気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

電撃コミック系列

ソードアート・オンラインプログレッシブ4

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「どうして来たの」

「わからない」

 

体術クエストに拘束されているアスナ達を置いて、二層ボス攻略に挑む事になったキリト。

一部ではビーターと呼ばれているものの、エギル達みたいに評価してくれる人もいるのはありがたかったですけど。

キリトに対して思う所ありつつも、意見を聞けるキバオウの姿勢は嫌いじゃないですね。

 

第二層のボスもまたアップデートされていて、本当にこのデスゲームを攻略させる気あるのかって難易度になってるんですよねぇ。

危機的状況に陥ったところで、アスナが駆け込んできてくれたのは格好良かったですねぇ。大分厳しい戦いにはなっていましたが、ナーザもまた準備を終えて間に合ったのは、まぁ良し。

 

そのあとの強化詐欺事件の真相が明らかになった場面で、ブレイブスのメンバーが実行犯を見捨てなかったのも、最低限の矜持は示してくれたという点では評価できる。

アスナやアルゴが根回ししてくれてたのもあって、無事に決着したのは良かったですけど。ジョーとか言う、最後かき回そうとした輩もいるので、面倒事の種は尽きない。

高千穂ほのか先輩が好きで好きで色々ガマンできない。

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「勇気を出すためには 最初の勇気を出さないと…!!」

 

主人公の若松は、あるゲーム内に入念に隠されていた謎を発見し、手間暇かけてなんとか解読。

そこに記されていた日時と場所の指定に合わせて外出し、退屈な日常が変わることを望んでいたようですけれど。

謎を解き明かしたにも関わらず、指定場所では誰とも出会うことが出来なかった。

 

止む無く帰る道中、「謎の待ち合わせ場所」の近くにいた着飾った女性と、帰路が全く同じことに気が付いて……。

うっかりストーカーと間違われそうになったりしてましたが、寮の先輩がフォローに来てくれて助かってました。

そこで着飾っていた女性が、普段は地味な格好をしている高千穂ほのかであることに気付き、妙に目がいくようになって関係を進展させたいと思うようになる、大学生青春ものっぽい感じがありますね。

 

読者目線だと、若松が解いた謎仕込んだ犯人からして高千穂先輩なのでは疑惑があるので、そこ打ち明けてしまえばだいたいなんとかなるのでは……?

まぁ高千穂先輩、人付き合い苦手の引きこもり気質の女性で、危ういところ多くてそのルートに全く入れそうな気配がないんですけど……。どうなりますかね。



おっさん、転生して天才役者になる

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しがない役者の一生 人は等しく死ぬと無となる

どんな偉業を達成した者でも 死んだ時点で終わってしまう

――だから私は 今を足掻く

 

小説家になろうやカクヨムで連載されている作品が、書籍化飛び越えてコミカライズだけされてるパターンの作品。

内容としてはタイトル通りで、うだつの上がらない中年役者として過ごしていた主人公が、転生して天才役者として覚醒していく話ですね。

 

前世最後の撮影で、演じていない素の自分が「うだつのあがらない警官」にピッタリだと監督に指摘されたりして、かつてはモブ役者だったようですが。

ありのままをさらけ出せるのも、一つの武器として諭されて心機一転……出来るかと思いきや、トラブルに見舞われて死亡。

気付いたら少女「山下マキ」として、母と二人でつつましく暮らしていた。

 

転生後のボーナスなのか、不相応な演技力を得てしまったマキでしたが、それを武器に芸能界に飛び込むつもりもなさそうで。

普通に母を気遣い、幼稚園でもリーダーシップはあるけど飛びぬけているわけではない、普通の少女らしく暮らしていました。

けれど幼稚園で開かれたお遊戯会で、マキは端役ながら難しい「木の役」を見事に成し遂げて、芸能事務所のスカウトに声を掛けられてましたが。

その誘いを断ったところで終了。しかし、1話冒頭では芸能界に進出し天才子役として名をはせている彼女の活躍風景が描かれているので、近いうちに参入していくことになるんでしょうね。

前世のエピソードも描かれていたので、1巻時点での物語の進みは遅め。ここから加速できるかどうかが鍵になりそう。

Unnamed Memory4

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「俺に…お前を殺させるな」

「あれは私じゃありません」

「それでもだ」

 

「森の見る夢14」と「形に命を吹き込む13」を収録。

ティナーシャが魔女と周知されてからも、彼女はなんだかんだ変わらず城での日常を送っていたようです。

1P目の講義受けてる時の目が小さく描かれてるティナーシャ好き。布の展示会も1コマだけですけど大き目に取ってくれてたので良かった。ティナーシャが困惑してる傍らシルヴィアが生き生きしてて良い。奥にしっかりオスカー居るし。

 

そんなある日、塔の魔法具を点検するため数日ティナーシャが留守にすることになって。

その隙を縫って危ない地域に踏み込んでいくんだから、オスカーはちょっと反省してもらって……。

「なるべく守る キリッ」ってやってるシーンはおふざけ交じりですけど、その後陳情書をみて「なるべくな」って言うシーンでは目が真剣になってる切り替えをコミカライズの絵付きで見れたのは良かったですけど。

 

確かに調査は必要だったでしょうけど、王太子自ら危険地域に踏み込むんじゃないよ……。

ティナーシャにバレないように試みてた主に、「いっそばれちゃえ」と言えるラザルが面白い。

調査に行った先でヤバいものみつけてたし、派遣する人員は選ばないといけなかったでしょうけど。

問題を解決したと思ったら新たな魔女ルクレツィアと遭遇するんだから、もう……呪いをかけてきた魔女を含めれば、これで5人いる魔女のうち3人と出会ってるんですから引きが強い。

ティナーシャが子守歌を歌ってるところや、幻影の彼女が満面の笑みを浮かべるシーンとかは好きです。

 

ここでルクレツィアと縁が出来て、彼女がティナーシャを気にかけているから、呪いの解析のヒントが得られたりもするので、割と得はしてるんですけどティナーシャが頭を抱えるのも分からないではない。

その後にクスクルの使者が来て彼女の傷えぐってくるんだもんなぁ……必要なエピソードだけど辛い。だからってわけでもないでしょうが使者カガルが、登場した巻で速攻退場したのはちょっと胸がスッとしました。

リビルドワールド

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「契約してもらうためにもアキラの意思と覚悟以外は 私が誓ってなんとかするわ」

(略)

「意思と覚悟は俺がなんとかする」

 

電撃の新文芸から書籍化されてるシリーズのコミカライズ。

原作、結構好きなんですよねー。かつて栄えた文明があったものの滅び……遺跡として残った場所から、旧時代の遺物を回収するハンター業が盛んな世界。

まぁ持つ者と持たざる者の差は大きく、主人公のアキラはスラム出身で下も下の階層出身なんですよね。

 

力がなければ踏みにじられて、挙句の果てにはモンスターに食い殺される。そんな場所から逃げ出してやる、とアキラは決意して。

スラムで起きた騒動の中でたまたまゲットした拳銃を片手に、近場の遺跡に踏み込むわけですが。

別のハンターに絡まれて。他の人には見えない怪しい女まで現れて。女の助言に従って行動した所、モンスターの襲撃からは逃れられたわけですが。

 

怪しい女――アルファから提案された、助力の提案をアキラはもう踏みにじられたくないからと一度は拒否。

ここで死ぬならそれまでだと自力で足掻こうとするアキラにアルファはサポートを提案。色々と歪なタッグが結成されて、様々な困難に挑んでいくことになるお話です。

この時期のアキラの未熟さが懐かしくて良かったですね。遺物のナイフの最大出力とか、かなり見栄えがして、楽しいコミカライズでした。

Unnamed Memory3

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「貴方が私の契約者で 私が貴方の守護者である限り」

「私はどこへ行っても何をしてても 必ず貴方のところに戻ります」

 

ついに発売された『Unnamed Memory』コミカライズ第3弾!

今回は魔法湖でのエピソード「湖の畔」37と、第16話「馬鹿王」を収録。

結界を維持しつつ剣を振るい、他の援護をする余裕まであるティナーシャ本当に強いんだなぁとしみじみ。

でも本領はやっぱり魔法なんですよねぇ。オスカー帰還後の一掃が、見開きで派手にやってくれてカッコよかった。

 

今回も要所で可愛いんですよね、ティナーシャ。

「逃げられた」って舌出してるコマとか、余計な事言われて「あの魔法士…」ってなってるコマのかまぼこみたいな目とか好き。

「どんだけフサフサなんだ」の疲れたような顔とかも良いし、あとはやっぱり15話で目覚めたシーン、これまでも可愛かったり綺麗だったりしたんですけど、なんかより美人になった感じがしていいですよね。

 

オスカーが叩きだされた場面を見てたシルヴィアが目を細めて、頭に手を置いてるコマもなんか可愛くて好き。好きなコマしかないな……。

15話はあくびしてたり、ぺって魔石をオスカーにあげたり、その後ティナーシャのとこへ飛んでいって喉をなでられてたりするナークが可愛いシーンも多かった。

 

後はオスカーが魔女との距離を感じて「ただ届かないということだけがわかるだけだ」のコマも良いですよねぇ。ティナーシャが塔の螺旋階段の上に居て、オスカーは下から見上げている。

そしてティナーシャの座ってる部分は断絶を現すように、周囲が崩れているし……第15話でも描かれてましたが、彼女より上の場所には「彼女を通り過ぎていったかつての契約者達」の影があるんですよ!!

青き月の魔女としての彼女を現すのに、必要十分条件を満たしててあまりにもエモい。オマケに15話では、12話時点で下に居たオスカーがティナーシャの元までたどり着いてるっていうのもまたいいなぁ。味わい深い。


リアデイルの大地にて1

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「だからアンタは気にせず 自分の好きなことをやればいいんだよ」

 

名前は知ってたんですが、原作未読。

生命維持装置で命を維持していた少女、各務桂菜。

VRMMOに接続して遊べるくらいの余裕はあったみたいですけど、ある時停電によって命を落として……プレイしていたゲーム『リアデイル』の世界で使っていたキャラクター、ケーナに転生してしまった。

オマケに、彼女がプレイしていた時期から200年も経過してしまっていた。

 

便利なサポートAIが、異世界にも付いてきてた為、リアルの自分が死んでしまったことにケーナも気付き。

夕方になるまでしばし呆然としていたわけですが。それでも立ち止まらずに、情報を集めてるのは偉い。

彼女がスキルマスターという、特殊な称号とそれに付随する多くの特権を有していたこと。自身の拠点が近くにあったことは幸いだったと言えるでしょう。

 

大抵の事象に対処できるし、情報収集の伝手も増えたわけですし。……拠点の塔の守護者は大分チンピラっぽかったですけど。

しかし『リアデイル』運営、いろんな部分をプレイヤーに投げすぎてて良くもまぁ続いてたなって思う部分がちらほら。スキルマスターのスキル作成にしたってそれを取得できるくらいやり込んでるプレイヤーから引退者出してたらダメでは……?

 

熊に殺されかけてた人を助けて、食料として村に提供して感謝されたり。井戸を改良したり。割と牧歌的な場所で、自由に生きていく。異世界転生ものとしては穏やかなスタートを切ってるんではないでしょうか。

……最後、なんかどこぞの商隊かなにかが襲撃受けるシーンで終わってる辺り、なにかに巻き込まれそうな気配はしますけどね。

転生王女と天才令嬢の魔法革命1

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「さてユフィリア嬢行こうか! 私が攫ってあげる!」

 

魔法が存在する世界に転生した主人公。王女として覚醒した彼女には魔法の才能が無く……それでも空を飛びたいだとか願いを叶える為に努力を惜しまなかった。

魔法科楽という独自の研究によって、便利な魔法具だとかを作ってますけど。魔女箒みたいな趣味に走ったのも作ってて、キテレツ王女と呼ばれてるのもまぁあながち間違ってはない。

 

でも、善性の人ではあるんですよねぇ。弟によって今まさに婚約破棄を突き付けられ、涙を浮かべた少女を救おうとするくらいには。

その手段が「攫う」だったのはアレですが……その足で王と令嬢の父親に話を通しに行ったり、名誉回復のための方法を立案したり、なんだかんだベターな道を選んでる感じもします。

ユフィを運んでるとき「軽い 柔らかい あったかい」とか思ってるのも本当なので、なんだろうメリハリが効いてるというか温度差が激しいというのもありますけど。

 

「ユフィリア嬢を攫ってまいりました!」のシーンでアニスが本当に生き生きとして……その後国王は憤慨してるのに、ユフィの父親であるグランツ公は諦めてお茶飲んでるコマも含めて笑えました。

魔学解説パートはアニスの説明の口調が微妙に合わないなぁとかあるんですが、全体的にはアニスの熱量も好ましい範疇ですし、ユフィは可愛いしで好きな作品ですねー。

電子版購入しましたが、カバー裏のイラストも収録されてて良かった。アンケートとったらしいコスプレイラストだったんですけど、ノリノリのアニスと照れてるユフィとが正確でてて好き。


Unnamed Memory2

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「…私は 貴方以外を守る義務はないです」

「そんなことは承知している」

 

6話~10話までを収録したコミカライズ2巻。

夜の透明編全部と、湖の畔12までが描かれているわけですが。宮廷魔法師姿だったり、剣の特訓に参加するために動きやすい服+髪をまとめたスタイルだったり。完全武装状態だったり、服装が変化してるティナーシャが本当に可愛くて、コミカライズ最高って感じですね!

8話とか日中は白い服着てたっぽいのに、夜犯人を追及しに行く場面では、何度か出てる黒服に着替えてるのは、やっぱり闇に紛れたかったからなんだろうか……。

 

宮廷魔法師の仕事を受ける場所で、わーわー言い合いして「いつものやつだ」「お気に入りなんでしょうな」と受け止めてる周囲のモブ魔法師たちが笑えて好き。

他にも、媚薬盛られた後「何?」って言ってるとき目が暗くなって呆れた風味だしてるのとか、「私に魔法薬は効かないんですよ!」の吹き出しに描かれた「バカ!!」とかティナーシャの表情、オスカーと一緒にいるとコロコロ変わるので本当見ていて楽しいですよね。

 

でも、そうやってふざけているのも彼らの素ではあるけれど。どちらも王太子と魔女という力ある者として、相応しい振る舞いもちゃんと出来るというか。

覚悟を決めて進むときの表情とかもあるので、そういう描き分けがされてるように思えてとてもいいですねー。

巻末には書き下ろしSSで「魔女の横顔」が収録されてます。オスカーとティナーシャのやりとり、楽しいですよ。

ソードアート・オンライン プログレッシブ3

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「死にたいなら…ッ 勇者として死になさい!!!」

 

NPCではないプレイヤー鍛冶師が登場して。

生産職も少しずつ進んでいくだろうか……と思った矢先、強化を依頼したアスナのレイピアが壊れてしまって。

頼りにしていた相棒の喪失にアスナはかなりのショックを受けます。

 

キリトは彼女を宿に残してアルゴと接触。

どうやらレイピアはゲームシステム的な事情で壊れたのではなく、武器はだまし取られたようだ、と察して。ギリギリで取り返せたのは良かったですけど。

デスゲームだっていうのに、誰も彼も勝手と言うか。ギスギスしてますねぇ。命がかかっているからこそ、か。

 

直ぐに告発する事もできるが、下手するとPKによって罰を与えようとする流れになってしまうかもしれない。

それを危惧して、慎重に調査をすることになりましたが。最近、攻略組に合流した「レジェンド・ブレイブス」が強化詐欺に関与しているのではないか、とキリトは疑っていて。

攻略の傍ら、詐欺の手口に辿り着いていたのはお見事でした。

キリトがスキル鍛えまくってて、アスナが対抗意識燃やしてるのが可愛かったです。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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