しまむらと特別でありたい。
変な意味はない。本当にない。しかし特別であるのなら、変でも構わない。
ようするに、好きなんだろうなぁと思った。
授業をサボりがちな不良少女、安達としまむら。
クラスメイトではあったが、交流はなかった。
ただ、たまたまサボろうとして体育館の二階へ足を踏み入れたら、出会った。
そこからなんとなく行動を一緒にするように。とは言っても、頻度が増えたってだけで、いつも一緒にいるみたいな、関係でもない。
そんな二人の学生生活を描く、わりと穏やかな学園青春モノ。
しまむらの友人と一緒に遊びに行ったりもしますが、登場人物が女子多めなので、時に姦しい。
ただ、安達としまむらの二人の関係は結構不思議と言いますか。
人の気配がない時は思い立ってピンポンしたりしてますが、会話が多い方でもない。
友人、だとは思っている。ただ相手はどうだろう。
みたいな、不器用な距離感が微笑ましいですねー。
安達が結構感情豊かというか、想像たくましいというか。
割と早い段階で意識してるんですね。……夢に見るくらいには。
特に大きな事件が起きるわけでもない、穏やかな百合を見たいならオススメできる按配でいいですねー。追々続きも買っていきたい。