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「うふふ……いけるかも……」

これはという思い付きを形にするのは、たまらなく楽しい。

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

期間限定の追加タイトルで、531日まで。

 

相変わらずの交流を続けているダリヤとヴォルフ。

周囲が色々と気を遣ってはいるようです。そもそもダリヤ、婚約破棄からまだ1か月程度ですからね……。

ただ、五本指靴下と乾燥中敷き、泡ポンプなどの開発を次々に行い注目を集めていて。3か月は様子を見る慣例になってる見合い話が持ち込まれたりもしてるとか。興味ないからってバッサリ断ってましたが。

どっちも恋に臆病というか、手痛い経験があるから進展が遅いのはそうですけど。外野が外堀を埋めすぎてる感じもありますが……どうなるのやら。

 

ダリヤはヴォルフと交友があるから、口利きしてほしいなんて話まで来たりして。

イヴァーノに甘すぎると指摘を貰ったりすることに。腕は確かながら、商会長としての経験は浅いので、本当に彼がサポートしてくれてて良かったなぁ、と思います。

彼は彼で、夢に向かって突き進むあまり、独断で話を進めようとする嫌いはありますが。ダリヤを守るために必要な対応も含まれているので、一概に悪いとも言えないのが困りもの。

 

ヴォルフの方は、少しずつ兄との関係改善を図っているようですし。

全てが良い方向に進んでくれるといいなぁ、と思います。この作品、トラウマ持ってて悪夢見てる人が多いから、未来が明るいことを祈りでもしないとやってられないんですよ……。

まぁ、今はその希望ある方向に向かってる最中で、そこまで暗くはなりませんけどね。ダリヤは携帯用コンロの改善に励んで、いろいろと試して前進してくのを職人として楽しんでたようですし。概ね平穏な一冊でした。