気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

感想(女性向けライトノベル)

ルべリア王国物語2~従弟の尻拭いをさせられる羽目になった~

ico_grade6_3h

「さっきの言葉……嬉しく思う」

「え?」

「ちゃんと覚えておく。君の言葉も」

 

エリナとアルヴィスの距離が近づいていく中で、建国祭が開催されることとなって。

王太子となったアルヴィスが女神との契約を交わしたことは他国にも知られており、それによって例年とは違う賓客がやってくることに。

帝国の皇太子に連れられたアルヴィスとは違う神から祝福を貰った令嬢、宗教国家スーベニア聖国の女王、友好国ではあるが何やら企んでいる隣国マラーナの王子と王女。

 

帝国の皇太子も研究者気質で、熱が入るとちょっと反応に困る部分はありますが。綺麗な顔が好きだと言い、腹芸も出来ない契約者のテルミナを上手くあやしつつ、直球でアルヴィスと向き合ってくれるところはポイント高いかなー。

……他の2組が、色々と厄介な話を持ってきてくれたから相対的に評価が向上している部分はある。

 

特にマラーナの方は、アルヴィスに怪しいもの盛ろうとして来たり、勘違いした言動が多いので頭が痛いというか。

前王太子と仲良くなれたんじゃないですかね、とか言いたくなるな。

でも、そうやってちょっかいを出して来た相手が居たから、アルヴィスがエレナを庇いに行くイベント発生したり、率先して動いてしまうアルヴィスに「王は人を動かすのが役目」と先達から諭されたりして、彼も改めて王太子と言う立場を受け入れて、覚悟決まったようなので良かった。

ルベリア王国物語1~従弟の尻拭いをさせられる羽目になった~

ico_grade6_3h

「アルヴィス、でん――」

「殿下は要らない」

「……アル、ヴィス様」

 

WEB、途中まで読んでるんですよね。一回切り良いところまで読んだあと、結構更新されてたハズなのでぼちぼち読もうかなぁ。

王弟の子、公爵家次男として生まれたアルヴィスは、近衛隊の一隊士として王城に務めていた。しかしある日突然王に呼び出され……。

身分の低い令嬢に誑かされた王太子がパーティーで公爵令嬢との婚約破棄を宣言し、それによって生じた混乱の責任を取らせるため廃嫡する事になったという話を聞かされます。

婚約者であったエリナ嬢に瑕疵はないため、王太子妃という立場は保証されなくてはならない。そこで、次代の王太子としてのお鉢が回ってきたのがアルヴィスだった、と。

 

サブタイトルで「尻拭いをさせられる羽目になった」と書いてある通り、婚約破棄モノの後始末を付けることになった人物を描いた話ですね。

王太子を唆した令嬢はこの世界の知識を持った転生者だし、攻略対象の男子に粉かけまくったせいで、あちこち飛び火したりと王家への信頼は揺らいでしまったようで。

アルヴィスは、これまで守る側だった立ち位置が守る側になった上、想像もしていなかった王太子としての重荷を背負わされることになって、困惑するばかり。

それでも責任感の強い正確なのもあって、王太子としての役割を全うしようとする辺り偉いんですが……。彼と親しい人達が、色々と背負い過ぎている彼の事を心配するのも分かるなぁ、と言ったところ。

 

エリナ嬢も、前王太子との婚約破棄があった直後の婚約と言う事で、最初は距離を測りかねていたようですが。

それでも、前と同じ失敗はしたくないと。政略前提の婚約ではあるけれど、その中で想いを育んでいきたいと思ってくれたのは良かったですね。

アルヴィスも不足があるためどうしても公務優先になってしまうけど、それでもエリナを大切にしようとする気持ちはあるみたいなので、幸せになってほしいものですが。

女神からの祝福貰ってしまったのが、面倒事のタネになりそうな予感しかしないのが困りもの。

弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった

ico_grade6_3

「少々予言よりも早いか? しかしいよいよ舞台も役者も調った。ピア、私がポッと出の男爵令嬢風情に惑わされる男かどうか、高みの見物をしていればいい」

 

乙女ゲームの悪役令嬢ピアに転生した主人公。

ゲーム自体はヒロイン1人に攻略対象の男子5人が居るみたいですが、メインで1人を攻略しても残り4人はヒロインに心酔してるため、それぞれの婚約者を振った上で国外通報するエンドになるっていう、いっそ清々しさすら感じそうな逆ハーレムモノだそうで。

主人公は、ゲーム本編開始前の幼少期にそれらの記憶を取り戻したんですが……前世の彼女もまた、恋人に手ひどく振られた傷心の女性で。

 

再び愛した相手に振られるなんて耐えられない、と婚約を破棄してもらいたいと相手に申し出ることに。

でもそんな明け透けな物言いに婚約者のルーファスは撃ち抜かれ、どうしてそんなことを言い出したのか追求してくることに。

結局隠しきれずに主人公は事情を打ち明けて、彼女の前世知識は神々に刷り込まれた予言として婚約者に理解されることになります。

 

ルーファスはそんな未来が訪れないように万全の策を講じるから、それが果たされた暁には婚約しようという賭けを持ち掛けてきます。

前世で研究者をしていて、今世も知を重んじる家系に生まれたピアの興味を引く題材を餌にしっかり賭けに乗せたルーファスはお見事。まぁこれはピアが割とチョロイってのもありますけど。

 

貴族的な謀略はさっぱり苦手な彼女は多くの人々を魅了します。前世の知識を基にした研究――地質学的な学問はこの世界では発展しておらず、先進的って事でかなりの価値を認められて、ピアは博士として認められる功績を挙げたりもしてるんですが。

その辺り本人は自分の好きなことをやり続けてるだけで、あまり意識してない感じ。

 

年月が経ち婚約者との関係も良好だったけれど、ゲームヒロインが学院に入学してきた事で、他の攻略対象達の様子がどんどん変わっていって。

元々不安定な面があるピアでしたが、ヒロインを目撃したりすると更に不安が加速して。そんな彼女を守ろうとルーファスが手を尽くして、ゲームヒロインの策略にはまらずにピアへの愛を貫いてくれたのは良かった。

 

まぁピア第一主義だったのもありますけど、彼なりに他の人も救える範囲では救っていて、国王へも意見を上奏していたそうですし、その上で暴走した輩が出たのはもう致し方ないのではって感じ。

 

「私は約束を果たしただろう?」って、ゲームヒロインが婚約破棄するイベントシーンを、ピアたちが眺めるところがプロローグなので、結末は分かっていて安心して読める作品ですね。キャラの口調があちこち説明くさいとかはありますが、その辺りは好みかなぁ。私はちょっと苦手。

異世界転生して生産スキルのカンスト目指します!

 ico_grade6_3

「今の今まで諦めていなかったじゃないか。それが一回の賭けに負けたくらいで全てを諦める? そんなのジンらしくないよ。苦笑を浮かべながら、世間話のように喋りながら、最後まで足掻いてみようよ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

ゲームが趣味の主人公は、その中でも特に生産要素のあるゲームを愛好していた。

その日も会社の後輩に飲み会に誘われたものの、スキルレベリングが佳境だったために帰宅する事にして……車道に缶を投げる馬鹿どもが居たせいで事故って死亡。

しばらくその魂は現世に留まり、自分の葬式で泣いてくれる人々を見守った後、昇天するのかと思いきや……。

 

気がついたらゲームの中で見かけたような服を着た少年の姿で、見覚えのない草原に一人佇んでいた。

育った姿でスタートしたものの、この世界の常識とか何も分からない状況で。魔獣とかも居る世界のようですから、何か間違いがあったら「草原スタートだけど死んじゃいました」とかになりそうでしたが。

たまたまその道を通った集団に保護されて。おまけにそれが、彼が前世で打ち込んでいた生産に特化したクランのリーダーであった。

 

記憶喪失だという体裁にして接触したら、上手く保護してもらって念願の鍛冶なども教えてもらえることになった。

さらに転生した主人公は特殊なスキルも保有しており、その効果で特異な現象を巻き起こしたりもします。ただ、そのスキルには良い縁に恵まれるって効果もあるので、トントン拍子に話が進んでく理由付けされてるのは良し。

 

しかし、英雄の器。前回の同一スキル保持者の意識が残っている上、効果にも影響を及ぼしているとかかなり変なスキルですよね……。

前々回と前回保持者の間でも「なんでそんなスキルにしたんだ」ってズレが生じてるし、それは今回も同様だし。前々回の能力が今回継承者に当たっていたら歓喜したんじゃなかろうか。

 

生産型にも戦闘型にも時代によって切り替わる万能型と言えば聞こえはいいですけど、自分の求めたスキルを使えるわけじゃないし、何とも言えない微妙さを感じる。

例えば戦争中にこのスキルを持っていた人間が、敵を蹴散らすとか、負傷者を癒すとか戦争に生きる能力を欲したとして。次の継承者の時には戦争が終わってたりしたら、そのスキルって本来の願いとは違った形でしか運用できないわけですし。

この歪さにも理由があると良いですけどねー。作中ならではの理屈が通ってると、嬉しいなーって思うタイプの読者なので。

妖精姫は研究がしたい フィーのささやかな学園生活

ico_grade6_3h

「……わたくし、本当に恋してしまったようだ」

 

イルターナ王国の王女オフィーリア。

彼女は、最後の自由時間になるだろう2年間の学院生活を、身分を隠して過ごすことを決意して、フィー・コルケットという名で無事に入学。

オフィーリアの家族、つまりは現在の王族は恋愛結婚が多かったらしく、王妃から学院で「いい人がいたら教えて」と言われたのを言い訳に、自分の趣味である魔術研究に打ち込むつもりだったようですけど。

 

多くの令嬢が結婚相手を見繕う腹積もりのなか、勉学に打ち込んでいたフィーですが……同じように魔術バカであるレオナードと仲良くなって。

最初は、話が通じる同好の士が増えて嬉しいって言う段階だったのが、どんどん好意が膨らんでいって、可愛らしかったですね。

 

自覚してからがちょっと長かったですけど。王女である自分が望めば、レオナード自身の夢を諦めさせることに繋がってしまう。だから、この恋心は封じなければならない。

……そんな決意が出来てしまうのが、王族らしいというか。周囲のおせっかいとか、レオナード自身の男気とかもあって、上手くまとまってくれたのは何よりでした。

巻末には書き下ろしの番外編がありますが……交際が始まった後の二人が描かれているんですけど、王族との縁のややこしさを描きつつ、恋文を貰ったら思わず予定外の訪問をしてしまうレオナードが行動力凄くて笑う。微笑ましいなぁ。


どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。2

ico_grade6_3h

「今回だけですからね」

 

昨年の発売後に読んでいたんですが、なんか感想書くの忘れていたっぽいので。

求婚についてはひとまず待ってもらっているものの、泥棒騒ぎがあった家に住み続けるのは心配だ、とハリージュの屋敷に移ることになったロゼ。

 

昼間は庵で活動して、夜はハリージュの屋敷で過ごす、と言うライフスタイルになる模様。ロゼを招くにあたって新人侍女を招くことになっていて、ロゼがその子と間違われて屋敷の掃除をしてるのには笑いました。本人もどこか楽しそうではありましたけどね。

 

ハリージュとロゼの、もどかしい関係は好きですね。

お互いを大事にしているのに、微妙に噛み合ってない感じは初々しいですけど。もう少し言葉を尽くせと言いたくなる場面もあるような。

でもハリージュがロゼを大事にしてるのは伝わってくるのでいい感じですね。

 

ハリージュは、使えていた主が他国に嫁いだ関係で、第二王子の近衛へと移ったようです。

王子の方から「血の分けた兄弟の様に思ってる」と言われるくらいには、親しくしていたようですが。「式には招待しますので」と、そこまで会わせるつもりはないってラインを引いてるのが笑えた。

 

一方のロゼは、湖の善き魔女のファンと言う変わった少女に出会ったりしてました。

テンション上がっていた少女が可愛いですねぇ。名乗ることなく去っていった少女の事情が明らかになった場面には驚かされましたが。

「貴方の判断は聞きました。これは、魔女としての私の判断です」

と啖呵を切ったところは挿絵になっているのも納得の、とても格好良い一幕でありました。

わたしの幸せな結婚三

ico_grade6_3
「構わない。お前は、おまえの好きなようにしたらいい」

「はい……!」

 

清霞の父親・正清が抜き打ちでやってきて、二人を久堂家の別邸に招待して。

この機会に美世は、確認の為にある質問をしていました。

「斎森家の娘」に持って来られた縁談。求められていたのは、妹の方だったのではないか……という疑念。

 

正清が隠すことなく、事情を話してくれたのは良かった。

調べた結果、娘が二人居るのは知っていたし、美世が来る可能性も考えていた、と。

あまりにも息子が結婚しないものだから、誰が来るかどう転ぶか分からない縁談に賭けてみた、と。

明け透けすぎる物言いではありますが。結果として丸く収まったのは良かったし、正清の方も息子の変化を感じ取って、君が来てくれて良かったと受け入れてくれたのには安心した。

 

けれど屋敷を訪問した際に出会った清霞の母親は、美世を絶対に認めないと宣言して。

清霞や葉月の反応から、癖の強い人なんだろうとは思ってましたが。

まぁ歯に衣着せぬ人で美世に欠けているものをバンバンいうし、貴女には使用人がお似合いよとお仕着せ着せようとするし。

 

美世は、とやかく言われるけど手は出してこないんだと感じ方ずれてるし、お仕着せも受け入れるし。

……いや、過去の扱いを想えば優しい扱いですけどね。

ただこれまでの彼女と違うのは、言われっぱなしじゃなくて、義母に認めて欲しいと思って自分から行動を起こすようになっていて。成長が感じられます。

 

若奥様と呼ばれたり、清霞と出掛けた先で新婚さんだろと誤解されたり。

気落ちするばかりではなく、可愛い和む場面もあります。

特に美世がもどかしい思いを抱いて改善に励んでいることを、清霞が気づいてフォローするような事を言った場面は見ものでしたね……

 

近くの村で広がっていた鬼の噂。その裏で蠢く組織と、首魁の存在。

謎が多く残された状態で、最後見るからに怪しい奴が現れたところで終わり。
4巻が楽しみです。




ぼんくら陰陽師の鬼嫁6

ico_grade6_3h

「わ、わいろには、まもりは……ちょっとしかくっしません! でも、うちでのおゆうしょく、たのしみにするのに、やぶさかではない、です」

 

一年と二か月ぶりくらいの新刊。

前回の終わりが気になる感じだったので、刊行されて嬉しいです。

廃園となった遊園地に踏み込んだ芹たち。

しかし、そこで芹たちは不審なミステリ作家かつ陰陽師である鷹雄光弦に出会う。

「北御門を、此処から出す気はない」。

それだけを告げると、彼は芹たちの前から姿を消して。

 

外に出ようにも、正門の外は八城曰く「ダイナミック握手会」と化しているので無理。

本間さんと笑ちゃんも残っていたのが、今回は良い方向に左右した感じですねぇ。

とりあえず、腹ごしらえをして方針を決めよう、と提案してくれた本間さんはナイス。

その後、園内を探索する事になってましたが、その際も廃墟探索の経験などを活かして色々とフォローしてくれてましたし。

 

ヘタレだけど優良物件だと思うんだけどなぁ。笑ちゃんに色々言われてたけど。色々言ってたのも、場の空気に呑まれて気落ちしない為って効果もあったし、いいんじゃないですかね……険悪になったわけでもないし。

 

あとは、「や、です」「いじわるー」みたいな玄武たちの会話がかわいくて和みました。

わいろにちょっと屈してる護里も可愛かった。アレをみて小さく噴き出すにとどめた芹の忍耐が凄い。

皇臥が連絡を受けて駆けつけてくれたのも良かったですね。愛されてるねぇ、芹。

自分には陰陽師の妻としての知識が不足しているのでは、と勉強する決意を決めたようですし。覚悟を決めた彼女は強いぞー。

 

廃遊園地と、そこにいた陰陽師。

その真意が明らかになった時は、正直ちょっと脱力しましたね……

口下手にも程があるというか、これだけの仕込みをしたのに、終わりはコレか。骨折り損のくたびれ儲け、という言葉を贈ればいいのかな。

 

まぁ「北御門への呪詛」は本物で、それを為した怪しい存在が居るわけで。式神がら逃げおおせたっぽいし、何者なんだ……

芹の父親のこと。芹自身のこと。不審者と、先生の名前。などなど、気になる情報があったので続きが楽しみ。続刊を祈っております。



詐騎士 特別編 恋の扇動者は腹黒少女

ico_grade6_3

「大丈夫。竜は賢いから分かりやすいの。キラキラのたまにえ、力の使い方を練習するのよ。男に頼らず自分で稼ぐの」

 

7~8巻は積んでたので単行本だったんですが。特別篇はkindleで購入。
刊行から時間経ってるので探すのも手間だったので……。あと、8巻の終わり方がアレだったもので、続きを読みたかった。

タイトル通り、恋に焦点を当てた、本編後のエピソードを収録した一冊。

ティタンとウィシュニア、ニースと姫様。ルースやアリアンセの話などが収録されています。

第一話~第七話、終話と番外編の9編収録されていますが、各話ごとに時間軸が結構動きますね。

一話ではルゼがまだ妊婦なのに、途中で出産して、人に預けて外での仕事が出来るくらいに復調してましたし。

 

パリルちゃん、立派になってました。

かなりルゼを筆頭に、強い女性陣の影響を受けている感じがしますが。

まぁ、特殊な傀儡術を扱える以上、弱腰でいるよりは彼女の為になるでしょう。

ルース君の恋の話まで出てきたのはちょい意外というか、割とお似合いのカップルになりそうでしたけどね。

 

しかし、弟ですら男を見せたのに、婚約者という関係で一番無難にまとまっている筈のニースと姫様の関係の進展が亀の歩みでちょっと笑ってしまった。

ニースが幼少期にしたことのツケが溜まっていたせいでもあるので、すぐにくっつかず、時間をかけて少しずつ歩み寄っていく展開に落ち着いたのは良かったですねー。

当たって砕けた後のニースが強かった。

そして、概ね恋絡みのエピソードがまとまったなぁ、と思ったら最後に小娘たちがオチ担当という。
いや、本当にしぶといな彼女ら。もうそういう「引っ掻き回す装置」として使い続ける算段なのかなぁーという感じ。


詐騎士8

 ico_grade6_3

「夫婦になるんですから、仕事以外のことでも苦労を分かち合えたらぐらいは思っていますから、多少は甘えてくれてもいいですよ」


積読。
最終巻、らしいです。

ルゼとギルの結婚式に向けて、調整したりしててまぁ恋愛の方に決着がつくのはいいんですけど。

散々かき回してくれた小娘たちに逃げられたのは、ちょっと腑に落ちないというか。

 

ここに来て新キャラ出してくるぐらいだったら、紙面割いて確保して欲しかったかなぁ……

本気のギル達から逃れる手腕があってこそ、これまでの成果があったというか、コアトロが権力握り続けていられるのかなぁ。

 

ウィシュニアがティタンを落とすべく、アドバイスをルゼに求めて。

聞く相手を間違えたわけでも、アドバイスが間違っていたわけでもないのに、どうしてあぁなった……

しかしまぁ、生まれが生まれとはいえ無欲すぎるのも難ですねぇ。贈り物するのも大変だ。

婚約者という肩書があるのに、未だにろくに進展してないニースと姫様も相当ですけどねぇ。

今回は、結婚式回ということもあって、これまでの暗躍要素は控えめで恋物語みたいな様相でしたねー。

詐騎士〈8〉 (レジーナブックス)
かいとーこ
アルファポリス
2014-07-01


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ