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「――辺境に神殿を建立したいという君の志は、今も変わっていないかね?」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

警備を集中させるために、「転職の神子」であることを公開することになったカナメ。

最も、大衆に交付するのではなく関係者に向けて明かすという形にはなっていましたが。

それはつまりある程度の権力があれば探れるということにもなって……貴族のパーティーなんかにも招かれるように。

そこでジョブ持ちに襲撃を受けたりもしてましたが、護衛もいるしカナメ自身も自己転職で短時間なら戦闘をこなせるしで刺客の方が分が悪かったですね。合掌。

 

そんな日々を過ごす中で、ついにカナメをこの世界に呼び込んだ魔術師・マクシミリアンと対面する事になって。

クルネ達にカナメが異世界からやってきたことがばれる事に。

偏屈な性格してるマクシミリアンは、要が望んだ能力を持っていなかった為興味を失っていましたが。彼の魔術師としての才能自体は確かなようで。

 

ミルティ曰く、その理論を解析することが出来れば、カナメが帰還する事も叶うかもしれないとは言ってましたね。

こちら側の世界で出来た縁と、向こう側に置いてきた縁。どちらかの世界を選べば、片方とは絶縁する事になる。その天秤がどちらに傾くか、と言う話でカナメが決断を迫られるわけですが。……バレたあと、思ったよりも早く結論出したなという気はしますが。

カナメが納得してるなら、良いかなぁと言うスタンスで読んだ。

 

王国と帝国の間で戦闘が勃発したり、かと思えば王都の方でモンスターが溢れかえる事件が起きたりと騒動に事欠かないなこの世界……。

まぁ、今回の件で精力的に動いていた輩の権力を削ぐことには成功していますし、落ち着いてくれればいんですが。