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「強い力がないから、何もできない――だから何もしないってのは、なんか違うと思うんだよ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

シリーズの区切りとなる巻。リコルドリクと記録者を巡る対立。

巻き込まれた妹や友人を救うべく、玲音は奔走していましたが……

記録者である玲音は捕まり、リコルドリクは敵の掌中にあって。

絶体絶命の状況で、将軍相手に交渉を提案できるあたり、結構肝が太いというか。勝負勘は強い方なのかなーという感じ。

 

出番がないかと思っていた、ネイや法章まで登場してくれたのは嬉しかったですねー。

特に法章。体の問題があるので、そもそも生きているのか不安ではありましたが。

ある裏切り者の残した研究。開発者たちも予想していなかった副作用によって、体調が安定するようになったとかで。

毒も薬も、扱い方次第だよなぁ、という感じがしますね。

 

……皇帝一派はあまりにも過激で、キャラバンの非戦闘員だろうと幹部だろうと標的にしてましたが。劇物だからって遠ざけても解決しない辺りが、実に厄介です。

迷宮神群がらみの案件に、星詠みエスハはもちろん満月のフェルディナンが関与してこないわけもなく。

思った以上に関わってたな、というか。「事態をかき回す問題児」扱いされてるのも、むべなるかな。

 

玲音は、本人も自覚してますが甘い部分が多くて。

それでも結果的に良い方向に繋がっているから、実に主人公していますよね。

これで友人相手にあまりにもあけっぴろげに欲望を晒す癖さえなければ、もっとモテてた気もする。……近くにクレアが居る以上無理か。

玲音の真意を聞いて、パントマイム(亜里亜談)してたクレアは可愛かったです。なかなかのポンコツ娘で、癒し枠な感じがして好き。

 

皇帝一派が大分優勢な雰囲気だったので、目次で「終章」が乗っていた時、どう収拾付けるのかと思いましたが。

宝石箱の封印を解いた皓月が報いを受けたり、大凡収まるべきところに収まった感じでしょうか。色々と、危ういものも残ってそうでしたけど。

最後に明かされたくろとらくん真実にびっくりした。そう言えば確かに出てなかったけど!!