「お前たち……は…………」
(略)
――なんとかしないと。
Twitterで推してる人を見て購入。
齢十九にして、フリーのシナリオライターをしている守屋結人。
しかし立て続けにドタキャンされたり、収入が少なく、ギリギリの生活をしていた。
家賃も滞納していた辺り結構追い込まれてる感じ。
そんなところに親戚の姉妹がやって来て。既に社会に出ている姉の方がオーナーの、シェアハウスの管理人として雇われる事に。
一癖も二癖もある少女たちが住まうシェアハウスは……中々の惨状を生み出していて。
風呂は腐海だし、キッチンは爆発しているし、絨毯はホコリまみれ。
いや、普通に生活するのにも難があるだろうに、よくこれまで生きてたな……
お約束と言わんばかりに、誤解されて拘束されるような事態もありましたが、少しずつ信頼関係を気付いていくのは良かった。
疑似家族みたいな感じで温かくなる場面が多かったですが……
今回、メインを務めた表紙の少女、春風雪菜。
まぁ、確かに癖のある少女ではありましたが。彼女の家族たちの在り様と来たら。
毒親を丁寧に描いてくれたので、こっちの胃が痛くなりました。絶対他のメンバーにも同様の重い過去あるヤツじゃないですか……
いや確かに、料理にチャレンジしてコンロを爆発させる少女に、諸々手伝わせるのは難事だとは思いますが、それと冷遇していいかは別問題ですからね。
冷たい家から、暖かいシェアハウスに帰ってくるのは歓迎できました。良かったねぇ、と素直に言える。
毒親から受けたダメージが大きくて、ちょっと感想書くの遅くなりましたが、彼ら彼女らの今後に幸いが多かれと願っています。