「お前らがクラン作ればいいだロ?」
皇国から申し入れられた、講和会議。
王国側にとって、皇国と戦争を続ける事にはメリットは無く、戦争やテロによる感情問題を除けば、悪くはない提案。
とは言ってもそれは、真っ当に講和が成立すれば、の話ですが。
戦争結界や【誓約書】のように、システムによって約束された、破棄できない契約があるので、悪意なく結べばハッピーエンドになるのですが……
当然、策謀を練っていて。皇国側のトップが戦争に成る、と断言しているのが恐ろしい。
レイは、アズライトとの縁もあり、護衛を依頼されますが……
仮に戦争となって結界を展開する事になれば、ランカー以外は参加する事すら出来ない。
決闘と討伐のランキングは、今から食い込むのは難しく、クランランキングにランクインする所に傭兵のように一時所属を検討していましたが。
女化生先輩のクランは不動の1位ながら、女化生先輩いるからアウト。
けれど他にツテのある場所も、色々と不都合があり、これはもう危険と分かりながら〈月世の会〉に入るか、と悩むほど。
そこに迅羽が現れて、レイの周囲には有名どころ揃ってるんだから、自分でクラン組めばいいじゃないか、と提案してきて。
いやぁ、小学生女子のはずなのに、本当に頼りになりますね迅羽! 超級なのに、かなり真っ当な性格してますし!! ピーキーな人が多すぎるんだよなぁ、超級。だからこそ、上り詰めたともいえますけど。
本気の兄の問にも、まっすぐ答え無事にクランを結成していましたが……
名前がまぁ、アレなのはご愛敬と言うか。「素敵大好き・着ぐるみ愛好会」にならなくて良かったねとしか(WEB版290話あとがきネタ)。
講和会議に際して、王国でも皇国でも手は打って。
さらにそれに加えて管理AIの中にも、元々与えられている役目を逸脱しない範囲ではあるものの、暴走を始めた奴までいて。
クロノとチェシャのバトルは結構好きです。VSクロノだと、その後のカシミヤがMVP過ぎるので、チェシャ今一つですけど、カシミヤが辿り着くまで時間稼げたから……
今回、たまたまBOOK☆WALKERで購入したのですが、特典SSがカシミヤのリアルに関するエピソードで大変満足。
幼い彼が、どうして《抜刀神》に就けるほど刀に習熟していたのか。その片鱗を垣間見ることができます。なるほど、エンブリオが抜刀補助のイナバに成るわけだ。
カシミヤ好きなので、登場頻度少ないのがちょい残念なんですよねー。まぁ、デンドロはキャラが多いから仕方ない。
あとは、チェルシーとジュリエットに会いに行ったとき。
クロウ・レコードで登場したマックスが加わっていたのは、ちょっと嬉しかった。