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「上弦の壱は」

「行冥と実弥 無一郎と玄弥の四人が必ず倒す」

 

上弦の壱との戦い。柱が3人と新人が1人。

とはいえ、無一郎と玄弥の2人はどちらも負傷が激しく、二人とも死を覚悟している状態。

それでも、「死ぬなら役に立ってから死ね!!」とか「最後まで…戦いたいんだ…」と思える二人の姿が尊くもあり、その若さで死に向かって進む姿は悲しくもある。

 

まぁ、それを言ったら痣の真実を知りながらも、臆せずに出現させ戦っている岩柱さんも中々ですけどね……

「鬼殺隊である限り明日の命の保証はない」。何年も柱であり続けた人が言う言葉の重さよ。そして、会話を通じて相手の嘘を見抜いて、動揺を引き出す当たり強かです。

柱稽古の成果を、風柱と岩柱が上弦の壱相手に披露してくれて、特訓パートで成長しているキャラが多くて嬉しい。

 

鴉を通じて様子を窺っている、産屋敷の当主が、隊員たちを信じてくれているのは熱かった。

呼吸を扱う鬼。最低でも16まであるとか恐ろしいな……

戦いながら相手の不可解さを探り、即応して騙す手段すら見いだすとか、岩柱さん本当に伊之助が言っていたように最強何だなぁと実感しました。

そんな岩柱が居てなお苦戦し通しでしたけど。玄弥が炭治郎の言葉を覚えていて、攻める気概を見せたりもして、誰もが諦めずに足掻いた結末。闘い抜いた四人に敬意を。

 

しかし、上弦の壱の最期よ。「生き恥」じゃないんだよ……全てのしがらみから解放されると思い、無惨の誘いに乗ったけれど、自分を縛る鎖が増えただけで、それに気づいてしまったらもう沈むしかなかったんだよな……

多くを切り捨てて来たから、因果応報だとは思いますが、身近にあんな超人いたら歪まない筈はないよなぁ……と複雑な気分。