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「……よし。クレアは俺と一緒に来てくれ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

ブロスペクト一派は着実に集結しており、キャラバンの方は方針が定まらない状態。

夢路が交渉に立っていましたが……かつての仇敵だったということもあってか、決裂。選択肢は「降伏」か「戦闘開始」だけとか、皇帝もおっかないこと言うね。

 

……だからこそ、キャラバンと敵対していたんだろうという納得がある。

まぁ、キャラバンも内部で争いの在る不安定な船ではありますけど、ブロスペクト一派よりはマシに見えてくるから不思議。

というか皇帝の関わっていた迷宮神群「船乗りリュティエ」。どんな航路を辿ればそんな能力を発現するんだってくらいの爆弾でしたね……

 

そのまま皇帝たちに身柄を押さえられそうになった玲音たちでしたが。

星詠みエスハが与えた加護が、今回は上手く作用して脱出に成功。

妹が覚醒して敵に回っている事や、玲音に宿っているのが「記録者」という状況を左右する石であるために、逃げる選択肢はなく。

状況を動かすために、色々と行動を開始してはいるんですが。

 

敵側に、殺傷を躊躇わない「将軍」とかが居る関係で、常にハラハラしてました。

玲音の妹が「女王」であるために、命は保証されるだろうけど。他にどれだけ被害が出るかは読めない状況が続くので。

羽矢田さんは中間管理職感があって、なんというかご愁傷様みたいな気分にもなる。

 

懐かしいキャラシリーズで真砂の名前が出たり、由姫や冬華が出てきたりして、新規ではいった人はキャラが多くて混乱しそうだなーとかちょっと思った。

『パラサイトムーン』読んでると、ある程度把握できてるのでその辺りは楽なんですが。

前シリーズ併せて好きな世界観なので読んでほしいですね。うん。両方読めば解決!!(力技)。

巻末にある「くろとらくんのQ&Aコーナー」といい、本編でギャラの為に玲音連れて行こうとしたり、くろとらくんがキャラ立ってて好きだなー。