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「これからどうするのさ キノ」

「さあね どうしようか」

「どうしようか悩み続けようか」

 

シオミヤイルカ版キノの旅コミカライズ。

「多数決の国」、「平和な国」が収録。プロローグ・エピローグは「砂漠の真ん中で」。おまけで「森の中で.c」が載ってます。

原作でもかなり初期のネタですよねー。懐かしい。

 

砂漠で雨に降られて、笑い続けるキノから始まって、その旅路が描かれていくわけですが。

「多数決の国」は、革命が起き多数決で全てを決めるようになった国の辿った結末について。十年でよくもまぁ、と言う感じ。

城壁はあるが門番はおらず、門も空いている。さらに、都市には人影も無く……たまたま出くわした人物から事情を聴く話。

 

道中で多くの墓標を見て、生存者はいないだろうと思っても「一つの国に三日」と言うルールを守ったために、人と出会えた。

「それくらいがちょうどいいんだって」と言う、話を守っているのが良いんですよね……

 

次に訪れたのは「平和な国」。

こちらは、誰にも出会えないなんてことはなく、多くの人々に歓迎されてましたが……道中でキノとエルメスは多くのミイラを見つけて。

この国と、もう一つの国が得た欺瞞の平和は、人の業を煮詰めた感じで物語のネタとしては好き。的にされた方からすれば、たまったものではないでしょうけど。