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「エルメロイの君主として誓う」

「私の持つ聖遺物を 今の約束に賭けよう」

 

イゼルマの森で起きた魔術戦。

アトラム・ガリアスタとエルメロイ教室のみならず、蒼崎橙子まで乱入してくる混沌とした状況に。

さらには、ロード・バリュエレータは帰ろうとするし、白銀姫は彼の尾を告発するしで思惑が入り乱れてる感じがして楽しいですねー。……見ている分には。

 

探偵役として解決に奔走しているⅡ世は本当にお疲れ様です。

推理を聞かせてくれるんだろ、って問いに「推測です なにしろ理はない」と自分の意見を主張してる所とか。自分の大切なモノを賭けのテーブルに乗せてくる胆力とか。

後は巻頭、カラーで描かれていたグレイと交わした過去の会話。「人は成長できるのか」の持論だとか、エルメロイⅡ世の、不器用ながらそれでも前に進もうとする心意気が細部から感じられて好き。

 

解決編のパート、聖遺物の話が出た後、「とある英霊」の話がバッサリ切られていたり、テンポを少しでも良くしようと苦慮したように感じた。

……ここまで読んでればみんな知ってるよね、という信頼なのかもしれませんが。

Ⅱ世が謎を解き明かし、犯人の一人が仕込みを発動した所で終了。冠位人形師の罠にかかるんですが、その対処については次回。