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「終わりにしよう 無惨」

 

無惨を地上に引きずりだしたものの夜明けは遠く、柱達の奮闘も続くことに。

しかしまぁ、上弦の鬼たちは血鬼術を駆使して戦ってきたのに、無惨様といったら腕を何本も生やして振り回すという力技でごり押しして来るんだから、中々見ないタイプのボスですよね……

産屋敷邸で使った黒血枳棘はどうしたんですか。

まぁ腕に口が付いてて吸い込みで体勢を崩してくるとか、いやらしい手には長けてましたが。

 

蛇柱さんの過去回想が悲しい。

本誌で追っていた時、蛇柱さんのエピソード挟む余地ある? って疑問を抱きながら読んでたので、短く挿入してきたのは演出が上手いなぁーと思いました。

富岡さんが「最期まで水柱として恥じぬ戦いを!!」と決意してるのはいいですね。それを炭治郎みたいに口に出していたら、柱仲間からの印象も違っていた事でしょう。

……錆兎のことこじらせていたから無理か。

 

水・風・岩・蛇・恋の生き残っている5人の柱が協力し。

毒による不調を、愈史郎が猫を使った支援で直して。

上弦の弐を倒した時もそうですけど、人と鬼とが協力して戦っている展開が熱い。

赫刀への回答とか、それでよかったんだみたいな部分もありますが、これまでにまかれていた情報全部を纏めて繋げて行ってるんですよね。

 

……繋ぐと言えば、縁壱の残したモノが色々と大きすぎるわけですが。

日の呼吸の事。炭吉達に語っていてくれたから、炭治郎はそれを垣間見ることができた。細胞の記憶で通していくの強いわ……

これだけの事をしておいて、自分たちの後に続く者がいずれ現れるみたいなスタンスだったんだからそれは兄上もたまらないというか。炎柱の心が折れるのも察するに余りある。

珠世と縁壱が居なかったら、無惨をここまで追い込めなかったと思うと二人とも功績が凄すぎる。