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「低燃費高出力。最小限の努力で最大限の成果を。無理せず、できるだけ本気を出さずにこの世界で普通に生き残ること、だ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

なろう書籍化作品で、集団転移モノではありますが、主人公は早々に離脱して個人行動を始めます。

ブラックバイトの経験から、王様たちの言動に胡散くささを感じて、情報をもっと出せと突きまくったら追い出される羽目になったんですが。

 

引き留めに来た学生もボンクラというか、詰めが甘いので実際組むのも危うい状況だったから、早々に逃げ出せたのはラッキー。

その後、運よく情報を提供してくれる存在と遭遇して、少女を助けたりして旅の同行者が増えたりしてましたが。

 

ナギが街に出てから遭遇したトラブル、自分から踏み込んでいった案件なので、そこはちょっと意外と言うか。

いや、てっきり王様側から刺客でも送られてくるかなーとちょっと思ったんですが、そんなことはなかった。情報が無い状態で1人放り出せば、追い込まれて助けを求めてくるとかそういう算段だったんだろうか。

 

異世界に来た際に獲得したスキルは、自分と奴隷のスキルの効果を組み替えて新しくするもので。

スキル使うと、身体を実際に撫でまわしているような感覚になったりして、奴隷少女が甘い声を漏らすシーンとかもあります。

ユニークスキルを使ってる重要シーンだとは思うんですが、主人公が再構築する度に喘ぐことになるので、段々くどく感じてくるな……。

 

道中で宗教勢力と接触して、結果的にまた奴隷を増やしていましたが。

異種族差別が根付いて居たり、大分歪んでいるといるというか。大分生きにくそうな世界だなぁ、とは感じます。

さてはて、ナギは目的通り「普通」に生きられるのやら。……既に無理そう。