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「どうか われらの知恵の神になってくださいまし」

 

ある事情から通院中、見舞に来ていた青年に一目ぼれした岩永琴子。

しかし、彼には結婚を約束した相手が居て……様子を窺っていた所、どうやら彼女と別れたらしいと分かり、告白の為に近づく。

ナースの方々を味方につけてるのが強い。いいのかそれで。個人情報とは……

 

二年前の出来事を克明に覚えて、アプローチする行動力が凄い。

相手の九郎君には「君は見かけによらず直接的だな」とか「二年も待っていたのは粘着的だけど」とか言われてました。君は君で歯に衣着せないな九郎君。

なぜ婚約者と別れたのか。その話を岩永が追及したところ、出て来た単語が河童。

妖怪と遭遇し、九郎自身の事情を知ってしまったがために、離れる事となった。

 

ほとんど初対面の相手に正直に話す必要もないですけど、ちゃっかりフェイク入れて誤魔化そうとする当たり九郎君強かですよね。

ただ、岩永がそれに誤魔化される器じゃなかったのだけが誤算なだけで。

彼女自身もまた妖に関わる、特殊な事情を抱えていて。……秘密を共有できる相手と言う意味ではお似合いな気がしますけど。

打算的な提案をしてくる岩永の愉快なところは嫌いじゃないです。

 

出会いのエピソードを描き、2話ではもう2年半が経過しているんだから展開がスピーディ。

2人の住んでいる街からは遠く離れた都市で起きた、妖怪変化の引き起こした事件の話に移っていきます。

鋼人七瀬。このエピソードだけは小説で読みましたが、中々いい感じにコミカライズされてると思います。オカルト要素ありの、「ミステリと同じものでできている」作品。お楽しみあれ。