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「し、しませんから」

「しなきゃ呪いは解けないぞ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

第一章「箱」。咲の友人でもある小学生、麻美ちゃんが飼っている猫を探す話。

探しても見つからず、麻美ちゃんまで居なくなり……刻也が奔走して、ある真実を見つけてましたが、真相ではない辺りが彼だよなぁ。

気が付けるけど、抜けてる。「探偵には向かないねぇ」という評価はまさしくその通り。

 

あらすじは第三章の「夢」がメイン。

恋人を失くした少女が入手した『香炉』と、彼女が見る夢について。

刻也も気にして少し関わってましたけど。

どちらを選ぶのかって言うのは、中々に難しい問題ですよねぇ。夢は夢と割り切れたら、どれだけいいか。現実が非情ですからねぇ。

 

今回も四章は咲と刻也の交流の話でしたが。

二人がメインと言う意味では二章の「人形」も中々良かった。『アンティーク』の逸話の方も、相変わらずビターで雰囲気遭って良し。

四章で呪われてしまい、重ならない時間で生活する事となった二人が、呪いを解こうとするんですが……もどかしいなぁ、もう。

都和子さんが終始ニヤニヤしてたんだろうなぁというのも想像できる。