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「生きているなら、探します。それが一番、僕にとって大事なことですから」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。                                                          

2巻とほぼ同じ時間軸。1巻で登場した、弓と心弥達が何をしていたのかが描かれる話。

メインとなるのは、心弥ですね。彼の持つ「感情が色で把握できる」異能。

それ齎したグランレイスという画家と、隠されていた神群「虹の屍・オルタフ」。

 

そして満月のフェルディナンと呼ばれる、変身能力を持つ神群関係者。

フェルディナンの思惑で二人が――特に心弥が翻弄されることとなるエピソードです。

絵に飲み込まれてしまった弓を助けるため、心弥はグランレイスの作った『画廊』を探索しますが。

 

フェルディナンの暗躍を知ってると、引き返してーと止めたくなる。

……けど、事情を知っていたとしても、弓が絡んでいたら止まらなかっただろうなぁ、と納得もしてしまうので難しい。

 

不老の夢路さんの背にあるナニカの事とかも、少し分かりましたけど。

今回の一件で、一番癪なのは星詠みエスハが、全ての事情を知っていてなお道化の振る舞いをしているフェルディナンを放置していたことですよね。

常日頃からこんな言動してれば、そりゃあ嫌われるわ……。

フェルディナンは心弥を振り回したけど、最後には筋を通したので、微妙に嫌いになれない部分もある。

 

パラサイトムーンには、いくつもの神群と異能が出てきますが。

一番好きなのが、グランレイス関係ですねー。『画廊』が好きなんですよ。一人の想像力によって作り上げられた、広大な空間と言うシチュエーションが美味しい。

後の巻で『画廊』を活用する場面とかも気に入ってて、そこは記憶に残ってたので読み返しついでに感想を書いてます。

 

電子版あとがきで触れられた、「四巻で扉絵が重複していた」失敗。

一応紙でも読んだはずなのに、その辺りはすっかり覚えてないですね……電子書籍化にあたって修正が入ったそうなので、おめでとうございます。

あとがきだと「グランレイスと心弥につながりはありません」以降の下りとかが結構好き。