気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ダッシュエックス文庫

魔弾の王と聖泉の双紋剣

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「もう迷わない。けっきょくのところ、足掻き続けるしかないんだな」

 

川口士先生原案、執筆瀬尾つかさ先生で送る、新しい『魔弾の王』。

今作のメインヒロインはリム。

彼女がもし、幼少期のティグルに出会っていて、彼の歩む道が変わっていたら。

いやぁ、ルート分岐が多いね。むしろティグルが攻略される側なのでは。
幼少期に彼と出会うというイベントを発生させられたら、そのヒロインの勝ち。

失敗すると『魔弾の王』本編でエレンルートに入ってしまうのだ……

 

舞台はまたしてもアスヴァール。

しかし、今回はこれまでとは一段と違った展開にになっていましたね。

アスヴァール建国の祖、初代王であるアルトリウスが蘇り王座を奪取。その際に当代の王族はほぼ殺した模様。略奪者として正しい手だけど、末裔にたいして容赦ねぇ……

ギネヴィアはいつもの趣味で旅の途上にあったため、辛くも命を拾って。

 

そんな彼女が避難した村に、不運が重なってリムとティグルが到来。

客将としてライトメリッツの作戦に従事していた彼らは、敵が使役していた竜に捕まり、アスヴァールまで運ばれてしまった。

混乱している異国で、易々と帰れるはずもなく二人はギネヴィアへ協力を決めて。物資やら人材やらが限られた状態で最善を尽くしてたと思います。

途中で合流して、三人の無茶ぶりに衝撃を受けていたリネットさんは、中々いいキャラしてると思うので今後も登場してほしい。

 

蘇った死者たちは、魔物の殲滅を一つの目的としているようですけど。それ以外はどうなっても良いと思っている感じがして怖い。

彼らを止めたいと助力してくれる精霊なんかも居ましたし、この世界思った以上に神秘残ってるんですね……


魔弾の王と凍漣の雪姫4

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「だいじょうぶよ。ティグルは『力』の怖さを知っているもの」

 

アスヴァール王位争奪戦、決着。

いやぁ、『魔弾の王と戦姫』とはまた違った方向に進んでいって楽しいですね。

ティグル達が居るギネヴィア側だけでなく、ジャーメイン王子陣営も描かれていましたが。……彼が密告を推奨する様、じりじりと転げ落ちている感じでハラハラしましたねぇ。

 

敵陣営の方が多く、相手に余裕を与えないためにも動く必要があって。

ティグルは、まだまだ視野が狭いというか。ミラに教えられることも多い様子。

……どの作品においても、彼は周囲に恵まれていると言いますか。良い指導者に遭遇してますよね。今代の弓である彼の強みは、その辺りにもあるのでは。

 

アスヴァールの抱える問題。大陸の民と島の民。そのバランスをとるのが難しいという話もありました。

ウィルから過去の事を聴き、「正しい答えがわからない」と言えるギネヴィアは良い補佐が居れば上手いこと統治してくれそうですが……

アスヴァール王の覚醒と、ジャーメインの行動がまた重く響きそうといいますか。

 

終盤のギネヴィアが、微妙に不穏なんですよねぇ。高揚感が悪い方向に向きそうな気配を感じる。

襲撃受けて撃退したりもしてましたが……戦った相手がまた厄介な状況を招きそう。前作を知ってると正直何してくれてるんだ! って感じなんですけど。

ギネヴィアが察知した、妙な気配の事もありますし、彼女がココで死ぬってことはないと思いたいところです。



本屋の店員がダンジョンになんて入るもんじゃない!

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読まなければいけない、と、そう言った。

「僕が読めば、その著者の書いた本に“意味”が生まれる。あなたの書いた本は、ちゃんと、後世の誰かに届いたよと。僕が受け取ったよと。僕が証明する」

 

ダンジョンがあって、それを探索する冒険者がいる世界。

アシタ・ユーリアスは田舎のダンジョン片隅にある書店で働いているもやしっ子。

本を読んでいられれば、それでいいというような青年だった。

けれど、生きていくためにはどうにか金銭を得る必要があって……彼は、本を読んで得た知識を提供することにして。

 

実際、名前が知れる程度には需要があり、成果を上げていた様です。

本来なら外から情報だけ出すはずが、現場に行かないと分からない物もあり……彼の求めるものを良く知る幼馴染にダンジョンに引き込まれる羽目に。

貴重な本を持ってきて、これ読みたいでしょ? とか悪魔か。

 

冒頭のゴブリンの一件は、ちょいとアレでしたが。

ひ弱な人間を引っ張り出しておいて、見失うのはまだしも、その後追われてる彼の様子を、しばらく見てたっていうあたり。オマケにその後笑ってましたからね……

アシタの弱さを見せて、エルシィとの気安さを演出する格好のエピソードで、読みやすくはありました。それに、そこで引っかかっても、続きが気になる魅力があって、全体的には楽しめました。

 

アシタ、情報を売っていたように、ただ本を読んで知識を蓄えるだけじゃなくて、それを活用できる人材なんですよね。

それで窮地を脱した場面もあるわけで、中々に得難い人材だと思われます。

今回得たものや、アルマの示唆した情報の事もありますし、またダンジョンに引っ張りだされるんだろうなぁ。流石に体力のなさを痛感して、少し鍛えるようにはなったようですが、元が元なので、あまり無理をしないで、生き延びて欲しい。



ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 映画ノベライズ

◇はじめに
ネタバレ有りで、久しぶりの低評価記事です。
ご了承の上ご覧ください。続きを読む

神域のカンピオーネス5 黙示録の時

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「殺されたからって素直に死ぬような人に…神殺しなんて務まりません。すくなくともわたしが生きている間は、世紀の大魔王として君臨してもらわないと!」

 

アポロンの力まで獲得したアテナは世界を滅ぼさんと動き出して。

実際、蓮達が阻止しようとしていたものの、世界から人類消し飛ばされる規模の大きい事件発生してますしね……

まつろわぬ神や神殺しのやることは、どうしたって多方面に影響を与えるものですが。

それにしたって最大規模なのでは。アテナさん容赦ないわー。

 

追い込まれた蓮が、騒動の中で目覚めてしまったアイーシャ夫人の手まで借りてて、おいおい気を付けろその人爆弾だぞ、みたいな気分になりました。

実際、幸運の代償にかなり痛い反動を負う羽目にもなってましたしねー。

殺してもそうそう死なない「神殺し」の割に、蓮って権能少ないのもあって割と死線彷徨ってますよね…他のカンピオーネ諸氏のような、ぶっ飛び方はしてないので、今後成長に期待。いやまぁ、期待すると修正力さんとか大変ですけど、そこは諦めてもらう方向で……

 

梨於奈が蓮との関係に踏み込もうとしたのも、まぁいい塩梅なのでは……と思ったけど、『カンピオーネ』の5巻って恵那が出て来てさらに護堂の周囲に女子増えた巻なんですよね。それを思うと、蓮は経験豊富ではあれど、ネームドの彼女は少ないですね。ちょっと意外。



地下室ダンジョン~貧乏兄妹は娯楽を求めて最強へ~

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「ねえおにい、ちょっとダンジョン潜ってみない? たしかモンスター倒すと肉とかも手に入るんだよね。節約だよ、節約」

 

WEB未読。

ダンジョンもの、いくつも出ているのは知ってるけどあまり読んだことはなかったので、ものは試しに購入。それなりに読みやすい感じにまとまってます。

現代地球の各地にダンジョンが出現して。中では火気や電子機器が使えないなどの問題と、内部に住まうモンスターが外に出てくる場合もあって大騒ぎ。

 

そんな世界で生きる兄妹が主人公。母が亡くなり、父が出奔って。特に父のゲスさが酷い。

ボロ家に住んでましたが、そこの地下にダンジョンの入り口が出来て。

臆せず探索に突入するあたり若さがある。一応出来る範囲で準備とかしてましたけどね。

彼らなりに安全マージンを取りながら、トライアンドエラーで進んでいって。

貧乏で娯楽の類も少ないから、時間潰すのにはちょうどいいって言うのも、まぁ、あるようですけど。着実に進み、気がつけばかなりの実力者に。

 

一方で、国は国で情報を元に色々と対策を取っていて。

自衛隊のチームで探索したり、テストケースで民間から選考をしたりして。

ダンジョンから得られる資源を期待して、門戸が開かれる事となっていましたが……一方で深部での犠牲者については情報を伏せたりと、政治の黒さもあったり。

公認の最強パーティーは、バランスこそいいけど、もう少し頑張りましょうって感じですかねー。

ユニークボス相手に危険な状況になってましたし。たまたま兄妹が見てなかったら死んでたろ。

 

2人チームで動いてる兄妹、二人とも本来は後衛職ってこともあって安全マージン多く取ってるとか色々条件は違いますけどね。

一般公募で資格を取って、ダンジョン資源の換金を目指している兄妹の将来に幸あれ。先に進みすぎてるから、彼らの抱えているアレコレ放出できるのもうちょっと先になりそうですけどねー。最後、ちょっと収入があったのは何より。



死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った

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「支倉の夢のおかげで、俺の夢も叶ったんだ。感謝してる」

 

タイトルとあらすじから予想できる流れを外さない。

そういう意味では、「買ってみてから失敗したと嘆く」事は無いので誠実。

というかあらすじで大体描かれているので、細部はこうやって詰めていくのねー、みたいな見方になってしまった。

 

何度死んでも君を好きになる、という彼と彼女の関係については切なくも良い感じにまとまっていたと思いますが。

帯文の「今世紀、もっとも泣けるラブコメディ」というのはハードル上げ過ぎた感。

 

夏祭り実行委員に参加して、祭りで打ち上げられる花火の構成を変えたいと少女は言って。

市から予算が出て、構成についても指示が入っているので簡単ではないと花火屋の息子は言うものの。彼女の熱量に振り回されて、最終的にはそれを叶える。

青春モノだし、恋愛要素もあるけど、コメディはそこまで強くないかなぁという印象。



魔弾の王と凍漣の雪姫3

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「その気性に合ったやり方というものがあると、私は思います。私の息子は弓に長け、弓を愛している。欠点を是正するのも、あるていどは必要でしょう。ですが欠点を認め、その上で得意なこと、やりたいことを伸ばしてやるべきだというのが、私の方針です。我が領地は小さく、人材も豊富とは言えません。何でもできるような人間はおりませんから」

 

侵略してきたアスヴァールの第二王子を捕え、彼に協力する事をジスタートは決めて。

同じくブリューヌもアスヴァールの姫に協力を要請されて人員を派遣する事に。

ティグル状況によっては危うい立場になったと思いますが、ブリューヌから派遣されてきていたのがロランだったのが救いですね。

 

ウルスの教育方針がいいですねぇ。

彼の元で育ったからこそティグルがブリューヌ人ながら弓に長けた逸材に育った、と。

施設として訪れた際に彼に出会って、ギネヴィアが決意したというのも運命の巡り合わせを感じる。

 

違う勢力に味方をして、相手の様子を窺っていた2陣営でしたが。

レスターという裏切り者が、好き放題暴れていたので一時共闘する事に。

しかし、二人の戦姫と黒騎士が先頭に立ち、その後ろからティグルが射撃支援するって鬼のような陣形ですね。

魔物たちも最終的な狙いはMF版と大きく変わりはないと思うんですが、目覚めている顔ぶれに違いがあって楽しいです。
王子はかなりあっさり退場したなぁ、という感じ。まぁ、ブリューヌとジスタートと違う陣営に置き続けるのも手間ですから、どこかでまとめる必要はあったでしょうけど、かなり驚きました。



魔弾の王と凍漣の雪姫2

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「俺も、君とともに戦えたこと、力を合わせてあの魔物を倒せたことを、誇りに思う」

 

エザンティスが代替わりしてるくらいで、他の戦姫の顔ぶれは変わっていないようですね。

オルガが行方不明になっているのもサーシャが病床に伏してるのも。

オルガの独特の雰囲気が好きなので、こちらでも出てきてほしいですけど、もうちょっと先にですかね。

 

相変わらずエレンとミラは仲が悪いというか。

ミラがティグルを大事にしているのも間違いなく、エレンがティグルに興味を持ったことで、さらに燃料を足されたというか。

ティグルがエレンと共闘したり、上手いこと仲を取り持てればいいんですけど。さてはて。

 

ブリューヌ王の命を受けて、ジスタート入りしたティグルが、本人の性分って言うのもあるでしょうけど、また問題に巻き込まれ続けてますね。

ガヌロン、テナルディエというブリューヌの暗躍大好き大貴族が健在なのと、他国の動乱も相まって酷くなりそうな予兆がある。

アスヴァールの王子を唆してライトメリッツを責めさせるとか、余計な事ばっかりするなアイツら……

ミラの母親が中々いい性格をしていて好きです。日々楽しそうだな。



魔弾の王と凍漣の雪姫

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「俺がアルサスを忘れるはずはないだろう! 生き延びたいからこそ、行動するんだ。今日の安全を得る代わりに、明日の危険を見落とすなどという過ちを犯さないために。ラフィナック。魔物というのは本当に恐ろしいんだ」

 

MF文庫Jで刊行されていた『魔弾の王と戦姫』のスピンオフというか。

ティグルやミラの両親が健在で会ったら。彼らが幼少期に出会っていたら、そんな違いから展開されていく戦記物ですね。

 

ミラに対してティグルが好意を全く隠していないというか。

身分違いではあるけれど、いつか武勲を立てて彼女の横に並び立つという決意が胸の中にあるからか、MF版とはまた違った顔が見られていいですね。

弓の腕が抜群で、ブリューヌでは蔑視されているというのも変わらずではありますが。

 

ムオジネルとの戦争で、応援として駆り出された黒騎士ロランとの縁が出来たり。

ルサルカという新たな魔物の存在が描かれたりと、かなり新鮮。

まぁ、新しい要素で言えば、鎌の戦姫がヴァレンティナから代替わりして、ミリッツァに変わっている所でしょうか。

魔弾のエピローグに置いて、爆弾発言した少女という事で気になっていたキャラですが。こちらでは当代の戦姫として接点増えそうですし期待。



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ちゃか

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