
個人的には3巻から更に面白くなってますねー。





8、鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術』(感想→『1巻』、『2巻』、『3巻』、『4巻』)
病床の王に変わり、執務を担当する王太子ウェイン。
臣下たちからの評判は高く、実際に実務能力も相当ですが。
彼の故郷は正直辺鄙なところで、人も金も資材も何もかもが不足していた。
オマケに近くには武力に勝る帝国があり……彼は、上手いこと帝国に飲み込まれて、悠々自適な生活を送ろうと目論んでいた。
しかしまぁ、入念に準備した筈なのに予想外の出来事が起き続けて。
評判はうなぎ登り。易々と隠居出来る状況は遠く……翻弄されつつも、問題を解決していく様が面白い作品ですね。



9、安里アサト『86―エイティシックス―』
(感想→『1巻』、『2巻』、『3巻』、『4巻』、『5巻』、『6巻』、『7巻』)
第23回電撃小説大賞、大賞受賞作。
敵国が作った無人兵器による進行を受けている、共和国。
そこで彼らも同様の兵器を創り出し、国防の戦力とした。……表向きには。
実際には共和国は、同レベルの兵器を創れなかった。
故に「エイティシックス」と烙印を押した、「存在しない人間」を搭載した「有人の無人機」と言う矛盾した存在を運用していた。
差別するもの、されるもの。戦いの中で死んでいく命。
鉄と血の臭いが、伝わってくるような、ヒリヒリする物語です。現在7巻まで出ており、どの巻も熱いのですが、やはり1巻の完成度は高いので、是非手に取ってみて欲しい。



10、有象利路『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求~愛弟子サヨナのわくわく冒険ランド~』(感想→『1巻』)
他の作品とはかなり毛色が違います。
メタ・エロ・ギャグ、なんでもありのトンデモ作品。
よく商業で刊行されたな!? と驚くことしきり。
ラノベの挿絵なんて、大抵は主人公・ヒロインが飾るのにこの作品の最初の挿絵なんて(自主規制)。
公式で、試し読みを読んでから手に取るのを強くオススメします。