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「自分だけで考えて悩んでいたことって、外のみんながよってたかって助けてくれると、何処かに“ああ、これでいいかな”って思えるものが出てくると、そう思います」

 

EDGEシリーズ、神々のいない星で、最新刊。

たった一人の人間が、神様たちの力を借りてテラフォーミングする、と言う規模の大きな事をしてるのに、作中の雰囲気は結構緩め。

前巻同様、アイコン付のチャット形式で会話主体なので、読みやすいですよ。分量は多いですが。

 

川で水の精霊が、地脈の乱れによって暴れているのでそれを鎮めに行ったり。

ビルガメスとかの協力も得られるようになって、戦力は十分なので、割とサクサク戦闘終わるのでいいですね。

まぁ、やり方に不慣れなのもあって、一回分裂させてしまったりしてましたが。その後すぐ、対処しなおしている辺り柔軟性あるなー。

川精霊たちの《わー》口調が可愛くて好き。和む。

 

90年代エピソードを交えつつ、そこから発展していく未来の話があったり。

神様や神話に対する考察があったりと、読み応えも抜群。

エシュタルのエビフ山の下りとか、つい笑ってしまった。

「……何してるのあの馬鹿。何か嫌なことでもあったの?」とか《――誰が使うと言いました?》とか。住良木が思わず素のリアクションしてる辺り、本当にもう。バランサーもいい性格してて楽しい。

 

エシュタルが居るのに、新しい神委の監査がくるという話があったり。監査とはまた別の人員がやって来たり。住良木に対してちょっと思う所があるらしい、木戸先輩の不審な動きがあったり。

色々とイベントが起きて、解決は下巻へ持ち越しですが。今回も楽しかったです。

住良木を餌にすると、割とあっさり釣れる木戸先輩が可愛くていいと思います。