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「無惨」

「お前は」

「存在してはいけない生き物だ」

 

上弦の壱戦の結末と、無惨戦開幕。

意識を失ってなお戦おうとした風柱の覚悟の決まりっぷりが凄い。

そして4人で勝利し、柱2人をまだ戦える状態で生存させることは出来たけれど……

まだ若い2人が命を落とす結果となったのが、容赦ないですね。

 

柱としてではなく、兄ちゃんとしての顔を見せて泣き喚いた風柱の姿もまた痛い。

岩柱も涙を流しながら、それでも「顔を上げろ」と「無惨を倒すまで終わりではない」と言うんだもんなぁ。

16巻でお館様が行った通り、眠っていた虎や龍を起こしてしまったんだ、という怒りが伝わってくる岩柱さんの表情が好き。

 

上弦の足止めにあったこともあり、柱が辿り着く前に無惨が覚醒。

先んじて辿り着いた鬼殺隊士たちを喰らって回復を狙う。いや、いやらしいな……最悪のコンボ決めやがって。

実際最悪なのは、攻撃の際に血を混ぜてるから喰らって生き残っても、結局は死ぬぞ! と言うラスボスのくせに毒使うんか、みたいな戦法ですが。

 

ポップコーンのように爆ぜて逃げ延びた奴だから、まぁやるよなという納得しかない。

こっちも蟲柱が毒使って上弦の弐に大打撃与えてたからな……

というか、本当に無惨ポップコーンが商品化するとは思わないじゃないですか。どういうことなの……

無惨「誰も彼も役には立たなかった」と言ったくせして、鳴女が柱二人倒したのは信じる辺り、こう自分の信じる物しか受け入れない狭量さが伺える。

 

しかし、最終決戦で柱の盾になるのを厭わない隊員たちを見ると、異常者の集まりと言う評価はあながち間違ってないんだよなぁ……

誰も彼も、この一戦に命を懸けすぎてて、退けないのも分かるけれど、悲しい。