「……」
「クリス様 ご決断を!」
ゲーム『幻想水滸伝Ⅲ』のコミカライズ。
いやー、懐かしいですね。真の紋章を巡る争いの中で、宿星を集めて主人公が駆け抜けていくシリーズの第3作。
複数の主人公が居て、それぞれの立場と見えているものが違うんですよねぇ。
1巻のチャプター1は、グラスランドの部族カラヤに生まれた少年ヒューゴの物語。
族長の息子ながら幼少期は狩りで坊主なことも多かったようですが。心優しい部分も持ち合わせていて。
グリフォンの子どもを発見し一緒に育ったことで、ともに戦士として認められたのは良かったですね。途中、魔獣だからと排除されかけた上での縁だからなお良し。
そんなカラヤも属するグラスランドのシックスクラン連合軍は、隣国ゼクセン連邦と戦争状態であり……。
2人目の主人公のクリスは、任務の中で消息不明となった父の背中を追って騎士になろうとした少女だった。「女のくせに」と侮られることも多かったけれど、窮地にあって目覚ましい活躍を挙げたことで「銀の乙女」と呼ばれるようになって。
その争いで騎士団のトップが命を落としたので代行を求められたりして、一気に重荷を背負うことになったりしてました。
争いの中で疲弊していったこともあって、立て直しのための休戦協定を結ぼうと互いに動き始めもしてましたが……。
その中で血が流れてしまったことで、さらなる争いに向けて動き始めてしまった、と。村が焼かれると、ストーリー始まったな感がある。