気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(その他ジャンル)

PETITE AMIE

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この永い夜を照らしてくれる誰かをわたしはずっと待っている。

 

HitenさんがC97で頒布されたイラスト集。

今回は、架空のブランドを想定して、ブランド紹介の雑誌風に仕立て上げたそうです。

アイテムの値段とかも書かれていて、確かにファッション誌風。

 

どれも素敵でしたが、「02Cygne Noir」が一番好きですねー。

可愛いというよりは、綺麗といった方が正確かな。

巻末の作者コメントに「寒そう()」って書いてあって、こっちも笑って。

06Accro a Toi」の双子が、衣装が白黒逆になっていて、こういう演出好きだなーと思いながら見てました。

 

ジークレー用のイラストや、E2での描き下ろしも収録されていて満喫しました。

08.託した思い」の和装も素敵。背景の月や燈篭、頭にのせている狐の面とかが、またいい雰囲気を作っていて引き込まれる。

泣け泣け、少女。

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私の方が、好きだったのに。

なんで私じゃないんだろう。

 

おしおさんのC97新刊!

今回はセットも買えてホクホクです。

夏コミでも新刊買わせてもらったんですが、その時はセット売り切れてたんですよね……いやあの東駐車場送りになってたもので……

 

まぁ、愚痴は横に置いておいて。

『失恋文庫』でも表紙を書かれていましたが、泣き顔書くのがお上手と言うか。

イラストの横に数行の描写があって、彼女達がどうして泣いているのかが触れられるわけですが。

短い文章でも、イラストと噛み合って、かなり破壊力がありますね……心が痛い。

 

1011Pの白い服の子とか、1819Pの春の子とかが好きです。

結構季節は雑多ですね。春夏秋冬揃ってるのかな?

2223Pの子とか、表紙の子とかが顕著ですけど、涙を原動力にして、前に進もうとする子も居て、ちょっと元気をもらえたりもしました。

 

セットに入っていたラフブックは表紙の子が可愛くて、アクリルキーホルダーもあったので結構嬉しい。猫いいですよね。実家で飼ってるんですよー。まだ今度撫でに行こう。

作者コメントがありましたが、笑えるくらい銀杏推しだった……

MOROMORO3は、商業イラストとかファンアートとか。「Stories of Eve」のジャケットイラストが好きです。

カレンダー、どこに懸けようか迷っているうちに1月がどんどん過ぎていく……

ラノベ読み合同誌 2010年代推し作品レビュー集

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誰かのオンリーワンが次はあなたのオンリーワンになるかもしれません。

 

ラノベブロガーの夏鎖芽羽さんと、緋悠梨さんが企画・主宰して、38人のラノベ好きが集まり、2010年代のオススメ作品を1つ紹介する合同誌です。

 

参加者は次の方々(掲載順・敬称略)

愛咲優詩、赤の魔導書、秋野ソラ、アナグマ、いちせ、田舎の少年、羽海野渉、軽野鈴、関東隅のラノベ担当、くじら。

gurgur717、K泉ペンキ、小並感的ラノベ評論家、下乳フォークリフト、書三代ガクト、suzuSEMA、たこやき、積読塔のラン、deskyzer

ナカショー、夏鎖芽羽、hisa、緋悠梨、ふじゅ、bun sekidate、保留香フィンラン子、マスクド・ラブコメディ、mayamizunotori

村人、本山らの、山中智省、夕凪真白、ゆきとも、よっち、ラノベの王女様、リィエル。

 

結構自由度が高かったみたいで、ダブりもありましたねー。『冴えない彼女の育てかた』とか。途中に1個コラムもあったので、作品数でいうと多分34個。

私が読んだことあったのは内11作品で、まだまだだなぁという感じ。積読含めても23増えるくらいかなー。何年積んでんだ。
読んでなくても知っているタイトルがほとんどでしたが、いくつか初見のがあったので、その内手を出してみたい。ただ、えぇ、既に積読の山が…(目を逸らす)。いつか、いつかは。

 

野村美月先生のオススメが(ダブり等込で)最多だとか。
最近は刊行が無いですが、どの作品も魅力的ですので是非手に取ってほしいものです。

シリーズ物だけでも『ヒカルが地球にいたころ……』、『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』、『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』、『楽園への清く正しき道程』など。
後ろ二つは駆け足な畳み方してましたが、『吸血鬼~』は演劇部が中心で、作中劇の演出とか好きでした。『楽園への~』もヒロインズが可愛くて楽しかったです。また読み返そうかな。

 
既読作品でいうと、関東隅のラノベ担当さんやsuzuさんが推してた作品が好きですねー。
前者は作者の細音啓さんが好きっていうのもありますけど。
未読作品で気になってるのは、書三代ガクトさん、夏鎖芽羽さんが推してる作品でしょうか。タイトルは知っているものの手を出しそびれてるシリーズ……

もし私が2010年代のオススメを1つだけ上げるとしたら『Unnamed Memory』……と言いたいところですが、コレ新文芸枠だからちょっとズルいか。

文庫で選出するとしたら、『ココロコネクト』シリーズか『飛べない蝶と空の鯱』辺りを挙げた気がします。
絞らなくていいならもっと色々あるんですけどね。そこらへんは、『2010年代ライトノベルBEST 前編』、『2010年代ライトノベルBEST 後編』として各20個ほどピックアップしてるので、お暇だったら見てみてください。

この合同誌もそうですが、新しい魅力的な作品もどんどん生まれていますが。
昔の作品の面白さが損なわれたわけではないんですよね。最近は電子書籍での入手も可能なタイトルが増えてきていますし、振り返りつつ新しい出会いのきっかけになればいいですね。

奇跡のような嘘をあなたと

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「何処であっても」

 

201812月頒布の同人誌。

オスカーとティナーシャが、互いの抱えている荷物を下ろした後出会う話。

呪われた王は青き月の魔女ではなく、沈黙の魔女に会いに行き。

魔女は、別ルートから悲願を果たした。

 

ずっと抱えていた案件が片付いて、もはや「どうやって生を終わらせるか」と、自分の終わりを想像していたティナーシャ。

たまたま酒場に居た所に、魔法士を探していたオスカーが登場して。

二人は協力して遺跡を踏破。戦利品を持ちより、オスカーから提案して、次の約束をした。

正確には、連絡用の魔法具をもらったんですが。

 

それを活用して、二人は冒険をした。そのすべてがきっと輝いていた事でしょう。

詳細が描かれたいくつかのエピソードを見るだけでも、二人が充実しているのが伝わってくる。

ティナーシャも使い魔のリトラに早い段階から楽しそうだと指摘されてましたし、「また呼んでくれるかな」と口にする彼女が可愛い。

互いに、自分の抱えていた難題を解決していたこと。そして、王と魔女と知らずに出会ったこと。それらが上手く作用して、ティナーシャの照れる反応が見られてニヤニヤしてしまった。

「進展の無さが面白くなってきてる自分に気づいて、さすがにまずいと思った」というオスカーが相変わらずでしたけどね。そこを面白く思えるような彼だからこそ、ティナーシャに届いたのでしょうけど。

 

C97の陰の新刊で受けた衝撃が、多少緩和された気分。『灰夢』本編も、幸いの話だと思っていたのに……で、でもこれは最後まで幸福だって書いてあったから……例え試行の1つだったとしても。素敵な時間だったことに、変わりはありません。

Unnamed Memory 零れた灰を嘆くとも

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「……今度は、必ずや」

 

C972019冬コミ)頒布の新刊。陰の新刊だそうです。

こちらがあまりに暗いので、『死骸の森』も執筆されたとか。読み終えてみて、なるほど確かに重かった……と衝撃を受けましたね。

序盤で「え?」ってなって、中盤辛くて、終盤で泣いた。

 

以前同人誌で刊行されていた『灰の見る夢』の、後日譚となるエピソードです。

はオスカーとティナーシャの出会いが違っていたら、というIF1つで。

UM絡みのIFは、同じ結末を辿るとは知っていましたが。それにしたって。

 

今回の感想記事はネタバレ多めになったので、ここから下はご了承の上ご覧ください。



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Unnamed Memory 死骸の森

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「魔女に連れ去られる? え、私たちそんな面倒なことしないですよ」

 

C97(2019年冬コミ)で頒布された短編。

書籍版3巻後のエピソードです。表紙・裏表紙込で36Pとあっさりテイスト。

同時刊行の『零れた灰を嘆くとも』が暗いのであちらを陰の新刊、こちらの陽の新刊とする予定だったとか。

……いや、『死骸の森』なんてタイトルですから、まぁ死体が出たりして暗めではあるんですけど。事件自体はさくっと解決してるのでご安心ください。ちょっと魔女の情報がでて情緒揺さぶられるだけです。

 

ファルサス南部の海岸に挙がった不審な死体。

それは、ファルサスに属する魔法士だった。とはいえ、宮廷魔法士ではなく、地方領主のお抱えだったようですが。

折よくオスカーの下に宴席の招待状が届いたので、顔を出すついでに調査を始めて。

割と片手間であっさり解決するのが、この二人だよなぁ、という感じですね。

「彼女がいると大半の神秘は力技ではぎとられてしまう」って一文がありましたが、まさしくその通りと言いますか。

 

王と魔女がそれぞれに蓄えた知恵。

それに万能とも思える魔女の力と、王の発想が合わされば、解決できない案件の方が少ないですよねー。

 

個人的に今回の見どころは、3巻後の話なので2人が結婚しているわけですが。

「魔女」が同行していると伏せる為に、ティナーシャが外見を伏せていて。

それでも惹かれる見る目のある青年が居て、彼女に近づいた……ところに間髪入れずにオスカーが来た場面ですね。冒頭も冒頭!

いやでもだって、外見変えても人を惹くティナーシャが素敵だし、彼女が退席した後を青年が追ったのに即座に気付いたってことは歓談しながらもオスカーが彼女を意識し続けていたってことで、尊いなぁと。満喫しました。

アム本

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「お帰りなさい あなたの帰還を 風も空も喜んでいます」

 

うえじさんによる、メギド72の同人誌。

アムドゥスキアスをメインに据えた一冊。

COMICCITY東京143(魔宴狂騒)で初回頒布。魔宴には行けなかったんですが、冬コミでゲットー。大変楽しかったです。

 

アジト内で他のメギドと交流している姿に和みます。

「身長差」からの「バスケ」に笑ったし、「もどかしい」は本当もどかしくて画面済でうずうずしてたマルコシアスに共感した。

最後のブエルの大ゴマ一つが特に可愛かったですが、どの場面でもアムドゥスキアスが楽しそうで、温かい気持ちになります。
……いやまぁ、あの翼ににじり寄る猫とかジズとかいて、大変そうなのもありましたけど。マルファスを適度に盾にしよう。

 

ゲーム本編の6章で惹かれて、その次の指名チケットでお呼びしたんですよねぇ。

お手軽スキルバリアは強い。アジトに来てからはまだ短いですが、イチオシキャラの一人。本編で失った記憶の掘り下げが来たら私は死ぬ。

まえがきに「幸せになってくれ」とありましたが、本当にそう思います。

多美丘

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流行りもののタピオカをテーマにした合同誌。

文フリ当日、現地で思い立って購入したため、中身を知らず読み始めたら、中々変わり種が多くて驚きました。

こういう変化球たくさんの構成があるのも中々楽しい。最初読んだ時、ジェットコースターかな? とか思いましたけど。

 

あと、あまり流行りに敏感な性質ではなくて、タピオカ系飲料飲んだことなかったんですよね。タピオカ合同を買ったからには、とりあえず飲んでみようと文フリ会場の飲食スペースで売ってたタピオカを購入して飲みました。

うん、まぁ嫌いじゃなかったですけど。殊更にリピートしようってほどは好きでもない按配。

 

作品ごとの感想は下記。

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斜線堂有紀VS打倒斜線堂有紀

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1124日開催の東京文フリで頒布された、コピー本。

68Pもありますけど。「友」・「レンズ」・「夜」で三題話を、大宮コウさんと斜線堂有紀さんがそれぞれ執筆されてます。大宮コウさん、カッコ書きでメインが打倒斜線堂有紀になっておられますが。

 

・『最後の写真』打倒斜線堂有紀(大宮コウ)

「ただ、やることは決まってるよ」

『……そうか、まあしたいようにしろよ』

 

友人に勧められ、SNSに写真を投稿し続ける男『メガネ』。

こだわりがあるわけではなく、あくまで素人の写真で、たまにうまく取れたものをアップしている。

それを続けていたら、なぜかフォロワーが増えた。と言っても、百にも届かない程度でしたが。それでも過分だと感じていた所に、フォロワーの一人から、「私の写真を撮ってください」と依頼されて……

生きるのが下手な男女の、交流の物語。

 

泣くべき時に泣けるのって、ある種の才能ですよ。と言い切ってしまうと、ちょっと語弊がありますが。

20数年生きてると、何度か葬式に参列した経験もありますが。あまり泣いた覚えがないですね……自分よりもっと親しかった人々が、悲嘆に暮れている姿を見ると、自分が泣くのは烏滸がましいとか感じてしまって涙が引っ込む。

でも、涙は悲しみの象徴のように思えますが、全てではないんですよね。泣かずとも悲しむことは出来る。そして、仮に悲しまなかったとしても。別れを惜しむことは、できると信じたい。そんな気分になる話でした。

 

・『適性の適正の静的な性的、あるいは鬼村幸奈の物語』斜線堂有紀

予め言っておこう。これは木村友佳が鬼村幸奈を監視していた一年半の物語だ。

二人の関係は動くこともなく、この物語に納得のいくものは存在し得ない。

 

SNSに投稿される、エログロなどの不適切な投稿。

新設された当初、大量に投下したそれに悩んだ運営がとった方法が、AIと人間の同時起用。AIがチェックしてきた「不適切の可能性がある」モノを確認し、投稿やアカウントを削除したりするコンテンツモデレーターという仕事。

2割くらいはまちがってピックアップされたものらしいですが。8割は不適切投稿なわけで。辞めていく人も珍しくはない。

 

そこで働く木村友佳は、不適切動画の中に、かつての級友である鬼村幸奈の姿を見つけた。

動画は削除したが、アカウント自体には手を出さなかった。職務不履行だと分かっていて、それ以降も投稿される動画を、最後まで、見る事となった。

一時同じ時間を過ごした、女2人の、その後決して交わらなかった道のお話です。

 

何を言ったものだろう。どんな言葉を紡いだ所で、日暮のようにきっと木村を怒らせてしまうだろうな、と思う。

彼女が抱えていたものは、彼女にしかわからない。不理解と、後悔と、感傷の話です。

 

本筋とは関係ないですが、意識してキャラの名前を似せて来てますよね。木村と鬼村の他に、器村もいますし。辞めた新人と、その後とった新人の名前の読みが同じですし。

描かれていたのはAIでは判別できない部分を、人間がチェックしているという仕事ですが。

それをするのは、決して「私」や「アナタ」じゃなくても良いと突き付けられるようで、人間もあくまで部品に過ぎないと見せつけられたようでちょっと鳥肌たった。

 

巻末にある寄せ書きが笑えた。

斜線堂有紀さんの方は、架空の友達と架空のスティーブン・キングに囲まれてるし、大宮コウさんの方はTwitterで募ったコメントが載っている。カオス。

寄せ書きには毒が塗ってあるし、『打倒斜線堂有紀』買った人燃やすしかない発言もTwitterで見たので、このままでは命が危ういかもしれな……おや、こんな時間に誰か(略)

後輩と匂い合同

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タイトル通り「後輩と匂い」をテーマにした合同誌。

著者は大宮コウ、雨宮和希、音無蓮、霞弥佳、さちはら一紗、たにみつ、二宮酒匂、林きつね、針手凡一、藤崎珠里、鰤/牙、笑うヤカン。

イラスト参加は、炒芽もやし、えだまめ、さちはら、鈴鹿乃ぽん、ハリんぼて、二宮酒匂、緋狩、みかみ、ゆぞうに。

奥付参照・敬称略での紹介となりましたが、20人近く参加してて、作品も結構風味が違ってて楽しかったです。なんというか性癖でぶん殴られてる感じがした。

 

炒芽もやし、えだまめ、鈴鹿乃ぽん、ハリんぼて、ゆぞうに(敬称略)の5名は巻頭カラーイラストのみの参加。表紙にもなっているゆぞうにさんのイラストが好き。裏表紙の座ってる画も可愛い。

あと、後輩絵で人気の炒芽もやしさんはいつもの、不憫後輩と先輩の絵で、金髪後輩も描かれていて……絵は素敵で好きですが、どうしてこういうことするの……? みたいな不憫さは増した。
いやまぁ、私も黒髪後輩のこと「不憫後輩」とか呼んでるので、こう、まったく人の事は言えないんですけど。

えだまめさんは、巻頭だと絵だまめになってるのは誤字だろうか。ケーキを前にしている後輩が可愛いです。
(17:30追記。扉絵とあとがき・奥付の表記が違ってて気になったんですが、絵だまめさんが正しいらしいです。…元々表記ゆれててアカウント名変わってるとか)
ハリんぼてさんのイラストは、スク水後輩が真ん中にどん!と居てシンプルに強い。水着だとつい海とかのイメージで青連想しますけど、緑背景なのが新鮮。
鈴鹿乃ぽんさんのイラストは、ショーケースの前に居る2人。右側の子が好きですねー。背景も書き込まれてて想像が膨らむ感じ。
文章と絵の両方で参加してる人が何人かいて、多芸さに慄いてる。凄い……


小説各作品の感想を書きました。続きは下記。

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