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「……あなたの意見なんか関係ない。この際、由姫の意志もどうだっていい。

ぼくが助けたいから助けるだけです。自分勝手でもなんでも――もし由姫が、それを嫌がるって言うなら、助けた後で、いくらでも愚痴を聞くつもりです」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

死んだはずの甲院派のトップ、甲院薫が復活した。

キャラバンに属していた甲院派の関係者にも、薫に合流する者が居て。

この機会に膿を出そうと、派閥を再度潰そうとする流れが出来上がっていた。

 

しかしそれは、真砂たちには受け入れがたいものだった。

甲院薫は復活に際して、実験室の仲間である由姫の身体を乗っ取っており……キャラバンは、危険分子を潰すためなら少女一人くらい見殺しにすると知っていたから。

そもそもが、特定の組織の実験によって異能を持たされた子ども達なわけで。ほとんどが、組織をあまり信用していない、なんて地の文のお墨付きまでありましたけど。

 

組織として、危険な相手への対処がそうなるという事実は理解している。

その上で。仲間を見捨てることは出来ないと、真砂はファウナ達と一緒に由姫を助ける為に行動を開始して。

いやぁ、ハラハラしますね! 真砂たちの行動原理も分かりますが、敵は老獪で経験豊富な格上なわけで。

 

由姫助ける為に、誰か欠けたら意味ないから頑張って生存してくれ、の気持ちで読んでました。迷宮神群、タイミングによっては容赦ないですからね……

子どもたちだけで敵陣に突っ込んだ時は、生きた心地がしませんでしたよ。

星詠みエスハ、本当にろくでもないというか。いろんな人に嫌われているというのも頷ける話ですね……