気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

宝島社文庫

不純文学

ico_grade6_3h

それにしても、デートという言葉の懐の広さは凄い。これじゃあまるで、無敵じゃないか。

 

冒頭は、P120「世界が色づく」より。

見開きの右側にタイトル、左側に小説を掲載した1頁だけの物語。

合わせて124もの物語が紡がれています。

これは、とある先輩と後輩の、二人の不思議なお話。

 

在る時は前世の恋を思い出して。

別の話では更に前の時代での復讐の連鎖を思い出す。

はたまた、おかしな姿に変貌してしまったり、どちらかが失踪したりする。

二人は時に交際するし、死別する。

結婚することもあれば、別の相手と結ばれるのを見ることもある。

 

万華鏡のように煌めく話が、次々にやってくる。

話毎に事情が異なるのを説明しつつ、一ページでオチもつけている。

見開きで完結していることもあって、かなりスルスル読めましたね。

Twitterでも発信されているので、ちょっと調べてみて、気になるエピソードが見つかったら。是非、これも読んでほしい。


妻を殺してもバレない確率

ico_grade6_3

「かっこよかったよ」

 

未来に起きる事の確立を予測するシステムが完成し、誰でも簡単に利用できるようになった世界。

そこで様々な確率を調べる人々の人生の話。元は小説家になろうで表題の「妻を殺してもバレない確率」が掲載されていて書籍化。

新作書き下ろしを加えて、刊行されたようです。手元にあるの初版なんで2年くらい積んでるな……

 

「妻を殺してもバレない確率」、「あの子が同じ電車に乗ってくる確率」、「明日、世界が終わる確率」、「彼が奥さんと別れる確率」、「空から女の子が降ってくる確率」、「娘に彼氏ができる確率」、「私が一生独身の確率」。

以上7編からなる短編集。

 

表題作がやっぱり好きですねー。政略結婚で好きでもない女性と結婚する事になって。妻を上手く殺すと遺産だけゲットできないか、みたいな空想をして。

当人の前で行ってる辺り、実行するつもりのない夢想の類ですけどね。妻も「頑張って」とか言いますし。

妻の方は同時に「愛されたい」と表明して、彼へアプローチも続けてますしね。予期せぬ事態に石化してる場面とかは可愛くて良い。

なんだかんだで相性いいのでは? みたいな空気になりますが。有る時、確率が跳ね上がって……

うん、綺麗にまとまっていて好きです。

 

あとは「彼が奥さんと別れる確率」。

最終的にそれを調べていた女性が、旦那さんの背中を押してあげる場面が格好良くて好きなんですよねぇ。

店の大将もいいキャラしてました。

他の作品もそれぞれに良い所があって、お気に入りの一遍を見つけられるのでは。



君にさよならを言わない2

ico_grade6_3
それでもぼくは――
君にさよならを言わないと、決めた。 

 

幽霊が見える症になった少年のお話、第二弾。

娘を愛する幽霊小梅さんの話。

在る少女の「生霊」のお話。

そして、去っていった彼らが戻って来るお盆の時期のお話。

三編が掲載されております。

 

全体的に読みやすい作品ではありますね。

小梅さんのエピソードはかつて住んでいた場所から動けぬ地縛霊になってしまった彼女が、二十年の時が経った今、娘がどうしているのか知りたいと願い。

何とも不器用過ぎる感じはしましたなぁ。

 

話を聞いて、娘を探しに行く明も明ですけど。その行動力は凄いと思うけど、傍から見ていると中々の不審者だと思うので、もうちょっと周囲見てもいいんじゃなかろうか。

警察に連れて行かれかけてましたが……そう思われても仕方ない感じですしね……

全体的にこう上手く回るだろうか、って匂いはしますが。まぁ、全てが上手くいく、優しい世界だという事でしょう。

幽霊たちが、未練を解消できるなんて救いが与えられているんですし。

 

 

珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る

ico_grade6_2h
「えぇ、行きましょう、どこへでも。だから――」
(略)
「だから、どこへも行かないで」


テンポは悪くないけど、良くも悪くも軽いなぁ、というか。
珈琲ネタもミステリネタも、半端につまんでる感じがする。
作中に出てきた作品よりかは真面目に珈琲とか取り上げているようにも思いますが。
何となく、読み応えがないというか。

物足りなさもあるよなぁ、という印象を抱くもので。
一つ一つのエピソードを描きつつ、裏側でも進行している構成になっています。
しかし、裏の事情に面白味も足りないので、全体的に、物足りない感じに落ち着いてしまっている残念さ。

今回は、美星の妹である美空が夏季休暇を利用して京都までやってきてました。
彼女は彼女で色々と用事があるようで動き回っていましたが。
その行動によって事件を引っ張ってくるというか渦中に突っ込むんだから何とも言えない感じが。

もうミステリー要素を楽しむというよりは、美星バリスタと青山の交流の方がどうなっていくのかの方が気になって読んでいるような。
あからさまに伏線張っていますよーってされると、なんか微妙に萎えるというか。
・・・文章が好みに合っていないんじゃないかと今ふと思いました。


プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ