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「わたしが保証してあげます。あなたはわたしにとって立派な勇者ですよ」

 

いやぁ、今回もまたカイムのシオンへの愛が止まらない話でしたね……

あそこまでブレないのに本人の前では、言葉を間違えるあたり何というかヘタレここに極まれりというか。

まがいものとして生み出された勇者が、蘇った英雄に奪われた仲間を取り返さんとする。

その決着を描くエピソードで、1巻のエピローグ的な感じでしたねぇ。

 

講和が成立したにも関わらず、エリーゼに従えない勢力をまとめて砦にこもって反乱軍活動に勤しんでいる辺り、レオンもぶれませんけど。

いや、だから正義を謳って「間違いを正すのが勇者の役目」とカイムを批判する割に、彼女のとる策がまぁ色々とアレというか。

当代の人を、自分の判断で殺して「残念だった」で済ませる辺りが、かつての彼女の最期を招いたと思うんですけど、どうなんですか。

 

そして好き勝手暴れた上で、自分と同じように「かつての勇者を復活させる方法」を他国に流したとか。実際それが結実してるのを見ると、戦乱加熱させてるだけじゃねーか、って言う。

いや、彼女の夢見た未来でないことに絶望して、燃え尽きてしまえとか思ってるからあながち打つ手として間違ってるわけでもないんですが。釈然としない。