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「「負けイベント」でもねぇのに諦める?」

「未攻略のゲームで手を抜くなんて」

「ナンセンスだろ!!」

 

週刊連載だとコミックペースが早いな……あっという間に発売となった2巻。

しかしイラストが付くと、「鳥面半裸マーキングと首輪付き~喋る兎を添えて~」は反則的な画だな……インパクトしかない。

喋る兎が可愛いからって話しかけた初心者二人は、素直に凄い。

 

まぁゲームだから、変わった装備の人もいるだろうと割り切れる部分ではあるか。その後、盗撮してアップしてしまったのはいただけませんけど。

ただ、掲示板回の演出は上手くて、流れるように多くのプレイヤーが連れてるのが面白かった。

「喋る兎」を連れた、リュカオーンの呪い持ち。そりゃ、未だ一人も最強種を倒せてない状況だったら注目されるよなぁ、という感じ。

 

エムルと言う強力なサポーターを得て、フィールドボスを超えて次の街へ。

そこでPKを含む上位プレイヤーに追いつかれて戦闘に。ペンシルゴンがとても楽しそうで何よりですね……。

鉛筆王朝とか、見ている分には楽しそうだけど巻き込まれたくはない。

最大火力が連れて「会いに来て良かった」してる場面、本当に生き生きとしてましたしね……。

その前の、「全然見つからないですぅ」してるヒロインちゃんも可愛かったです。コミカライズして良かったぁ。

ヴォ―パルコロッセオの「パラサイトテンタクル」の初出時のコマがコミカルで笑えて好き。楽しいコマが多いので永遠に語れそうですね……。

 

巻末には描き下ろしの「敗北者は明日を恐れない」。

原作でも登場している、VRアイドル笹原エイトがリアルで知人と飲み会をする愚痴イベント。まぁ、実利あるゲームイベントと被ったのはしゃーない。

飲み会回楽しかったので、たまに出て欲しいな。

 

エキスパンションパス付属小説の方は、「巨人殺しの第一筆」。

ルビはビギニング・ペンシルということで、そのままアーサー・ペンシルゴンのシャンフロデビューと、PKスタートした下りの話ですね。

PKクラン「阿修羅会」を結成する流れと、それに敵対するプレイヤーも盛り込まれていて満足度の高い短編でした。