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「いつだってそうさ。おれが一人で何かを成し遂げたことなんてない。ただ女神、アンタに伝えなきゃいけないことがある」

『?』

「諦めてないのは、俺一人じゃないってことを」

 

シリーズ完結巻となる第9巻。

やっと一種族解放したところだったので、もう1冊くらい墓所編やるのかと思ってましたが、早かったですねぇ。テンポ良くて読みやすかったですけど。

 

人間組だけで大始祖の前に立ったジャンヌ達が、心配でならなかったんですが……

レジスタンスとして抗い続けてきた彼女達は、そう簡単に折れることなく。

大妖精シルクがくっ付いていたのも大きかったですが、見事に囚われていた聖霊族を解放して逆転勝利したのは痛快でした。いやぁ、種族の英雄って強いわー!

 

封印のまで立ちはだかった、二人のシドも撃退して、無事に四種族を解放。

一人核心に迫っていた英雄ラースイーエが、ただ封印の時を待つのではなく手を打っていた辺りには感心してしまった。一番油断ならない英雄でしたよね……。

世界種アスラソラカが立ちはだかった時に、そんなラースイーエも協力して、5種族決戦が繰り広げられたのは熱かったですねぇ。

解放後、バルムンクを取り合って六元鏡光とシルクが喧嘩していて、アルフレイヤすら丸め込まれていた場面とか笑えるところもありましたし。

 

世界輪廻の解決後、正史になるのか別史が続くのかは気になっていましたが。

上手く混ざって、世界種すらも受け入れられる未来に続いてくれたのは何よりでした。

調停の場でのそれぞれの種族の反応を見ると、良かったなぁと言う感じで、自然と笑顔になりますね。

……いやまぁ、ハインマリルに気に入られたサキとか、トンデモ体験記させられたミンとか、突然連行されることとなったバルムンクとか、大変そうな人々はいましたが。

そんな場面が見られるのも、今だからこそ。良い最終回でした。