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「たしかに名誉なことだと思うよ。……けど、名誉なことでも、大変なことに変わりはないんじゃないか? むしろ、大変な役だからこそ、名誉が与えられるんだと思う。大変だと思うことが悪いわけじゃない」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

神学校に通い始めたカナメ。宗教の関連施設ではあるものの、戦闘訓練や経営学の授業の授業なんかもあるようで。

まぁ、この世界の情勢とか考えると戦闘力があって困る事ないだろうし、施設を運営する以上経営の観点は必要になるのは間違いないか。

 

そうやって授業を受けて、級友と親交を深めたりそれぞれに進路を定めたりしています。

カナメが微妙に距離があったシュミットと「評価を下げられないために、手を組もう」なんて取引をしてるのは彼らしいかな、と思いましたが。

その前の場面であった、キャロを抱きかかえながら不満そうにしているミュスカのイラストが可愛かったです。堀泉インコ先生の絵、好きだなぁ。

 

冒険者になって王都までカナメを追ってきたクルネは強い。

腕利きの仲間を手、討伐実績を上げたりもしてましたしね。それで目を付けられて、厄介な調査依頼を持ち込まれて、それにカナメが巻き込まれたりなんかもしてましたけど。

カナメの運勢、両極端だよなぁとは思う。

麗しい女性陣と仲良くなったり、初期にリカルドと出会ったりと人の縁に関しては、概ね良好だけれど事件には巻き込まれがちだよなぁ……。さすが主人公。

口絵でばれてるんで言っちゃうと、今回はついに地位のある相手へと「転職能力」の事を打ち明けるシーンが入ってて、これから状況が動いていくんだろうなぁ、という所で引き。