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「もう迷わない。けっきょくのところ、足掻き続けるしかないんだな」

 

川口士先生原案、執筆瀬尾つかさ先生で送る、新しい『魔弾の王』。

今作のメインヒロインはリム。

彼女がもし、幼少期のティグルに出会っていて、彼の歩む道が変わっていたら。

いやぁ、ルート分岐が多いね。むしろティグルが攻略される側なのでは。
幼少期に彼と出会うというイベントを発生させられたら、そのヒロインの勝ち。

失敗すると『魔弾の王』本編でエレンルートに入ってしまうのだ……

 

舞台はまたしてもアスヴァール。

しかし、今回はこれまでとは一段と違った展開にになっていましたね。

アスヴァール建国の祖、初代王であるアルトリウスが蘇り王座を奪取。その際に当代の王族はほぼ殺した模様。略奪者として正しい手だけど、末裔にたいして容赦ねぇ……

ギネヴィアはいつもの趣味で旅の途上にあったため、辛くも命を拾って。

 

そんな彼女が避難した村に、不運が重なってリムとティグルが到来。

客将としてライトメリッツの作戦に従事していた彼らは、敵が使役していた竜に捕まり、アスヴァールまで運ばれてしまった。

混乱している異国で、易々と帰れるはずもなく二人はギネヴィアへ協力を決めて。物資やら人材やらが限られた状態で最善を尽くしてたと思います。

途中で合流して、三人の無茶ぶりに衝撃を受けていたリネットさんは、中々いいキャラしてると思うので今後も登場してほしい。

 

蘇った死者たちは、魔物の殲滅を一つの目的としているようですけど。それ以外はどうなっても良いと思っている感じがして怖い。

彼らを止めたいと助力してくれる精霊なんかも居ましたし、この世界思った以上に神秘残ってるんですね……