気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ヒーロー文庫

ナイツ&マジック8

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「巨大な、人。彼らと関係を築くうえで、我々は力を示しておく必要があるということか」

「彼らに寄りかからなければ暮らせないようでは、この地に来ることもできませんから」

 

隊長の生存を信じ、大森林に戻ってきた銀凰騎士団。

初見の際は手痛い打撃を受けたものの、情報があり対策を練れれば、対処するのに問題はない、と穢れの獣を追い払っていました。

この広大な場所で、ちっこいエルをどう探すか……と考えた時に「どうせエルなら何かするだろうから、それで分かるだろう」と共通認識を得ている銀凰騎士団は逞しくなったな……

 

まぁ実際大人しくしてなかったんですけどね、エル。

味方の飛空船を見つけて、けれど通信する手段もないから、仕方ないので正面から乗り込もうとカササギを使って、飛翔騎士の包囲を掻い潜って接近する辺り、彼の選択肢には無茶ぶりしかないのかと。

 

無事に銀凰騎士団と合流したエル。

巨人族の戦いの前に、大戦力を得たわけですが……コレをまっとうに使うはずもなく。

理由があるから自分とアディは参加するけど、他の面々まで加わる必要はない、と団長として宣言。

ただ、銀凰騎士団も慣れたもので。ディーとかは「私は勝手に団長についていくから、来たい者は来ればいい」とかエルに順応してましたからね。

エルの無茶ぶりになれた騎士団の面々の対応力が上がっていて笑った。

 

巨人族と小鬼族の関係。

小鬼族の王の願いはともかく、手段を認めることが出来ず戦う事になっていましたけど。

まぁ元より何かを企んでいるのが明らかでしたから、こうなるとは思っていましたが。

なんとか巨人族たちの争いは終結したものの、問題が全て解決したわけでもないところがポイントですよねぇ。

小王はいったい何をしでかすやら。またロクでもない事仕掛けてきそうな予感しかしないんですが。

ナイツ&マジック 8 (ヒーロー文庫)
天酒之瓢
主婦の友社
2017-09-30


ナイツ&マジック7

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「小鬼族と呼ばれている者たちの、始まりを。あなたならば識っているのではありませんか? 小鬼族の王よ」

 

ボキューズ大森林へ乗り出した飛空船団は、未知の魔獣によって撤退。

皆を守るために奮戦したエルは命こそ助かったものの、取り残されてしまって。

……まぁ、ここに残ったのがエルと彼を信頼しきっているアディだったのは幸いだったことでしょう。

 

森に住まうエルたちの何倍も大きい、巨人族。

体躯が巨大なだけではなく、目がいくつもある、明らかにエルたちとは違う種族。幸いにして言葉は通じるようでしたが……

最初に見つけたのがエルたち出なかったら。もっと頭の固い誰かだったら、異形の化け物として血で血を洗う凄惨な戦いになってもおかしくなかったのでは。

 

まぁ、エルが色々と常識をぶち壊しまくったからこそ、こうして大森林へ赴くことが出来たわけですし、銀凰騎士団の面々だったら、交渉もできたのでは。

……幻晶騎士抜きで、巨人族の勇者と競り勝って交渉の卓についたエル程順調にはいかなかったでしょうけど。

 

そして巨人たちと交流を続ける中で、エルは色々とこの地の力関係やルールなどを学んでいますが……

資材が不足していようと彼のロボット狂いは止まらず。

扉絵の解説で「きあわめて物資の乏しい状態で作られたために、下半身を丸ごとなくすという狂気的な設計方針が採用された」とか書かれている辺り、もうなんというか流石としか言えない。

ナイツ&マジック 7 (ヒーロー文庫)
天酒之瓢
主婦の友社
2017-03-25

薬屋のひとりごと7

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「なにがなんでもうかってもらわねばなりません」

「そ、そういわれても」

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「なにがなんでも今度こそ受かっていただきます」

 

里樹妃の一件が解決し、市井に戻った猫猫。

そこに高順がやってきて、官女にならないか、という話をして。

以前興味がなかったためロクに学ばず、落ちた試験ですが……今回ばかりは、と方々に手を回し、逃げようがない状況を創り出すあたりやり手ですね。

 

そして状況が整ってしまえば猫猫はちゃんと出来るんですよねぇ。

興味があることとないことへの反応が極端なだけで、元々のスペックは決して悪くないのですから。

詰め込み教育で、主席を取ってしまう辺り、要領も良いというか。呑み込みが早い。

 

見事官女となり、医官の手伝い何かをする部署に回されていましたが……

どこぞの軍師がそれを嗅ぎつけて周囲をうろつき、他の官女たちから不審がられたり。

血縁を使ったコネ採用ではないか、と疑いを向けられたりしていました。

そんな状況でも気ままに仕事に打ち込める猫猫は、本当強かです。周囲に流されてここまで来ているのに、なんだかんだ生き残りそうな雰囲気がある。

……扉絵に、官女の集団の中にいる猫猫を軍師が見守っている絵がありましたが……そこでの猫猫の目がかなり死んでて、思わず笑ってしまった。

 

新たに妃として迎えられた他国の娘、愛凛。

彼女からもたらされた情報で、またも厄介な状況になっていることが明らかになりますが。

白い娘について、ここまで尾を引くのか、という感じですねぇ。

今回もまぁ、上手い着地点を見つけられていましたけれど……不穏な影はまだあるんだよなぁ。

続きが楽しみです。ちゃんと仕事していたけど、影が薄かった壬氏にももうちょっと頑張ってもらいたいところではありますが……どうなるやら。



転生者の私に挑んでくる無謀で有望な少女の話

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「私は『特別』にはなれなかった。君のような『特別』にはなれなかった」

 

タイトルであからさまに転生者と謳っているからか、裏表紙のあらすじにはさっぱり触れられていないのにちょっと笑った。

20代の若さで、病に倒れた青年。平凡な人生を送ってきて、特別になりたいと願っていた、普通の男。

それがなぜか、転生してしまい。前世の知識がある事で幼少期の勉強はかなり優位に進められて。

 

前世の記憶がある少年ジークとして、日々を過ごす。

……仕事に追われる社畜だったこともあり、退屈もそこそこ満喫しながら、幼馴染の少女との付き合いを続けていた。

ジークのように転生したわけではない、幼少期から才覚の片鱗を見せる、神童。

とはいえ、転生したジーク相手にはテストの点で負け続けていて。いつか勝ってやるんだ、とジークに噛みつくアーニャとジークが送る日々が描かれています。

 

小学生くらいから始まって大学まで行って、とかなりテンポは速いですね。

元々は短編だったので仕方のない話ではありますが。学生時代の友人キャラとかが追加されていたり、後半ほぼ描き下ろしの、エピソードが収録されたりしていました。

和遥キナさんの絵も綺麗ですし、短編読んで気に入ったなら手を出してみてもいいのでは。



理想のヒモ生活10

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「それは駄目ですッ。私は、カープァ王国に行っている隙に、父上やお祖父さまに禁止されている魔道具の制作に取りかかりたいのですッ」

「やめて下さい、国際問題になります」

 

妊娠中のアウラの為に、治癒術士を派遣してもらうべく双王国に戻ったゼンジロウ。

息子をつつけば動く、という印象を与えてしまった。そのままにしておくのも不味いから、確かにそこは急所だが――逆鱗でもある、というアピールをすることに。

この辺りのバランスとりをするアウラは大変そうです。

 

相手側もゼンジロウという価値観の違う相手に、中々戸惑っている様子でした。もっと困れ。

一応、色々と考えているらしいって言うのは情報出てきましたが。

北方の国家に対抗するために国力を伸ばしたい、という目的とか危機意識は分からなくはないですけども。

その為にわざわざ蛇のいるや藪つつかなくても。

カープァ王国で作成中のビー玉がかなり価値の高い交渉道具となりそうですし、二国間での探り合いがどのあたりに落ち着くかは気になるところです。

 

瞬間移動の魔法で、二国を結べるゼンジロウの元に色々と相談が持ち込まれていましたが。

正直、4家の令嬢たちは前回限りの登場になるかと思ったので、一部とはいえ再登場してきたのには驚き。

しかも、それぞれの目的の為にカープァ王国に来ることになっていましたし、交流は続くんですかねぇ。

 

ルクレツィアとの接点も途絶えそうにはないですし、彼女もやはり表紙を飾ったキャラとして後宮入りするのだろうか。

今のところあまり好感度は高くないので、もうちょっと株を上げて欲しい所ですけど。あ、でも今回の表紙絵は可愛かった。

理想のヒモ生活 10 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦
主婦の友社
2017-12-28


理想のヒモ生活9

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「部隊が任務を遂行できなかった時、そこに存在するのは、多数の『無能な一般兵』と一人の『普通の隊長』ではない。多数の『普通の一般兵』と、一人の『無能な隊長』だ。

さて、エラディオ大隊長。貴様の部隊は見事、任務を完遂できるかな?」

「無論ですッ!」

 

双王国へやってきたゼンジロウ。

それを狙ってブルーノ王が退位を宣言し、ゼンジロウも他国の王位継承騒動に巻き込まれていくことになるわけですが。

ゼンジロウは、割と頑張って取り繕っているけれどあくまで日本人なんだよなぁ、というのがハッキリ示された話でもありましたねー。

 

可愛い息子が政治の材料とされそうになったことに怒りを覚え、どうにか状況を動かそうとアイデアをひねり出していましたが。

帰国後にアウラからは問題提起されていましたけれど、息子を絡めた脅しが有効だ、と示してしまったのは後々に響きそうでもありますが。

ま、その辺をしっかりアウラがフォローしようとしてくれてますし、夫婦仲も変わらず良好のようですからこのまま上手く国のかじ取りをしてほしい所。

 

双王国での駆け引きに絡んで、向こうの国の美少女たちとの交流もあったりしました。

滞在中の案内人として傍にいるルクレツィアなんかは露骨にゼンジロウとの距離を詰めようとしてる貪欲な面も描かれていましたが……

下手にアウラとの関係が良好な分、余りいい印象は無かったなぁ。フレア姫の事を受け入れると決めたばかりだし、ゼンジロウのキャパ的に後宮を拡大する余裕等ないと思いますし。

ちょっと蛇足だった感じがします。ここから後宮入りを果たそうとするとかなり道程は厳しいと思いますけどねー。どうなるやら。

理想のヒモ生活 9 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦
主婦の友社
2017-05-31


異世界食堂4

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「……じいさんが言ってたんだ。『もし俺になんかあったら、お前に全部任せる。続けてもいいし、畳んでもいい。売っぱらってもいいが、できれば続けてくれや』ってさ」

 

ちょうど今アニメも放送している、人気作品。

個人的にも結構好みな作品ではありますが。

アニメがちょっと説明足りないのでは……? と思えてしまうのが辛い。

一話からアレッタを出したかった、というのは分かりますが、異世界食堂という場所についてよくわかっていない状況で、アレッタのエピソード展開してもなぁ……

後、書籍化・アニメ化とかでなろうの方の掲載ペース落ちてしまったのも残念に思ってはいます。好みは変わってないので、こうして新刊出たら買うんですけどねー。

 

閑話休題。

異世界食堂でのエピソードが重なるにつれて、どんどん客同士のつながりも広がってきた感じはありますねー。

1巻から登場していたメンチカツ2世こと、サラの亡くなっていたと思われていた従兄とサラが異世界食堂で再開したり。

そこに通い詰めている知人の行動を怪しんで後をつけて、顧客が増えた「チーズケーキ再び」なんて話もあります。

 

料理の研究を続けているエルフ、ファルダニアは取り替え子として生まれたために捨てられたエルフの子供を拾って、旅路を共にしたりしていますし。

客同士の交流の様子とかが結構好きです。『黒いの』がウェイトレスになってますが……余り登場する場面が無いので、改稿の意味とは……みたいな気分にはなりました。

異世界食堂 4 (ヒーロー文庫)
犬塚 惇平
主婦の友社
2017-06-30


薬屋のひとりごと6

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「私はあなたに幸せになってもらいたいと思った。ただ、それだけなのです。その願いすら、単なる官の一人には過ぎた望みでしょうか」

 

壬氏がついに行動を起こしましたが……猫猫にいいように振り回されますなぁ。

本当に彼女は猫みたいに気ままなので、壬氏からしても調子が狂うのではないでしょうか。

馬閃との会話が噛み合ってないことにも気づかずに誤解を招いてましたしね……笑った。

 

猫猫の周りでもチラホラ怪しい動きがありましたねぇ。

変人軍師の実家で当主の座を奪われた老人に絡まれるなどもありましたが。

羅の一族は変り者ばっかりだな、ホント……それに振り回されてるご老体は哀れ。まぁ、彼自身小物臭くて、羅漢に蹴落とされなくても別の奴に追われてたんじゃないかなと思えますがね……

 

里樹妃の周りもきな臭いというか、彼女もトコトン運が悪いというか巡り合わせが良くない。

あちこちから疑いを向けられ、大分心を痛めたのではないでしょうか。

思惑が重なり、妃でありながら幽閉されることに。命を狙われるのを危惧し、守るために隔離した結果なんですが……

 

よりにもよって、なんでそいつと接触してしまったかなぁ、という状況になって。

此ればっかりは彼女のせいではなく、管理が甘かった周囲のせいだと思いますが。

まぁ、その結果としてなんか綺麗にまとまりそうな感じになってたのは、良かったですが。猶予期間があるわけで、その間に何かトラブルが起きないことを祈ります。

 

理想のヒモ生活8

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「はい。そのつもりです。ですが、いずれにせよ本国で父と兄を説得して、私はこの国に『戻って』きたいと考えています。ゼンジロウ陛下、その時は私を歓迎してくださいますか?」

 

フレア姫との距離が順調に近づいているゼンジロウ。

それは恋慕の情を彼が抱いたというか、敵対的でない相手を警戒し続けるのがインスタント王族のゼンジロウには難しく、フレア姫に踏み込まれている、という感じですが。

色々とたまっている状況ですが、アウラに第二子が出来たかも、なんて話もあり。

ますます瞬間移動の練習に励んで、ついに会得する事が出来てました。

 

王家の名簿に名が無いニルダの件も、ひとまずは解決してました。

最も、名簿から漏れがあったのが彼女一人だった、というのは楽観が過ぎるというもので、この後が大変そうですけどね。

現状の体制を維持し続けるのは困難だ、と判断を下し近く『元帥』と『宰相』を据える予定をアウラが打ち出してました。

 

それを察知したプジョル将軍がちょっかいを出してくる一幕もありましたが。

……彼の妻となった御仁が傑物だからなぁ。上手く夫を操縦しているというか。

猪突猛進とまでは言わないけど、暴走がちな面があったプジョルに優秀な頭脳が付いて、名家同士が結びついて権力の集中が……とかってレベルの問題じゃなくなってるような。

これで上手い事元帥位につくと、後々大変そうですが。

別に、違反行為してるわけではないから咎められないというあたり妙手だなぁ。

 

フレア姫たちの『黄金の木の葉号』も途中、この土地の季節の問題などを考慮に入れておらず、多少進行がずれこんでましたが。

無事に修理が完了して。彼女たちが帰国する目途も経ち……もう話を断れる状況になく、側室入り確定してましたなぁ。

 

そしてゼンジロウが双王国へ向かい……彼に近づこうと画策する少女がまた出てきたわけですが。

現状、彼女を応援したくはならないなぁ。

ゼンジロウの気持ち的にも、側室はあまり増やしたくない中、フレア姫の受け入れを決めた後だから、ルクレツィアの思惑通りに行かない可能性の方が高いと思いますが、さて。

理想のヒモ生活 8 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦
主婦の友社
2016-06-30
 

理想のヒモ生活7

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「(前略)私、ゼンジロウ陛下に惚れ直しました」

 

結婚式へ向かう道中。

フレア姫は、護衛付とはいえ竜種の狩りに参加して。

戦士として最低限の実力は持っているようです。

最も、彼女の国では最低でも「百騎長」クラス……それこそ「女だが並の男よりも腕が立つ才人」でなければ「戦士」となることは出来ないそうで。

 

だからこそ、自ら獲った獲物をふるまう食事会を開催したときの彼女は、本来できなかったことをした、ととても楽しそうでしたが。

……状況的に仕方ないとはいえ、立場に押されてどんどんゼンジロウの逃げ場なくなってきてますなぁ。

 

辺境伯の下で行われる式ですが……事前にアウラから聞かされていなかった「辺境伯家の次女」なる存在が出てきて。

オマケに隣国と領地を接している事、名の知れた武人であるプジョル将軍が式の主役であることから、他国の将軍まで臨席することとなり。

騒ぎの種が向こうからどんどんやってきて。大事になる可能性が高く、アウラも即座には動けない状況。

 

そこでさらに、その他国の相手を巻き込んだ騒動が起きて。

通常だったらそこまで大事にならなかった事が、上手くかみ合わずに転がって行ってしまって。

事情を把握していたゼンジロウが、何とか収拾つけてましたが、王配ともなると本当あちこちに気を使いますな……お見事。

それによってフレア姫からの評価がさらに上がって、もう逃げ場なくなってましたが……まぁ自らの行いの結末なので粛々と受け入れればいいんじゃないかな……

理想のヒモ生活 7 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦
主婦の友社
2015-09-30
 
プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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