「実に結構!!!!」
共和国側の司令部を、有人ミサイルで叩くという凶行。
後世においても狂気の作戦呼ばわりされてるのには笑ってしまった。
その衝撃と畏怖もまた語り継がれているようですけれど……
実際に襲撃された要塞の混乱っぷりを見ると、笑ってられないんだよなぁ。被害甚大過ぎる。
思わず共和国側に同情の念が湧く。
連合王国の情報部の人々は……ある程度は自業自得と言うか。欲張らず亀のように潜んでいたら焼かれることも無かっただろうに。雉も鳴かずば撃たれまい、との言葉を贈りたい。
あそこで探知術式使わなかったら、情報持ち帰れたと思うんですよね。
ただ、ここまで近づいて情報得られる機会も無いと欲張ってしまうのも無理はない。
帝国相手の工作を悉く潰された。今回の一件でそれはラインの悪魔の謀略だ、と連想してしまった時点で悲劇は避けられなかった。
割とアドリブというか、偶然の積み重ねなんだぜと言っても信じないだろうなぁ。
実際問題、203大隊以外にも人員が配置されていて、止めを担当してたわけですし。
203大隊が活躍する前線だけではなく、後方で行われている会議が白熱したり、はたまた別のところでは空転してたりする場面も描いてくれるから、層が厚くて楽しい。
ターニャ、いつも「どうしてこうなった!!」で振り回されてるのに、これで戦争終わるかなーとか楽観できるのが凄い。戦場に向いてるよ本当……