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「強くなろう。世にいる誰よりも、ここにいる誰よりも――あの怪物よりも。私達には、それが出来る時間があるのだから」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

アルマを加えて4人で人間の国へと旅をすることになった一行。

タリスベルグの心配はあるものの、チェスターが気にかけてくれるならある程度は安心していいのでしょうかね。

 

目的はいつもの武者修行の他に、スラヴァの師匠であるイワオの墓参り。……スラヴァ自身の墓参りもそれに加わってましたけど。

転生モノで自分の墓を参るのは、あまり見ない展開ですかね? 異世界転生多いし。同世界であっても、数百年~千年単位で時間たってて元の国滅んでる展開とかあるし。

 

長寿故にエルフたちの時間間隔が狂ってるせいで実感がありませんでしたが、街や景観の面影が消えるほどの時間が過ぎているんだよなぁ、というのはちょっと寂しさもあるな。

墓参りに行ったらゼツロが来て、それは結構あっさり撃退していましたけど。

スラヴァ、アルマ以外の弟子も取ってたんですねぇ。で、その破門された弟子がまだ幼いとはいえスラヴァ達を圧倒する実力を持つに至ってたのも意外ではありました。

 

これまでのスラヴァ、大体自分の必殺技の反動ダメージ喰らってる印象の方が強いからなぁ。追い込まれてたのには素直に驚き。

まぁ、いつまでも「桜花」に「試製」の文字つけてるのも何ですし、スラヴァを磨くに足る敵が現れたとみるべきなのかな。ゼツロに近い雰囲気で、なんかパッとしないように思えるのは残念ですが。一度劣勢になったら、虚勢もはれなくなるタイプと見た。