気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

スクエア・エニックス

ダストボックス2.5 7巻 WEB版

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(私お兄ちゃんを信じてる!!)

「お願いします」

 

ナンバリングついてますが、作者さんTwitterにて掲載された描き下ろし4コマが、フルカラーで収録されているオマケ短編集……みたいな感じ。

時系列的にも日歌里移籍前のやつもあったり結構バラバラですが、コミカルな作風を前面に出してて、このノリの方が好きだなーと思いました。6巻の伏線回収というか、畳みにいくシリアスさましたエピソードも嫌いってわけじゃ、ないんですけど。

 

オマケ短編でも存分にネタにされてる勇羽ファンクラブ、個性強いですよねぇ。それに対する勇羽のツッコミも愉快ではある。イベントグッズの案を募集して、ゴミ拾い用と思しき火バサミまで混じってたやつとか地味に好き。

その後の公開トークで「私より目立たないで!」みたいなやつも笑えた。

 

早乙女が急な依頼を断った後、急な依頼を回された2人の反応が見られる「なるほど3」の4コマとかも好き。

橘先生絡みの社長は……どんどん癖が悪い方に転がってる感じがして怖いんだよなぁ。なんだかなぁ。

ダストボックス2.5 6巻

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「ファンも好きな人も大事だけど そのせいにしてやりたい仕事を諦めるのはただの意気地なしよ!!」

「自分の仕事は 自分のためにやるのよ!!」

 

シリーズ完結巻。

思った以上に状況が変動していったなぁと言う感じですが。

まさかのマネージャーへプロポーズした星人。なんか変に歯車がかみ合って受け入れられてしまったのには困惑するほかない。

結婚話が出て動揺している会長相手にカイ君がしれっと言質取りに行ってる辺り末恐ろしい。

 

橘先生の作品のアニメ化が決まったりなんだかんだと状況が進行。

勇羽がテンション高くいつも通りに早乙女さんにプロポーズして、受け入れられた後に、諸事情あって袖にするみたいな予想外の展開もありましたが。

その一方で、これまで上手くいってなかったみことの恋の方が進展するのは意外と言えば意外。

 

静真と日歌里の関係も進んだというか、変わってはいくようですし。

主人公も最後には今までと違う笑顔に慣れたので良いシリーズだったのでは。

ホリミヤ16

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「卒業おめでとう」

 

シリーズ完結巻。

卒業式までしっかり描いてくれて、楽しめましたね。

私物を持ち帰るのを忘れて卒業式直前になってまとめて持ち帰ることになった面々はちょっと反省しな……。

堀さんみたいに、井浦ですらしっかりやっているのに……って目になった。まぁ、残っていた私物の中から井浦から借りたものが出て来て、彼もすぐに荷物色々抱える羽目になってて笑えましたが。

 

そうやってワイワイやってるシーンを描いた後の121話が、そこまで親しくならなかったらってIFなのが攻めてる感。

寂しい世界だとおもいましたが、そんなもしもは無かったので良かった。

 

後半にはエクストラページとして、未来の話が乗っています。

堀家に遊びに来ていた少女奥山有菜と、堀創太がメインの話ですなー。いやー2人は2人なりの青春してて、とても良かった。

エクストラ3だけは両親世代の話でしたが、それはそれで新鮮だった。

異世界食堂1

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「…なら遠慮なくもらっていくわ またね」

「またのご来店お待ちしております」

 

「洋食のねこや」には秘密がある。

定休日としている土曜日に、異世界と店が繋がるため、異世界の客相手に「特別営業」を行っている、という秘密が。

 

メンチカツ好きのサラが、(本で触れる)最初のお客として描かれてるのはかわりませんが、絵がつくと人気の店だって言うのが伝わってきますね。

他のお客さんに話を聞いたりしてる辺り、コミカライズに当たって見せ方を変えてはいるようですけど、ねこやの事が分かりやすくなってるのでいいと思います。

 

2話目でアレッタが迷い込んでくる「モーニング」が挟まってますが……寸胴の鍋まるまるのスープを飲み干すとか、どれだけお腹すいてたんや……。

魔族という、向こう側の世界では嫌われている存在であろうと。どんな見慣れぬ容姿でもお客としてとらえる鷹揚なねこやでは変わらない、と受け入れてくれる店主が好き。

 

シチューを丸々食べつくす「大食いのお客さん」の情報を聞いて驚いてるアレッタですが、君も最初に似たような事してるよね……。ビーフシチューの方が、肉も入ってて腹には溜まりそうですけども。

赤の女王にふにって頬掴まれている姿は特に可愛かったですね。

月刊少女野崎くん13

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「マジかよ うそだろ 知らなかった へーっ!!!」

「なっ 何が!?」

 

帯文が「マル秘がバレる日」とある通り、いくつかの秘密がばれていく話が多いです。

たとえば若松がついにローレライの正体について知ったりだとか。背景担当と花担当の人の正体について、気づかないでいた二人が互いに把握するとか。

堀と御子柴の両方から「知らなかった―!!」って叫びだけ共有されて、内容がなにもわからない鹿島のリアクションが面白かったです。

 

風邪で喉を傷めた結月なら自分よりひどい歌うたいますよ! って堀のところにつれていく鹿島よ……。

喉痛いのに歌うと、もっと痛めるのでは? とか思いますが。それでも負ける鹿島……。「65%くらいの力」の34コマ目の流れが好き。「やべぇな 私が耐えらんねぇわ」じゃないのよ。読者も耐えられんのよ。

正体発覚後、脳内での処理事項が増えて眠るまでの時間が増えた若松君には笑った。

 

その後、千代のクラスの調理実習の話が入ってましたが。……野崎くんの周囲が特に濃いだけで、あの学校の一般生徒たちも中々に強いキャラしてますよね……。ツッコミが追い付かない。

 

ナイツ&マジック1

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「じゃあ騎士になります!!」

プラモを作るのが趣味だったサラリーマン。

彼は事故で死に……異世界へと転生してしまった。両親から見ても、賢くて良い子ながら退屈そうにしていたそうですが。

シルエットナイトという、こちらの世界の魔法で動くロボットを見た瞬間、彼の人生はロケットスタートを決める事になるのです。

 

エルの目がキラキラしている様とか、魔法行使の際の規格外さとかが絵で示されてていいコミカライズですねぇ。

彼の屋上散歩を見て、長い付き合いとなるキッドやアディと出会ってますが。なるほどアレをみたらそりゃあ声の一つもかけたくなるってものでしょう。

夢に向かって突き進む彼の影響を受けて、最初は普通の子だった二人も著しく成長していくのが面白い。

(家出しなくて正解だったろ?)(しようとしたからエル君に会えたんじゃない)ってコマの口をとがらせてるデフォルメアディが可愛い。

 

ロボットに乗りたいけどエルは体躯が小さくて、身長制限に引っかかってしまう。ならば自分で適合したロボットを作ればいい、と乗りこなすための授業ではなくて、作るための授業を受けに行く辺り愛が激しい。

その為に、本来なら受けないといけない授業を、「受ける必要が無いくらい習熟してる」と圧倒的な才覚を示して、免除を認めさせてたし。彼の敵には回りたくないなぁ、と思う一エピソードですが、止まらない暴走特急っぷりを示してて好き。

薬屋のひとりごと1

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「芙蓉妃が羨ましいなんて言ったら 私はひどい女かしら」

「そんなことはないと思います」

 

ヒーロー文庫作品のコミカライズ。『薬屋のひとりごと』は、こちらのビッグガンガン版の他に、サンデーGXからもスピンオフとかではなく同じ時系列でのコミカライズが進行してる、少し変わった展開の仕方をしてますねー。

訴求範囲を広げたい目的とかがあるんだろうか。買い間違える人とか出そう。

 

中華風高級世界のファンタジー。

花街で薬師をしていた猫猫は、人さらいにあって後宮の女官として働かされることに。給金が人さらいどもに流れるのが癪で、文字が読めることなどの技能は伏せていた。

けれどある時。帝の子供が亡くなる「呪い」の噂を聞いて。

ふらふらと後宮内をさすらって、妃たちの様子を垣間見たことで「呪い」の真相に気が付いて。

 

直接言及する事のできる身分ではなく、スカートを割いて即席の手紙を残し、忠告して。

それを聞き入れた妃の子は助かって、無視した方は亡くなった。それに恩を感じた、助けられた妃の方が、手紙の主を探し始めて。

不審な動きをしていた女官、という断片情報から猫猫を見つけ出したのはお見事。まぁ、特徴に合致する女官を全員集めて探し当てるって言う力技ではありましたけど。

 

妃付きの女官として、出世する事になって。毒味役を務めることに。

猫猫、マッドサイエンティストで自分でいろんな薬とかを試してるせいで腕がボロボロで……それを見て、他の女官が「可哀想な子だ」と同情して仕事を引き受けてくれてるすれ違いには笑いました。

結構さくさく描写されていて、好みの絵柄だったのでサクサク読めました。

ヴァニタスの手記9

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「私にはわかったことがあるよ

 お前はとても優しい子だ」

 

ミハイルにヴァニタスの血を飲み、その記憶を暴けと脅されたノエ。

しかしノエはそもそもヴァニタスについての情報を知らなかった為、その前段階としてミハイルの血を飲まされることになってましたが。

……なんともまぁ、胸糞の悪い過去だなぁというか。あの博士は本当にろくな事してないな……。

 

実験体にされていた二人は、結果として蒼月の吸血鬼に出会い……しばらくは三人で穏やかな日々を過ごしていた気がしますけど。

最後の選択の時に、ミハイルは自分が変質して変わらない日常を選んで、ヴァニタスはそれ以上の変化を選ぼうとはしなかった。

そこで決定的に道が違ってしまった上に、ヴァニタスが秘匿している記憶の一件もあるので、ミハイルとの和解は出来なそう……というか、酷い破綻が待ち受けている気しかしませんが。

 

其れよりも先に、状況を整えられた結果としてノエとヴァニタスの間に亀裂が入って、最後のシーンが大分切羽詰まった感じで終わってるのでハラハラしますね……どうなるんだ、コレ。

冒頭のジャンヌと大公殿下の会話が伏線になって、現場に駆けつけてもらえないだろうか。

本編シリアスなのに、巻末の幕間「迷子語り」ではかなりコミカルなエピソードが描かれていたので温度差で風邪ひきそうになった。

ダストボックス2.5 5

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「えへへつい…」「無限回収しちゃって…」

ガチ中のガチだ

 

かつての知り合いと主役争いをして敗れた神。

しかし、準主役級の役を貰い……勝った竹林君が実にうるさいな。

そのエピソードの間に神の手刀を叩き込まれて、沈黙する羽目になってましたが。

それを目撃していた梅木が、零した後輩はいう事聞いてくれない……と言うのが実に的確で笑ってしまった。

 

面白さで言えば勇羽ちゃんと、ファンクラブの方々の独特な距離感も相変わらずで楽しいですねー。

声優ファンクラブだけど、声優関係しないところで集ってゴミ拾いしてるとか地域貢献が凄い。

 

星人が相変わらず変わってるけど、実力はあるんだよなぁ……というエピソードもありましたが。変わってる方に全振りして加速しなくてもいいんだよ?

え。最後一体何が起こったんですか。何もわからない。

ホリミヤ15

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「…………頭おかしいですよ」

「…………!」

「知ってますよ!」

 

20211月よりアニメ化決定だそうでめでたい。

でも、映んない局おおいから多分見れないんだよなぁ……

アニメ公式サイトで、イメチェン前の宮村の絵を見て、めっちゃ懐かしくなった。

そう言えばそういう感じだったよね君……

 

鍵を紛失しまくる中峰先生やら、生徒たちとなんとも言えない距離で交流している愉快な安田先生の話もちらほら。

生徒は生徒で個性的ですが、先生方も負けず劣らず尖ってますよね、この学校。退屈とは無縁な気がする。

 

安田先生が寝惚けているタイミングで、生徒に髪型をいじられて。そもそもそれを止めないのが面白い。指摘する際も「頭おかしい」と言葉のチョイスがずれているし。

何より、おかしいと言われて「知ってます」じゃないんだよなぁ。おまけにそれを合ってますけどとか言われてしまう。

なんでこの先生方は職員室でコントしてるんですかねぇ。

バレンタインのエピソードも収録されていて、堀と宮村が相変わらずいちゃついてたりして、微笑ましくて良かった。

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