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「……やはり、私たちは報いを受けるべきなのでしょうね」

「当然だ。なにもないでは済まされない。誰も、納得はできないのだ」

 

2年ぶりの新刊―。ちょい内容忘れてたので1巻も読み直してきました。

序章が、東雲が復讐に生きる男だっていう事を改めて突き付けられて、本編との温度差に震えた。

その内の1人は、罪の重さを自覚し、今わの際にあっても相手を気遣える持ち主だった。……そんな相手が、戦禍を生み出したというのが、辛いなぁ。

 

同じ作者さんの『異世界魔法は遅れてる!』と同じ世界。

水明が所属しているのと同じような、裏側で繰り広げられている戦い。それを認識できる人も少ないみたいですけどねー。

サクラメントと言う強力な武器を持ってなお、9位だっていうソード・オブ・ソードの4位につけてる初美の父上は一体何なんだ。

 

あと、後半でしれっと名前出てた「イブニングフォール」って水明だろ! 変なところで接点あるな。なにしてんだ彼。いや確かに『異世界魔法は~』の方でサクラメントの持ち主にあったことあるとか言ってましたが。

水明が辛くも撃退したっぽい『魔に堕ちた十人』を超える存在と謳われてるとか、ゼルヴァ―ナの騎士も凄まじいですね。よくもまぁ、それを敵に回そうと思ったものです。

 

仇の存在を探るため、御姫の吸精症を隠すためと言う目的があって、シスカ日本支社に協力する事になった東雲。

表向きの理由としては、御姫のためとか言っているせいで、こうよくある巻き込まれ主人公系のようになってますが。

刻の黄昏を知らなかっただけで、彼は地獄を見て戦争を経験している、歴戦の猛者なわけで。まぁ、社長たちからすれば幸運この上ない話ですよね。

戦力が足りないところに鬼札が加わったわけですし。

しかし東雲の言動は、危ういというか、正直喋りすぎじゃない? みたいな気もしますけど。

 

ゼルヴァ―ナの騎士であることを明かすつもりは当面なさそうで、自分のサクラメントも伏せようとしてますが……知識があることとか、明け透けすぎてちょっと笑ってしまった。

変にとぼけて説明パートが長引くより、サクサク進行してくれて助かりましたけど。

 

組織の実働部隊に、クラスメイトの古道いつきが居て。彼は突然チームに加わることになった東雲に対して不満を隠そうとせず、無茶な試しもやってましたが。

サクラメントを遣わず、魔術で誤魔化しているとはいえ、一般人居る場所で剣を奮うとか。若いなぁ、って感じがしました。終盤、新しい敵が現れた時には協力出来てて、今後が楽しみな状態にはなってました。

しかし古道の剣を知ってる恭介の謎は深まりました……

あと、あるキャラの秘密が表紙や挿絵でモロバレしてるのはちょいとどうなんだと思ったり。3巻はもうちょい早めに出てくれると嬉しいですねー。