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「……ふぅ、まっ、そうか、お前は自分の意志で旅を止めたんだな」

「きっかけはアレスだったとしても、旅を止めると決めたのは俺の意志だ」

 

WEB未読。BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、1231日まで。

……もう終わってるじゃないか……。31日に滑り込みで読み終わったので……。

読み放題活用するのはいいけど、攻めて期間中に感想は上げようね、はい。

 

本編の話。

遺跡を攻略し、飛行艇を得た勇者ルーティ。彼女は、デーモンから齎された薬にある活路を見いだして一路ゾルダンへ。

大きな事件が起きて、B級冒険者アルベールも消息不明。戦力不足に喘ぐ町は、事件解決に協力したビュウイを新たなB級として旗頭に据える事を決定していましたが。

……それが黒幕なんだよなぁ。順調に蝕まれているというか。手札が足りないと、あっちこっちにガタが来ますね……。

 

勿論ゾルダンにはレッドとリットの二人も家。

冬の寒さに備えて、リットの故郷で使われていた懐炉を再現してみたり。順調に名前を広げていっている模様。

ルーティたちも偽名を使って忍ぼうとはしていましたが。最終的には鉢合わせして。

 

まぁ、すれ違って別行動していただけで中の良い兄妹ですから、微笑ましくて良かったと思います。

ティセが勇者の友人となって、彼女の顔色読めるようになったりする進展もあって、少しほっとしました。

……勇者の加護と、その衝動。ルーティが悪魔の加護を求めた理由なんかを想うと、気が重くなりますけど。

 

そして、勇者自身が居なくなったとあっては、アレス達も黙っているわけはなく。

手を尽くして迅速に追跡をしてきていましたが……随分とまぁ、荒っぽい手口を使うな。アレで賢者って言ってるんだから失笑モノというか。加護に踊らされている道化に見えて仕方がない。

レッド達と勇者一行、そしてシサンダンの思惑が入り乱れて、爆発寸前……という所で引き。読み放題期間に対象となっていたのは3巻までだったので、見せ方が上手いなぁと思いました。懐具合と相談して買って行こうかなぁ……ひとまずなろう版でも読むか……。