気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

電撃コミック系列

Unnamed Memory6

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「だからこそ俺が手を伸ばす

 俺が立ち止まっていては永遠にあいつに届かない」

 

内部に入り込んでいたミラリス。

その目的は宝物庫に収められた宝玉であったわけですが。

ティナーシャに捕捉された状況でそんな強奪劇が成功するはずもなく。それでも魂すら魔力に変換して抗おうとしたわけですが……失敗。

ただ、ミラリスが最後にティナーシャへ「女王候補者さま」だったり、「妄執との再会」だったりと彼女が引っ掛かりを覚える発言を残していったわけです。

 

その宝玉はオスカーの亡き母が持ち込んできたものだそうですが、オスカーの父である国王の口は重く。

ティナーシャは気になるから心当たりにあたることも考慮してましたが……ルクレツィア以上に厄介だと称する相手なために、即行動というわけにもいかず。

色々と刺激されて迷いが生じているようなティナーシャ相手に「好かれている自覚を持て」と宣言して、アピールしていくんだからオスカーが強いなぁ。

 

31話のティナーシャファッションショー、実に良いですよね!

ティナーシャ自身が頼んでいたものは彼女らしいシンプルさで動きやすさも考慮してそうなのが性格でますよね。

そのあとのシルヴィア、三パターンも選んでるの本気すぎて笑う。ティナーシャの目が泳いでるのも笑えますけど。シルヴィアセレクションだと見開き左のページに載っている奴が特に好きです。

オスカーが選ぶのは式典用なのもあって豪奢でティナーシャに似合ってるのが好き。

 

その次の話で、解呪シーンが見られたのも嬉しいポイント。初出の詠唱では……?

強力な祝福を掛けられていたオスカーに対し、同じ個所に呪いをぶつけることで相殺するという解決方法を見出してるのは凄い。

実際、それを聞いてから詠唱を聞くと呪ってそうだもんな……。

順調に解呪が出来たかと思ったタイミングで、ティナーシャが探し求めていた過去が追い付いてくるんだから悪魔的というか。

オスカーもこれまでの経験でより逞しくなっていて、必要な仕事を片付けた後ルクレツィアに会いに行こうとしているあたり、行動力あって良いですよね。

転生王女と天才令嬢の魔法革命3

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「貴族でも躊躇うだろうドラゴンに義務でもなく使命でもないのに! 貴女はなぜ――」

「それが私の願いで “私が思う魔法使い”だから」

「あれは人の笑顔を奪う 放っておいてはいけないものだよ」

 

魔石などを材料にした薬を服用し、リミッターを解除した状態になったアニス。

ユフィはドラゴンと対峙した瞬間から「逃げろ」という声が沸きあがるような状況だったみたいですが。アニスは笑みすら浮かべていて。

そんな彼女に、魔女箒を届けてくれた冒険者が「蛮勇よりも御命をお大事に」と言って礼をするシーン、良いですよね。

 

初手マナブレイドで切れなかった時、「自信作なんですけどォ!?」の台詞のしてでデフォルメされたアニスが「きぃーーッ!!」ってなってる場所が割と好き。

リミッター解除状態でも、暴走しているわけじゃなくて不審な手ごたえをヒントに分析しようとしてるの、彼女のクレバーさが見えて良いですよね。

まぁ至近距離でバトってる彼女より、遠めに見ているユフィの方がより分かりやすかったみたいですけども。

 

アニスはキテレツ王女なんて言われる通り、常識外れの人間ではありますが。

スペックは間違いなく高いんですよね。そんな彼女をして、ドラゴンの相手は簡単にはいかず死に駆ける場面も。

アニスを救助して、叱咤して、協力してくれるユフィがついてきてくれていたのは救いでした。

ドラゴンを見て逃げろと本能を刺激されていたユフィが、アニスに手を差し伸べられてともに挑む時には震えてないのも良い感じ。

 

止まらない行動力の賜物で、危うい場面もありつつも見事に目的を達成したのはお見事でした。

……目先の素材のために暴走した結果、アルガルドとの確執がより深まる結果になったりと、なかなか何事も上手くいかない状況ではありましたが。

被害を抑えるという点においては成果を上げた、と認めつつ父も素直に誉められないのは悩ましいところ。マゼンタ公爵が貸し一つで助けてくれたのはありがたい。

その後の祝勝会で、アニスとユフィがそれぞれの事情でバルコニーへ避難してきて、女2人でダンスしてるシーンは華やかで良し。

 


転生王女と天才令嬢の魔法革命2

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「大丈夫だよ いいんだよ 誰かから優しくされても」

 

611話を収録。

ユフィの膝枕を堪能した結果、つやっつやの表情を見せるアニスは本当に趣味に生きてるなぁ……という感じがします。

グイグイくるアニスに戸惑いつつ、アニスとイリアの信頼関係を見て胸騒ぎを覚えたり、既に想いの芽があるなぁ……とニヤニヤしてしまうな。

額を合わせて熱測りにこられて、近くて混乱して赤面してるユフィが可愛いです。

 

自由を与えられたことで、ユフィが戸惑い続けていますけど。

そんな彼女に良い影響を与えているアニスとの距離感が、微笑ましくて好きです。

そもそもユフィが離宮に来たのは、アルガルドによる婚約破棄からの流れですから、スタートからして懸念材料が多いし。

そんな中でドラゴンが現れたことによる魔物の暴走、スタンピードが起きてしまって国としても慌ただしくなりそうな状況で。

 

アルガルドが汚名返上のために参加を名乗り出た一方で、研究のために高位ランクの冒険者としての活動をしていたアニスが、素材欲しさに現地に駆けつけたりで、いやぁあっちもこっちも一筋縄ではいきませんね……というか。

スタンピード対策以外にも不穏な息子と暴走娘の対処に追われることになった王様、お疲れ様です……。

現場の騎士から駆けつけた時に「これはただのスタンピードではないのですよ!?」とう言われたときに「ただのスタンピードだったらいても不思議じゃないんですね……」ってあきれたユフィがいるコマが、妙にツボに入って好き。

あとがきページのアンケ規格「アニスとユフィでお風呂」の挿絵、楽しそうなアニスとまだ心境定まってないユフィの複雑そうな表情が良かった。

わたしはサキュバスとキスをした1

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ここはわたしの場所

誰にも奪わせやしない

 

とある女子校にやってきた転校生、韮坂このみ。

彼女はサキュバスであり、人と接触することで精気を補充して生きていた。

転校初日からクラスメイトの雪子に興味を持ち、すぐにキスをしてましたが……精気が吸えなかったことで、雪子もまたサキュバスであることがこのみにバレて。

 

このみは奔放な性格で、クラスメイトにハグしたりするキャラとして定着させて、その接触で複数人から少しずつ精気を貰うやり方を取っていくんですが。

雪子はこのみとは全く逆で、仲の良いフウちゃんからしか精気を吸ってこなかった。

大切なフウちゃんに手を出されたくない雪子と、サキュバスらしい生き方をしようよと唆すこのみは、内緒話をする時間も多くなって……。

 

それが、雪子を大切に思っているフウちゃんとしては面白くなかった。

2人が一緒に出掛ける時、堂々と尾行した上で接触してましたし。このみ相手にもバリバリやる気だし。

歪な三角関係になっているのが面白いかな。とはいえ、このみの願いは雪子と付き合うコトじゃなくて、『雪子をサキュバスらしくする』ことだし。このみと雪子だけだと精気が補充できないしで、実はフウちゃんを取り合う関係になるのでは……?

……フウちゃん、雪子強火担当の上で同担拒否勢っぽいから、最終的にはこのみ排除されちゃいそう……。

 

雪子の妹の秋も、当然サキュバスでどちらかというとこのみ寄りのスタンスだったのが、最近は一人に絞っているとかって話を聞いたり。

このみがどうしてそんな奔放なスタンスをとっているのかを聞いたりして、雪子の心境にも少し変化が生じたのが、どう影響していくのやら。

春夏秋冬代行者 百歌百葉1

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「車の中からで良いなら 桜を見に行くか?」

 

電撃文庫より刊行されているシリーズのコミカライズ。

本編のコミカライズはLaLaで連載している『春夏秋冬代行者 春の舞』で行っていて、こちらで描かれているのは断片集みたいな感じですね。

『春の舞』刊行後にカクヨムで発表された、春の舞本編後を描いた短編『夜半の春』や、冬主従をメインとした『護衛官寒月凍蝶による代行者日記』、『雪後の天』といったエピソードを収録。後ろ2編は『春の舞』の特典SSだったんじゃないですかね。こうやってコミカライズで見られるのは嬉しい限り。

 

雛菊が「さくら ねている の?」と言っているシーンとか華やかな絵柄で描かれていってたので良かったです。

春の事件を経て、各陣営の交流が盛んになっているのが好きなんですよね。冬はよく賊の襲撃を受けるから、警戒して意外とファーストフードも頼む。

しかし四季関係者からすると冬ははじまりなわけで、格式高い食事取っているのかと思っていた、という齟齬があったりする、と。

それとは別に、春の里での立場が弱い雛菊を腹違いの兄が気にしていて、休養場所に関して骨を折ってくれたりとか今後に関係しそうな情報もあるわけですけど。

雛菊が終始可愛くて良かったですねー。一緒のご飯を楽しみにしてパタパタ足動かしてるこま可愛くないですか? 可愛い。

 

冬主従のSSは読めてなかったので、45話のエピソードは良かったですねぇ。

凍蝶の日記だという4話とか、彼の心境がより分かる話なので本当に好き。負傷していた時期の筆致が乱れているのも、普段は冷静な彼の動揺が伝わってきますし。

そして春帰還について本当に知らされていなかった冬主従がニュースでしって、思わずスマホ落としてるのとか、実に人間味に溢れていた。

 

巻末に書下ろしSSが「恋に師匠なし」。

さくらが四季会議に参加する前、下見が出来るかどうかを凍蝶に相談して。そこで四季庁祭事部の人を案内につけてもらってけれど……その人物がさくらに粉をかけようとしてきて。

対人に不慣れなさくらが悩むことになってましたけど。別件で連絡した夏のあやめや、秋の竜胆の意見とかも聞ける環境が出来てたのは良かったですねぇ。

安達としまむら1

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「別に恥ずかしがらなくてもいいのに」

「無理いわないで」

 

授業をサボろうと体育館の2階に逃げ込んだ女子高生のしまむら。

彼女はそこでクラスメイトであり、同じようにサボり癖のある少女、安達と遭遇して。

しまむらは授業には(安達より)出ているけれど、髪染めてピアスもしてる、という点で安達より教師受け悪いそうですが。

一緒にサボって、卓球したり適当に話をしたりする、不思議な友人関係を続けていく穏やかな作品。

 

なんだかんだで一緒に居ることが多いけど、相手のことについて知らないこともまだまだあって。「その程度の仲」だ、なんてしまむらが1話で思っているシーンがありましたけど。

どっちも距離を探っているネコみたいなところあるよなぁ、と傍から見ている分には微笑ましい。

 

しまむらには懐いているけれど、他の友人が出てくるとひいてしまうところとか。

特に懐いていたからか、しまむらとキスする夢までみてしまって、じたばたしている安達が可愛くて良かったです。

日常のエピソードが多くて、展開もゆるやかなので絵柄が可愛くて好みなのはいいことですよ。楽しい。

……穏やかな日常に宇宙服来た幼女は出てこない? いやまぁそれはそうですけど。他作品とのリンクですよね。入間先生原作の『電波女と青春男』にも出てきた面白幼女。懐かしいなぁ、今度読み返そう。



Unnamed Memory5

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「お前は俺が他の選択肢を持てるように気を回してくれているようだが そんなものに意味はない」

「選択肢が一でも百でも千でも 俺は必ずお前を選ぶ」

 

表紙イラストが良い! この衣装好きだなぁ……。
不快なクスクルの使者の来訪後、ティナーシャはオスカーに修行をつけることに。

距離を取って魔法を使われるとオスカーでもさすがに厳しいようで……最終的には魔法の核を見抜くのに成功。それを会得したのが魔法士殺しのアカーシア持ちだというのが、末恐ろしくはあります。

 

今回収録の最初のエピソードから、ティナーシャは自身が魔女だからと一線を引き、オスカーには偏見無く選択肢の中から未来を選んで欲しいと思っていて。

一方のオスカーは、彼なりに既に決めているものがあって……そこを軽んじられたことで、少し暴走気味な反応を見せて。

 

このあたり、好きな部分と苦手な部分とが多いエピソードでもあるんですよねぇ。

苦手部分で言うとティナーシャは選択肢を与えようとしているけど、その実オスカーを見ていないし。オスカーの父エドガーも、息子を叱る一幕がありますが「すべきことをしてくれてるんだから、お前も向き合え」というの、どの口で感はある。

オスカーも勝手に話が進んでいくのに苛立って、特訓でラルス叩きのめしたり、ティナーシャのトラウマ刺激する行動をとってしまったりと、みんな微妙に選択を誤っている感じがどうにも引っかかる。

 

でもそれは、いつも完璧な選択を出来るわけでもないという彼らの人間らしさの証明でもあるので、好ましさを感じる部分もあるんですよねぇ。

原作知っているとルクレツィアも「魔女らしい魔女」だとは思うんですが、今回ティナーシャに「魔女である前にひとりの人間」と良い助言してくれてるので、地味に一番株上げてるかもしれない。

あとこのすれ違いの中だからこそ、オスカーの最短&最少人数の塔攻略記録が樹立していて、あのエピソードめっちゃ好きなので……あれ読めるなら多少ギクシャクしても「ヨシ!」って言うかな……。

そしてオスカーが彼のスタンスを明言してくれたのも、結構好きですねぇ。

ソードアート・オンラインプログレッシブ5

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「そなたはアスナを護り抜けよ」

 

第三層へと進出したキリトとアスナ。

キリトのベータ時代の知識を生かして、主街区にもよらず真っ先にクエストをやりにいくんだから、こんな状況でもゲーマーらしいというか。

三層から始まり九層まで続くキャンペーンクエスト。

それは森エルフと黒エルフという争う2種族のどちらかに肩入れして、問題解決に参加していくことになるもので……。

 

九層まで続くクエストだからか、NPCの強さも相当なもので。

ベータ時代の展開では、NPC騎士が切り札で相打ちになるという展開だった。

けれど、介入した際に見せたアスナの意地などが上手くかみ合い、味方した黒エルフ側の騎士キズメルを救うことに成功。

 

NPCに対するスタンスとして、キリトはある程度割り切っていないとやっていけないという意見を出していましたが。

高度AIを搭載している彼女達との交流の中で、アスナの心は揺れ動く、と。

良く行動しているパートナーではあるけれど、こういうスタンスの違いが出てくるのは当然で、だからこそ面白いんだよなぁ。……デスゲームと言う下地が、どうしても緊迫感を味わわせにくる瞬間もまぁあるんですが。



ソードアート・オンラインプログレッシブ4

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「どうして来たの」

「わからない」

 

体術クエストに拘束されているアスナ達を置いて、二層ボス攻略に挑む事になったキリト。

一部ではビーターと呼ばれているものの、エギル達みたいに評価してくれる人もいるのはありがたかったですけど。

キリトに対して思う所ありつつも、意見を聞けるキバオウの姿勢は嫌いじゃないですね。

 

第二層のボスもまたアップデートされていて、本当にこのデスゲームを攻略させる気あるのかって難易度になってるんですよねぇ。

危機的状況に陥ったところで、アスナが駆け込んできてくれたのは格好良かったですねぇ。大分厳しい戦いにはなっていましたが、ナーザもまた準備を終えて間に合ったのは、まぁ良し。

 

そのあとの強化詐欺事件の真相が明らかになった場面で、ブレイブスのメンバーが実行犯を見捨てなかったのも、最低限の矜持は示してくれたという点では評価できる。

アスナやアルゴが根回ししてくれてたのもあって、無事に決着したのは良かったですけど。ジョーとか言う、最後かき回そうとした輩もいるので、面倒事の種は尽きない。

高千穂ほのか先輩が好きで好きで色々ガマンできない。

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「勇気を出すためには 最初の勇気を出さないと…!!」

 

主人公の若松は、あるゲーム内に入念に隠されていた謎を発見し、手間暇かけてなんとか解読。

そこに記されていた日時と場所の指定に合わせて外出し、退屈な日常が変わることを望んでいたようですけれど。

謎を解き明かしたにも関わらず、指定場所では誰とも出会うことが出来なかった。

 

止む無く帰る道中、「謎の待ち合わせ場所」の近くにいた着飾った女性と、帰路が全く同じことに気が付いて……。

うっかりストーカーと間違われそうになったりしてましたが、寮の先輩がフォローに来てくれて助かってました。

そこで着飾っていた女性が、普段は地味な格好をしている高千穂ほのかであることに気付き、妙に目がいくようになって関係を進展させたいと思うようになる、大学生青春ものっぽい感じがありますね。

 

読者目線だと、若松が解いた謎仕込んだ犯人からして高千穂先輩なのでは疑惑があるので、そこ打ち明けてしまえばだいたいなんとかなるのでは……?

まぁ高千穂先輩、人付き合い苦手の引きこもり気質の女性で、危ういところ多くてそのルートに全く入れそうな気配がないんですけど……。どうなりますかね。



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 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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