気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ヒーロー文庫

魔力の使えない魔術師4

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「……後悔しないのか?」

「するかもしれないな。だけどそれは、お前を失う事よりずっとましだ」

 

シリーズ完結巻。

ルルリア側のエピソードから。

なぜあの場面に神子が乱入してきたのか。

神官長が出張って来た状況についてもふれられましたが……

 

最終的に、状況を悪くするだけ悪くして退場しやがったあたり、本当何しに来たんだ感はありますね。

神殿の背景とかが分かったぐらいしか良かった事ないのでは。

トップが消えた事で、事後処理はいっそ楽だったかもしれませんがねー。

事態が収拾してからユリスたち側とダイチ達側のそれぞれの状況を描写してくれたのは良かった。

 


魔力の使えない魔術師3

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「自分の嫁に言う台詞くらい自分で言え。――俺の答えは、こうだ」

 

神子の手によって操られたユリス。

幸いそれによってみゆき達を傷付ける事はありませんでしたが……

ユリスを相手にしている間にみゆきは何者かにさらわれてしまって。

不穏な動きをとる神子を無視できないし、魔王を放置するわけにも行かない。

 

オルトの母親が先代の神子だとか言う情報も出て来て。

神子の思惑が逆に分からなくなった感もありますが。

オルトの故郷で待つという神子の様子を窺ってから、魔の森に入ることに。

そこでルルリアたちとは別行動をとって、ダイチは魔王の正体を薄々察し迷いながら進む。

道中では、トリスがついにユリスの秘密に切り込んで兄弟腹を割った会話をしたりしてました。あの場面結構好きですね。

 

ダイチの予想通りの相手が魔王城では待っていて。

即討伐って空気でもなくなり、対話するシーンになっていたのは、まぁ展開的には予想できた話ですね。

対話で片が付く状況になったかもしれないのに、乱入して来る輩が居て。

つくづくろくな行動とらないなあの神子……



転生者の私に挑んでくる無謀で有望な少女の話3

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「未来を探すなんて簡単です」

 

タイトルからはどんどん離れていった感。

けれど、転生者が多い謎について触れて。妄執にかられていた少女が救われる結末になったのは良かったと思います。

 

作中から四百年ほど前。

時代の過渡期というか変革の始まりとなった時代。

魔女狩りが過熱していた最中の、魔女たちのお話。

どこの世界でも異質なるものを畏れる人の心理は変わらず……暴走してしまうところまで同じでなくてもいいんだよ、と思わず唸りましたが。

 

魔女が最後にとった行動が、未来につながったんだから、無情というか。

そうして変化の火種を起こした魔女が、今を生きて、過去に縛られているあたりは世知辛い。

けれど、転生者達や良き友人に恵まれて前を向けるようになったのが何よりの結末だと思います。

しかしあのオルゴールが伏線になったのにはちょっとびっくり。



転生者の私に挑んでくる無謀で有望な少女の話2

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「しかし、あらゆるものには人の意思が宿っているんだ。人に知られず消えていったたくさんの品だって、そこには製作者の意思があり、それを使った人の思い出が宿っている」

 

タイトルにあるエピソードは1巻で終わらせたので、子供世代の話ですね。

転生者のジークの子供、ユキの友人たちのお話。

ジークとアーニャの友人、コスタスとソフィの子供ティフィーは妹に将来を心配されるような寝坊助というか。

 

興味があるなしがはっきりしてる、ちょっとゆるーい子でしたが。その分、好きな事には真面目といいますか。

努力してるという意識が無く、取り組めることがあるというのは凄いですよ。

ピアノに打ち込んでいて。教室でアレンジばっかりして叱られることも多いけれど。「弾かなきゃ、それはもう日常じゃない」と言ってのけるくらい、彼女の中に組み込まれている。

 

そんな彼女をライバル視している少女、トゥーリの葛藤がまたいいですねぇ。

天才はずるい、と。けれど、才能があるとかないとかでは関係なく、ピアノを続けると言ってのけたのは強い。

彼女にもまた秘密があったわけで、それはさらっと明かされてましたが。

どうなってるんだ、この街。転生者多すぎないか。


 

第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様

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「この身は殿下の剣となり盾となり、殿下の御身を生涯お守りいたします」

 

隣国の学院に留学している、第六皇女ヴィクトリア。

戦争の気配を感じた彼女を救出に来たのは、黒騎士と呼ばれる第七師団の団長アレクシスだった。

争い自体は短期間で終わったようですが、武勲を上げた彼に降嫁させる話を父から聞かされることに。

 

齢十七になろうとしているのに、見た目が十歳くらいにしか見えないヴィクトリア。

一方で、黒騎士はその体格と風貌から若い令嬢から逃げられるという経歴の持ち主で。

美女と野獣……というにはヴィクトリアの方に迫力が足りないというか。いや、彼女目鼻立ち整っているし、成長すれば美女になるのは間違いないですけど。

現状だと子連れの軍人に見えてしまうのは致命的なバグでは……うーん、割とお似合いなんですけどね。

 

まぁ、ヴィクトリア自身も成長していない自分の体格に思う所はあるようで不満を零す場面もあったりしましたが。

アレクシスは彼女の内面に、為政者の顔に惹かれているから、その辺は問題ないと思います。

ただまぁ、色恋の甘さよりは実務的な話題が多くなりがちなのは、今後に期待というところでしょうか。

 

友好の証として来訪した隣国の王女が、チャームの魔法をばらまいて不和を起こす場面が多かったり。「姫様をアッシーに使った挙げ句」とか、砕けた言葉遣いが散見されるのには、ちょっと引っかかったので残念。



理想のヒモ生活12

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「ですが、確実に言えることは、何らかの技術もしくは知識を真剣に会得した貴方は、それを行っていない貴方よりも、有利な未来を引き寄せられるということです」

 

木造帆船での長い航海。安全の保障が無い危険な旅路ですが……

フレア姫たちは何とか無事に北大陸に到着。

途中無人島にて休息をとり、ゼンジロウが魔法で一時帰省して支援物資を持ってくるなんて反則技を披露したりもしてましたが。

 

その後も順調に航海は続き、北大陸の中でも協会勢力の影響が少ないというポモージエ港に停泊することとなって。

そこでポモージエに騎士団が攻め込もうとしている、という情報を得て、面倒事に巻き込まれるあたり、厄ネタ引き寄せてるのは誰なのやら。

 

今回はたまたま立ち寄った港で、騒動の情報を得て、領主に報告したこと。奇襲を警戒するために港が封鎖されたことが噛み合って、本当に巻き込まれた感じですけどね。

騎士団の襲撃自体は、情報を得て奇襲を潰せた時点で問題なく対処できていましたが。

火薬を用いた武器を扱う傭兵や、北大陸の王族などが絡んで、今後に尾を引きそう。

あの王女様が出てこなかったら、もうちょっと逃げられた気もしますけど。

この街に残っていたからこそ、傭兵の武器の情報を得られた、という面もあるので。とりあえず大損は避けられたかなーという感じ。

次こそ、フレア姫の父親との対面になりそうで、ゼンジロウファイト―。

理想のヒモ生活 12 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦
主婦の友社
2019-04-30


異世界食堂5

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「あら? 弱いと何か問題があるのですか?」

 

アニメ化もしていたシリーズの新刊。

WEBの更新頻度減少してしまって残念におもってますが、新刊出てくれたのは嬉しいですね。

おまけに巻末にBD特典の短編が収録されてるのもラッキー。最近こうやって特典の再録してくれるので、円盤買った方々には申し訳ない気持ちもあるけど、正直有難いですねー。

全部は追い切れないので……

 

ドヨウの営業日。

扉の看板を、あちら側の文字に変えてました。

それによって新しいお客様が来たりしてました。

開店時から店主が代替わりしたように、どんどん『ねこや』も変化していくんですよね。

そういう流れに逆らわないというか、上手く乗りこなしているような雰囲気が好きです。

 

所属国家、種族ごちゃまぜの闇鍋みたいな店ですが。

諍いを起こさなければ構わない、という懐の深さもあるので料理の味を少しでも持って帰ろうとする人達とか、他国の情報収集に使う「カルボナーラ」みたいな人もいるみたいで。

……情報収集と言いつつ、リラックスできる食事楽しんでますよねー。ねこやの魔力か。

 

シャリーフの恋模様が順調に進みそうなのが何より、ですかねー。

国家間の事となると中々難しそうですが。本気度会いを占めすために貴重な魔道具を持って行ったのも功を奏したのでしょうが。



薬屋のひとりごと8

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「仕事は分配。使えるものは誰だって使う。使えないものは邪魔にならぬよう、毒にも薬にもならない違う仕事を与えてください」

 

変人軍師が、囲碁大会を開催するとか言い始めて。

性格はともかく実力はかなり高いため、注目を集めているうで。

壬氏の手伝いをしている文官が熱を上げてる様子には少し笑った。解読も難しいし文才はどうでもいいけど、あの人の棋譜は見たい! という想いを壬氏に披露できるあたりは見事。

 

変人軍師の囲碁大会という一見ネタにしか思えないイベントもかなり大仰なものになっていましたし。

そうでなくても蝗害の報告や、不思議と甘い葡萄酒の話など壬氏は毎度のことながら苦労してますね……

 

正直今回一番笑ったのは、猫猫が同僚と化粧品を買いに行って……何故か薄餅を焼いていた所ですかね。

「ねえ、二人とも。周りが呆れているわよ」と姚に言われてましたけど……しれっとツッコミ入れてる辺り、彼女も大分毒されてきてますよね……

 

とは言っても猫猫が薬を試すためにわざと怪我しようとしたら焦って止めたり、ちゃんと常識的な部分も残っているようで安心しました。

友達だから、という姚に燕燕が妬むような眼を向けてる場面も微笑ましかったですねぇ。猫猫にちゃんと友人が出来たのは何よりです。

 

玉葉妃の周囲もかなり不穏な気配があるようで、猫猫を引き込もうとしたりしてました。

人気者ですね、猫猫。毒見が出来て、頭の周りも良い女となれば使い勝手がいいんでしょうけど。

最後、壬氏がとった行動は、高位の人間としては正直ありえないものだと思いますが。いざとなったら手を選ばない辺りが彼らしいのかな……怖いわー、敵に回したくない手合いだ。



ナイツ&マジック9

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「………………………………ほう、そうか。あの銀凰騎士団団長が結婚すると。それはなんというか、よきことであるな」

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「しかしあれも結婚などという『普通』なことが、できたのだな」

 

無事に王都へと帰還したエルネスティ。

とはいえ、お土産に巨人族と遠征軍の末裔についての情報を齎すんだから、国王が卒倒するのも無理はないというか。

王族を卒倒させるなよ、騎士団長。

先王なんかは、隠居の身ということもあって凄い状況を楽しんでましたけどね。

 

エルがこれまで多くの偉業を為してきたこと、それに甘えすぎていた、と周囲が気づいて。

状況が変わってきたこともあり、銀凰騎士団も形を変えることに。

第一、  第二中隊を核として新たな騎士団を創設、銀凰の傘下とすることで勢力を拡大。

エルが動くより先に、部下を動かすためとか、彼らが持ち帰った大森林の情報を受けて未来に備えるためとか事情が絡み合ってましたけど。

 

銀凰の名が周囲に広まり、その活躍が演劇になったりしてるなんて事情も描かれていました。熱心なファンとかもいて、ちょっと笑ってしまった。

部下が増え、手が空いたエルがまた色々工作初めて、振り回されていましたね。ラボから派遣されてきた人員がさっそく洗礼を受けてました。

強く生きろ……

 

騎士団絡みのあれこれをこなしつつ、オビにも書かれていた通りに、ついにエルがアディと結婚する事に。

まぁ、なんだかんだでお似合いなのでは。

振り回されていた王様は結婚の報せを受けた時に、あれも結婚できるのか……とか言ってましたが。振り回されてきた実績があるからな……

 

情勢が落ち着いていた事もあり、新婚旅行に行くことを決めたエル。わざわざ隣国に足を延ばすあたり、自由だなぁ。

オマケにイカルガ持って行こうとしてましたしね。過剰戦力にもほどがあるし、整備の問題もあると王に止められていましたが。

赴いた先で騒動起きてるっぽいし、イカルガ持ってきてても良かったのでは……

 



理想のヒモ生活11 

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「この流れ、もう止めようがないよね?」

 

ついに宰相と元帥を任命したアウラ。

女王の負担は減るものの、権力が分散する事でかじ取りが難しくなる可能性もあって難しい所。

 

血統魔法の存在もあるので、王位を追われる可能性こそないものの、頭痛の種には困らなそうな辺り、王族って大変です。

任命直後から面倒な状況を作りそうでしたしね……ただ、プジョルの妻の働きもあってうまい事決着してましたけど。

 

ビー玉製造ラインの状況、双王国の対応などから、北大陸への懸念を抱き、フレア姫の帰国に合わせてゼンジロウを送り込むことに。

更には、ゼンジロウにフレア姫の次の側室を、という可能性も提示してきて。

ここの夫婦間の問題もなかなかややこしいですよねぇ。今のところうまくまとまっては居ますけど、懸念材料も多く在るわけで。

更に北大陸問題までやってきそうなことを想うと、こっちも頭が痛くなってきそう。

 

側室問題はルクレツィアがやはり有力候補のようで。彼女の口から、自身の希望とかも明らかにされましたけど……

目下、彼女自分の事しか考えてないんですよね。ゼンジロウはあくまで、自分の目的達成のための手段として使おうとしてるわけで。

 

アウラは、ゼンジロウにばかり負担を強いていることに気付いて、関係の変化を恐れるような描写もされてましたけど……ルクレツィアにそういう可愛げ期待できるかなぁ、と言うと。

いやまぁ、アウラもゼンジロウに譲ってもらってばかりって言うのが常態化するのは良くないと思うので、丁寧に描いているからには、何かしらの変化が欲しい所ですが。

長い船旅、あるいは北大陸側の生活を通して変化があるといいんですけど。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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