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「それで、どうするの?」

スカーレットがいつもと変わらぬ軽い調子でコニーに問う。

答えは、すでに決まっていた。

 

BOOKWALKERにて購入。WEBは未読。

514日に2巻が発売にされたため、合わせてキャンペーンが行われているんですね。

読むのが遅くなってしまいましたが、2巻出る前に買ってたんです……400円だったし、お試しで~くらいの気分だったのですが、ぶん殴られた。

 

誠実を家訓とする、グレイル家の令嬢コニー。

彼女は、婚約者がいたが浮気され、さらにはある夜会でその浮気相手に窃盗の疑いをかけられて糾弾される事に。

うまく言い逃れられる性格でもなく、絶体絶命だったコニーを救ったのは、10年前に処刑された悪女スカーレット・カスティエルの幽霊だった。

 

なろうでよくある、婚約破棄・悪役令嬢ものをアレンジした感じではありますが。

「悪役令嬢」が既に死んでいて霊となってる、というのが新鮮でしたね。

スカーレットが処刑されるに至ったのは、今の王太子妃に毒を盛ったからとされていましたが……彼女自身は、それをやっていないと言い、コニーの手を借りて、復讐を成し遂げようとします。

コニーは一瞬、じゃあ悪名は全て陥れるために創られた話なのかと、善性を信じかけていましたが……毒こそ持ってないけど、それ以外は色々やったって言うんだから、もう……

 

誠実を旨とすること、手口はどうあれ助けられたこともあって、コニーはスカーレットに協力していきますが……

今までの自分では、決してやらなかった事をして、友人にも打ち明けられず。

ともすれば暗く落ち込んでいきそうな話ですが、読後感は不思議と悪くないですね。章間にあるキャラ紹介が、結構ネタに振っていて、クスッとしてしまうのは大きい。

 

それに、スカーレットもこれぞ悪役令嬢と言う感じで、あそこまで行くと清々しさすらありますしね。

コニーも振り回されてこそいますが、ある程度事情を知ったところで、覚悟を決めてましたし。デコボコではありますが、いいコンビだなぁと思います。

 

少しずつ情報は集まってきたものの、断片でしかなく、真相は遠い。

けれど、スカーレットを陥れた「誰か」が居たように、この国には暗い何かが潜んでいて、それの動きは止まらないわけですよね……。

暗躍しているヤバそうな連中を除いても、高位の貴族のお歴々のおっかなさたるや。中々に恐ろしい魔窟ですよ、この国。

良い所で終わってたので思わず2巻買っちゃいましたよ。その内感想上げます。