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「ご飯どうもありがとう」

「おいしかったよ 「すずな」サン」

 

ガリ勉少女な田舎者だった、稲葉なずな。

地元を抜け出しいい大学に行くことを目標に勉強を続けて、中高ではろくな思い出も作れなかった。

青春を満喫したいと、大学デビューを果たし、一人暮らしを始めたものの……勉強に専念しすぎて、一人暮らしスキルが不足。

 

うっかりお金を使いすぎ、2週間で所持金300円のがけっぷちに到達するのは、逆にすごいと感心しそうになる。

よく一人ぐらし許して貰えたね……実家が農家で食材の仕送りなんかもあるみたいで、生き延びてますけど、ギリギリですよお母さん。

夏休みに一度様子を見に行って、生活状況次第では仕送りストップも考えてるという当たりが、許容範囲だったみたいですけど。

 

いざ料理にチャレンジしてみれば、指を切るし、ルゥの箱を火の近くに置きすぎて燃やすし、火災報知機まで鳴らすし、大わらわ。

隣室の住人から声がかかるくらいって、よっぽどですよ。それがたまたま同じ大学の青年で……食材があるのに行き倒れだのを見かねて、料理を振る舞ってくれて。

彼に頼み込んで料理を教わることに。一度醜態をさらしたから、と言うのもあるとは思いますが、行動力はあるんだなぁ……

 

スパルタ気質な瀬戸くんの料理教室「ひき肉はオレの提供」「ありがとうございます」のコマが小さいけど可愛くて好き。

ガンガン言われるけど、ちゃんと手を動かすし稲葉さんは偉い。

瀬戸くんも色々いいますが、見本をみせて任せるところは任せつつ、理由を添えて教えてるのはちゃんとしてるなーという感じ。

 

実家の野菜につられて始まった不思議な隣人関係。恩を感じてしっかり、それを返さなくてはと思える稲葉さんが良い子で微笑ましい。

料理になると人が変わり、色々な調理器具を揃えてる瀬戸くんも中々愉快な性格してますよね……

他の友人たちも楽しい人で、誕生日のお祝いする3話がお気に入り。「デリバリー301です…」の虚無顔が好き。