気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

コバルト文庫

王立図書館の笑わない司書

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『私は信じる。この声を、耳を澄ませて聞いてくれた人だから』
そこから先は、まだ書かれていなかった。
この続きがどうなるかは、そう、まだわかっていないからだ。

 

なんというか、平和な世界だなぁと思いました。

いや、国の上層部の人たちは暗躍したり、暗殺計画企てたりと真っ黒なんですが。

全体的にふわっとしてると言いますか。粗が見えてると言うか。

館長と王様いれば後モブでも話回ったんじゃね、みたいな。

 

主人公たちの存在感が薄く感じられたといいますか。

レインの事情に関しても、もったいぶってはいるけれど大凡はこんな所だろうなぁ、と割と予想が付く範疇ですし。

ロザリンデが務める『編纂者』というもう一つの仕事。彼女が聞き、記した本の価値とかその辺の話が掘り下げられていると個人的にもっと楽しめたかもなぁ。

 

面白くなりそうな要素はあるんですけど、形がバラバラで上手くかみ合わなかった印象。

寛大な心を以て、滑らせるように文章を読むのがコツだと思いました。

一回読んだら満足かなぁ。

 


 

英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌

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「だいじょうぶ」
ジュリアンは目を閉ざし、手に力を込めた。
「死んでも放さない」

電子書籍版を読了。
シリーズ完結巻ですね。
なぜ、これだけ電子版だと書いてるかっていると、特別収録の短編があるからですね。
本編が良い感じの終わりをしてるんですが、「他のキャラたちのその後はどうなの」って感じだったのも事実なので。
後日談も収録されているというので、こっちにまで手を出してしまいました。

閑話休題。
とりあえず、本編の感想から。
セシルの見せた覚悟。ジュリアンを撃てないから。だったら。
まぁ、幸いにして、追いついたレナードがいい仕事してくれて無事だったんですが。
クリストファーには逃げられてしまって。
今回大きな事件を起こして、もう逃げ場もなくなったクリストファーは、他の事情も鑑みて、最後のゲームを提案。
裏で動き回っていた分、切り札たくさん持っているからなぁ。

ロンドンで行われる、最後のゲーム。
それを止めることができるのか、とジュリアンは挑まれて。
ただまぁ、クリストファーがいろんな人の弱みを握っている分、それを活用して動き回っているからどうしても対応が後手後手に回っていて、その辺はもどかしいですね。

前回のレナードからの手引きもあって、ようやくセシルとジュリアンが落ち着くべきところに落ち着いたように見えます。
そのあたりがちゃんと決着がついて、セシルたちの父親の問題についても、解決ができたのはよかったんじゃないかと。
ジュリアンの父が振り回されていましたけど……ご愁傷様です。

特別収録の短編は実に5本も収録。
日常のエピソードが3本と、後日談が2本。
ガイ・フォークス・ナイトを共に過ごすセシルとジュリアンのエピソード、『寄り道は危険の香り』。
『My sweet tea time』は、新聞記者として働いてるセシルたちのたわいない日常の話。セシルが気になったお菓子にまつわるちょっとした謎をジュリアンが解決する、彼らのいつも通りの姿があります。
『幸せへの脅迫状』。これはちょっと男が凝りすぎてるといいますか。
セシルの親友エリザベスの屋敷のメイドが受けとった怪しい手紙の顛末。さて、セシルは相応の礼としてマザーグースの歌を口にしてましたが。どう落ち着いたのかが地味に気になるなぁ。

『Coming back to you』。この世に蘇ったヘンリーの思い付きで、アッシュフォード家でパーティーが催され、なぜか屋敷の中でかくれんぼをすることになって。アメリアがジェフリーに興味を持っているみたいな描写がありましたが、わりと本気みたいで。
ダニエルとエリザベスもなんだかんだで良い雰囲気みたいですよ。頭硬いダニエルは、しばらく葛藤してそうですけど。

『Beautiful May flowers』。
セシルの社交界デビューのエピソード。
ジェフリーが引っ掻き回していたけれど、こうやって笑えていられるのも、無事にヘンリーの死から始まったアッシュフォード家の問題が解決したんだと実感できる話でしたね。


英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌

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「褒められたようには、思えないかもしれないわね。女の子が大人になるということは、幸せになるという忌みと、かならずしも重なるわけではないから」
(略)
「どうか、人生をあきらめてしまわないで、セシル。あなたはまだ若いのだから、自分で選び取れる未来の可能性を信じていてもいい齢よ」


ジュリアンは、政府のスパイであった。
驚きの事実が明らかになった、前回の終わりから場面は継続してます。
セシルは、ジュリアンのこれまでの優しさが全て「アッシュフォード家から情報を得るため」の仮面だったのではないか、と疑い、彼のことを信じられなくなってしまって。
ジュリアンは仕事で近づいたのは事実だけれど、セシルに惹かれたのもまた真実であるというが、タイミングが悪くて、まぁ、信じてもらえず。

新聞社の仕事からもジュリアンは離れて。
いいコンビであったセシルたちの関係が壊れてしまったのは、残念ですが。
どんどんと距離が近づいていくにつれて、あのままでいられなかったって言うのもまた事実なわけで。
抱えている秘密があるし、セシルの性格もありますし、あれぐらいの爆弾投下したほうが、荒療治になってよかったんじゃないですかね。
まぁ、いろいろあったけど今回のMVPはいい性格していたジュリアンの従者、レナードさんでいいんじゃないですかね……

クリストファーの思惑によって招待された舞踏会。
まぁ、危ぶんでいた通り、行動を起こして要人を害しようとしていましたが。
セシルとジュリアンが、翻弄されながらも、自分たちなりに止めようと努力しているのはいいんじゃないですかね。
クリストファーが上手過ぎて、対応が後手後手に回ってしまっているのは、何とも言えませんが。


英国マザーグース物語 裏切りの貴公子

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「(前略)一見とるに足らないような釘にも、ちゃんと意味はあるし、価値もある。それはきっと、人も同じなんだって。だから、生きることに手を抜いちゃいけないんだって。それは神さまに与えられた使命だとか、そんな大げさなことじゃなくて、ただ心の持ちようの問題なんですけど……そう考えるとなんだか前向きになれる気がしませんか?」


一気に話が動いた感じがありますね。
1巻の事件の時から暗躍していた、大きな組織の影。
それはじわりじわりと近づいてきているような気配ばかり感じられて、不気味な状態でした。
罠に少しずつ近づいて行っているような、怪しげな感じ。
P121のあたりとか、すごくセシルに逃げてーっていいたかった。

一方で、セシルとジュリアンの交流はもどかしいにもほどがありますね。
セシルは、ジュリアンを微妙に意識しながらも、彼に秘密を持っていることと、婚約者がいて結局は離れないといけないと思っていることが影響してあまり進もうとしませんし。
ジュリアンはその秘密を知っていることが「秘密」となっていて、婚約者という立場を隠している事なんかもひっくるめていつ打ち明けたモノかと迷ってましたし。
ひょんなことからセシルの方の秘密はセシルも、ジュリアンが知っていることを知る状況になるんですが。

秘密がばれて引っ掛かりがなくなったセシルは、明るくなった感じがしていいですね。
お互い大切に思っている感じが出ていて中々楽しんでいたものです。
ただ、それすらもひっくり返すような、ジュリアンの秘密が明らかに。
セシルの隠し事がなくなったと思ったらこれだよ。
少し驚きました。しかしまぁ、本編シリアスなのに、短編がまたいつものテンションで……


英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング

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「さっきのぼくの言葉は正確ではなかった。いや、正確ではあるけれど、ぼくの考えの一部でしかなかった」
ジュリアンがふりむき、セシルの視線をとらえる。
「なによりも、ぼくはきみに、危険なことに自分から近づいてほしくないんだ」

セシルはセシルで秘密を抱えているという悩みがあって。
でジュリアンの方もその秘密を知っているという秘密を明かそうかどうしようかとそれぞれに思っている部分があるっていうのは中々。
しかしジュリアン。秘密を知っていて、悩む事情もある程度分かるからといって、セシルは「知っていることを知らない」だからともすると超おせっかいというか、心配性というか。
セシル的には男にこういう事を言う人なのか、と思われる可能性あるんじゃないだろうか。まぁ、友人としていい関係築いているから、問題ないようでしたけど。

今回は、都市伝説とか霊媒師とかを追っていく中で、ちょっときな臭い問題に繋がっているようで。
殺人床屋の都市伝説を記事にしようと行った先で説かれた謎。
ある家族の絆に関する謎は、セシルには結構来るものがあったんですね。
確かに凄くにぎやかな兄弟がいるからアレですけど、父も母もいないですからね。
片方「いないことになっている」人がいますけど、会えないことに変わりはないですし。

そして、もう一つの噂の霊媒師にまつわる事件。
今回のテーマは家族とか絆とかそういうものだったんですかねー、と思ったり。
霊媒師となれば当然イタコというか、亡くなった家族の霊を下ろして云々の話が出てくるわけで。

結局のところ、黒幕には逃げられちゃいましたし、どーなることやら。
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