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「だからこそ、生きていることは素晴らしい」
それが答えだった。
自由を失い、未来を失い、奈落に突き落とされた彼女が、幾夜も続く絶望と、魂を引き裂く後悔を乗り越えた先に、辿り着いた答えだった。


序章で、シンがイーオンの抱えている問題に気がつきます。
イーオンがいつも飲んでいる酒、特別だというそれの正体。
以前ロクノ里で振舞っていたこともありますし、普通の常世ノ酒も飲んでいるんでしょうが・・・
サヨが持ってきてくれている酒。それは、薬酒だった、と。
シンもイーオンの元で、音導士らしく言葉を選んで会話するようになってきたなぁ、と成長が見えているだけに、此処で気がつくのか、と。
まぁ、そういう成長があったからこそ、受け入れられる下地が出来ていたともいえるわけですが。

イーオンが、前回ミサキと『楽土は必要かどうか』という音討議をしてから。
抱え込んでいた悩み、友の死を忘れられない自分の生き様を叫んでから。
ナナノ里の住人達は、イーオンの元に、相談に訪れるようになったとか。
真の楽土を求めるだけの辛く悲しい身の上話を聞かせに来た、というのが正しいんですが。
少しずつ、変化してきている。でも、それら全てを見届けられる程の時間はなく、イーオンは戦いのために、イチノ里へと下りる。

死んだと思っていた友、ヤコウ。ザイオン音導士。
それが、楽土の存在意義を問う、イーオンの最後の音討議の相手だった。
いつか外に行こうと約束していた3人。一人は死に、一人は楽土に縛られ、一人は外へ、敵対する隣国へと渡っていた。
まぁ、それにも色々な巡り合わせというか、事情があったわけですが。

因縁の対決。
一方で、イーオンは友人との別れを済ませたり、覚悟と準備をすませています。
シンに音導士としての字名を与えたりと、着実に話が進んでいっている。
楽土の是非。
イーオンはやっぱり伝説の音導士だなぁ、という感じで。
普段はだいぶ皮肉屋といいますか。堕落した日々送っていますが。
音討議をしているときのイーオンは格好いいなぁ、と思います。