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「平和に暮らせるといいなぁ……」

「平和に暮らせるといいですねぇ……」

 

WEB未読。書籍化に当たって加筆されているそうです。

若くして病死した少年、伊良拓斗は気がついたら、生前熱中していたゲームとよく似た世界に居た。あらすじによれば転生とのことですが。

気がついたら、生前と同じ年ごろの肉体を持って、森の中で目覚めたというあたり、

召喚に近いのではとかちょっと思った。

まぁ冒頭でしっかり死を自覚してるので、召喚ともちょい違うかなぁ。

 

目の前にはゲームで愛用していたユニット・アトゥが居て。彼女もなぜか、拓斗のことを知っていた。二人は手をとり、邪悪属性文明「マイノグーラ」の邪神と英雄ユニットとして、国を興そうとする。

属性が邪悪のくせに特徴が「内政特化で戦争が苦手」というピーキーさ。おまけに、周囲は深い樹海……この地では大呪界なんて呼ばれているような、木々を除いた生命の気配もないような場所で。

 

迫害されて逃れて来た集団を上手く取り込んで、情報と人材を得られたのは不幸中の幸いではありましたが。

……大陸にある国家二つが、対立する善属性ということで悲鳴上げてましたねー。

ゲームと類似した点、異なる点を探りつつ、ゲームだったらチートだよねーと言いつつ、彼らにとってのベターな選択を取っていく拓斗とアトゥが楽しそうで笑った。

けれど、彼らの領土に善属性の国家から調査隊がやってきて、平穏が終わった。いざ、戦うとなったら容赦のないアトゥと、彼女から最後報告を受けた拓斗の、これまでとの温度差に震えた。これは邪悪だわ……