気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ダッシュエックス文庫

神域のカンピオーネス5 黙示録の時

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「殺されたからって素直に死ぬような人に…神殺しなんて務まりません。すくなくともわたしが生きている間は、世紀の大魔王として君臨してもらわないと!」

 

アポロンの力まで獲得したアテナは世界を滅ぼさんと動き出して。

実際、蓮達が阻止しようとしていたものの、世界から人類消し飛ばされる規模の大きい事件発生してますしね……

まつろわぬ神や神殺しのやることは、どうしたって多方面に影響を与えるものですが。

それにしたって最大規模なのでは。アテナさん容赦ないわー。

 

追い込まれた蓮が、騒動の中で目覚めてしまったアイーシャ夫人の手まで借りてて、おいおい気を付けろその人爆弾だぞ、みたいな気分になりました。

実際、幸運の代償にかなり痛い反動を負う羽目にもなってましたしねー。

殺してもそうそう死なない「神殺し」の割に、蓮って権能少ないのもあって割と死線彷徨ってますよね…他のカンピオーネ諸氏のような、ぶっ飛び方はしてないので、今後成長に期待。いやまぁ、期待すると修正力さんとか大変ですけど、そこは諦めてもらう方向で……

 

梨於奈が蓮との関係に踏み込もうとしたのも、まぁいい塩梅なのでは……と思ったけど、『カンピオーネ』の5巻って恵那が出て来てさらに護堂の周囲に女子増えた巻なんですよね。それを思うと、蓮は経験豊富ではあれど、ネームドの彼女は少ないですね。ちょっと意外。



地下室ダンジョン~貧乏兄妹は娯楽を求めて最強へ~

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「ねえおにい、ちょっとダンジョン潜ってみない? たしかモンスター倒すと肉とかも手に入るんだよね。節約だよ、節約」

 

WEB未読。

ダンジョンもの、いくつも出ているのは知ってるけどあまり読んだことはなかったので、ものは試しに購入。それなりに読みやすい感じにまとまってます。

現代地球の各地にダンジョンが出現して。中では火気や電子機器が使えないなどの問題と、内部に住まうモンスターが外に出てくる場合もあって大騒ぎ。

 

そんな世界で生きる兄妹が主人公。母が亡くなり、父が出奔って。特に父のゲスさが酷い。

ボロ家に住んでましたが、そこの地下にダンジョンの入り口が出来て。

臆せず探索に突入するあたり若さがある。一応出来る範囲で準備とかしてましたけどね。

彼らなりに安全マージンを取りながら、トライアンドエラーで進んでいって。

貧乏で娯楽の類も少ないから、時間潰すのにはちょうどいいって言うのも、まぁ、あるようですけど。着実に進み、気がつけばかなりの実力者に。

 

一方で、国は国で情報を元に色々と対策を取っていて。

自衛隊のチームで探索したり、テストケースで民間から選考をしたりして。

ダンジョンから得られる資源を期待して、門戸が開かれる事となっていましたが……一方で深部での犠牲者については情報を伏せたりと、政治の黒さもあったり。

公認の最強パーティーは、バランスこそいいけど、もう少し頑張りましょうって感じですかねー。

ユニークボス相手に危険な状況になってましたし。たまたま兄妹が見てなかったら死んでたろ。

 

2人チームで動いてる兄妹、二人とも本来は後衛職ってこともあって安全マージン多く取ってるとか色々条件は違いますけどね。

一般公募で資格を取って、ダンジョン資源の換金を目指している兄妹の将来に幸あれ。先に進みすぎてるから、彼らの抱えているアレコレ放出できるのもうちょっと先になりそうですけどねー。最後、ちょっと収入があったのは何より。



死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った

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「支倉の夢のおかげで、俺の夢も叶ったんだ。感謝してる」

 

タイトルとあらすじから予想できる流れを外さない。

そういう意味では、「買ってみてから失敗したと嘆く」事は無いので誠実。

というかあらすじで大体描かれているので、細部はこうやって詰めていくのねー、みたいな見方になってしまった。

 

何度死んでも君を好きになる、という彼と彼女の関係については切なくも良い感じにまとまっていたと思いますが。

帯文の「今世紀、もっとも泣けるラブコメディ」というのはハードル上げ過ぎた感。

 

夏祭り実行委員に参加して、祭りで打ち上げられる花火の構成を変えたいと少女は言って。

市から予算が出て、構成についても指示が入っているので簡単ではないと花火屋の息子は言うものの。彼女の熱量に振り回されて、最終的にはそれを叶える。

青春モノだし、恋愛要素もあるけど、コメディはそこまで強くないかなぁという印象。



魔弾の王と凍漣の雪姫3

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「その気性に合ったやり方というものがあると、私は思います。私の息子は弓に長け、弓を愛している。欠点を是正するのも、あるていどは必要でしょう。ですが欠点を認め、その上で得意なこと、やりたいことを伸ばしてやるべきだというのが、私の方針です。我が領地は小さく、人材も豊富とは言えません。何でもできるような人間はおりませんから」

 

侵略してきたアスヴァールの第二王子を捕え、彼に協力する事をジスタートは決めて。

同じくブリューヌもアスヴァールの姫に協力を要請されて人員を派遣する事に。

ティグル状況によっては危うい立場になったと思いますが、ブリューヌから派遣されてきていたのがロランだったのが救いですね。

 

ウルスの教育方針がいいですねぇ。

彼の元で育ったからこそティグルがブリューヌ人ながら弓に長けた逸材に育った、と。

施設として訪れた際に彼に出会って、ギネヴィアが決意したというのも運命の巡り合わせを感じる。

 

違う勢力に味方をして、相手の様子を窺っていた2陣営でしたが。

レスターという裏切り者が、好き放題暴れていたので一時共闘する事に。

しかし、二人の戦姫と黒騎士が先頭に立ち、その後ろからティグルが射撃支援するって鬼のような陣形ですね。

魔物たちも最終的な狙いはMF版と大きく変わりはないと思うんですが、目覚めている顔ぶれに違いがあって楽しいです。
王子はかなりあっさり退場したなぁ、という感じ。まぁ、ブリューヌとジスタートと違う陣営に置き続けるのも手間ですから、どこかでまとめる必要はあったでしょうけど、かなり驚きました。



魔弾の王と凍漣の雪姫2

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「俺も、君とともに戦えたこと、力を合わせてあの魔物を倒せたことを、誇りに思う」

 

エザンティスが代替わりしてるくらいで、他の戦姫の顔ぶれは変わっていないようですね。

オルガが行方不明になっているのもサーシャが病床に伏してるのも。

オルガの独特の雰囲気が好きなので、こちらでも出てきてほしいですけど、もうちょっと先にですかね。

 

相変わらずエレンとミラは仲が悪いというか。

ミラがティグルを大事にしているのも間違いなく、エレンがティグルに興味を持ったことで、さらに燃料を足されたというか。

ティグルがエレンと共闘したり、上手いこと仲を取り持てればいいんですけど。さてはて。

 

ブリューヌ王の命を受けて、ジスタート入りしたティグルが、本人の性分って言うのもあるでしょうけど、また問題に巻き込まれ続けてますね。

ガヌロン、テナルディエというブリューヌの暗躍大好き大貴族が健在なのと、他国の動乱も相まって酷くなりそうな予兆がある。

アスヴァールの王子を唆してライトメリッツを責めさせるとか、余計な事ばっかりするなアイツら……

ミラの母親が中々いい性格をしていて好きです。日々楽しそうだな。



魔弾の王と凍漣の雪姫

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「俺がアルサスを忘れるはずはないだろう! 生き延びたいからこそ、行動するんだ。今日の安全を得る代わりに、明日の危険を見落とすなどという過ちを犯さないために。ラフィナック。魔物というのは本当に恐ろしいんだ」

 

MF文庫Jで刊行されていた『魔弾の王と戦姫』のスピンオフというか。

ティグルやミラの両親が健在で会ったら。彼らが幼少期に出会っていたら、そんな違いから展開されていく戦記物ですね。

 

ミラに対してティグルが好意を全く隠していないというか。

身分違いではあるけれど、いつか武勲を立てて彼女の横に並び立つという決意が胸の中にあるからか、MF版とはまた違った顔が見られていいですね。

弓の腕が抜群で、ブリューヌでは蔑視されているというのも変わらずではありますが。

 

ムオジネルとの戦争で、応援として駆り出された黒騎士ロランとの縁が出来たり。

ルサルカという新たな魔物の存在が描かれたりと、かなり新鮮。

まぁ、新しい要素で言えば、鎌の戦姫がヴァレンティナから代替わりして、ミリッツァに変わっている所でしょうか。

魔弾のエピローグに置いて、爆弾発言した少女という事で気になっていたキャラですが。こちらでは当代の戦姫として接点増えそうですし期待。



カンピオーネ!EX 軍神ふたたび

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「いずれ決断の時がくるじゃろう。先日、我は言った。『父母に恥じぬほど強くあれ』と。それはおぬしも同じこと。『何が最善か、見きわめる強さを持て』。かりそめの友として贈る言葉じゃ!」

 

「カンピオーネ!」と「神域のカンピオーネス」をつなぐ、最終章。

魔王内戦から5年。

死亡説すら出ていたヴォパン侯爵以外のカンピオーネはそれぞれ元の世界に戻ってきたようです。……肝心の、アイーシャ夫人が行方不明というオチがつきましたが。

気儘に平行世界の旅を楽しんでる辺り、流石としか言えませんが。

 

内戦時に通廊を変な使い方したせいか、権能に変化が生じつつあって。

それが神々の住まう世界に繋がる「空間歪曲」として現実世界に現れた、と。

おいおい、どこかで聞いたことのある話だな……と思っていたら、後半の展開に驚きましたね。

いや、ブランデッリの名前とか守護者からして関係がない筈がない、と思ってはいましたが。予想以上に深く絡んでいたというか。

 

アイーシャ夫人の起こした騒動を解決しにいった結果、とはいえ、アイーシャ夫人が平行世界を旅するきっかけも内戦なわけで。世界を股にかけたマッチポンプなのでは……?

こうなると「神域のカンピオーネス」4巻の限定版についていたドラマCDが気になるところで。何処かで探してみるか。

カンピオーネとして権能の使い方が巧くなっていたり。

軍神ウルスラグナと何度目かの戦いをすることとなったり。

最終章に相応しい盛り込み具合だったと思います。満足。

 



神域のカンピオーネス4 英雄界ヒューペルボレア

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「大切なのは勝つか負けるかで、上手い下手はどうでもいい気がするな」

「言いましたね。ならば、あなたが往く道の正しさを――勝利を証し立てなさい!」

 

日本での騒動を何とか乗り越えた蓮たち。

アポロンにさらわれた王女カサンドラを助けるべく、新たな神域に踏み込んで。

まぁまた新しい文明圏の中で、強かに情報を集めてましたが……

今回の一番のポイントは、なぜかひょっこり紛れ込んでいた姐さんの方なのでは。

 

いやまぁ、侯爵が死なずに好き放題していたから、どこかで他のカンピオーネも出てくるんだろうなぁ、と思ってはいましたが

予想以上に早かったし、想像通り酷いことになったからな……どこにいっても徒弟を迎える定めなのか。いや、今回は門下に加えたわけではないので、徒弟というのも憚られますけど。

 

しかしオーディオドラマの方で、護堂が登場していたとなると惜しい事をしたな……いや、ちょっと金欠で通常版買ったんですよねぇ……

四巻の後日譚、追補編として描かれているようで。5巻の冒頭ででも軽く触れて欲しい……というか、護堂まで出てくるのなら、今の彼の力量を示してほしいような気も。

アポロンを追う傍ら、順調に攻略を進めている感。護堂よりもあけすけで、いつか後ろから刺されそうな……刺されても死にませんけどね……



神域のカンピオーネス3 黄泉比良坂

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「おっ。今の結構いいな。やけにかっこいい感じの見切り方だ」

「おのれ、ふざけたことを言う!」

「そんなことないさ。かっこよく戦えるってのはとても大切だと僕は思うよ。それだけ『正しい動き』をしてるってことだからね」

 

梨於奈との婚約話を進めるために、改めて日本を訪れた蓮たち。

八咫烏の神力を使う者として、日本を離れすぎるのはどうなんだ、とお偉方はご立腹。

気に食わないが、その能力は必要なので、機嫌を損ねすぎるのも不味い。

そこで彼女に隔意を持つ青年が、ひとつ懲らしめてやりますよ、と息巻いてましたが、あえなく失敗。

 

より凶悪な事態を引き起こして、自業自得ってこういう事かな、みたいな。

まぁ、神様絡みの騒ぎが起きた事で、蓮が能力を公然と使う口実も出来て、婚約話がトントン拍子で進みそうなのは何よりです。

神祇院の本部を見学している蓮が、封印の術式がかかった扉に触れて、手がぴりっとしたな? みたいなアトラクション扱いしていて、ちょっと笑ってしまった。

その後、強化した術式も無効化されてて、当代の術師たちは大変だな……とちょっと同情した。その御仁、常識が通じない神殺しだから、早めに諦めた方がいいよ……

 

ここで力を見せれば神祇院の人達は「忖度」してくれるよねぇ?

と、圧をかける蓮は、護堂とかよりも上に立つことにためらいがないというか、使えるものは何でも使いますなー。

作中に時事ネタ織り込んでいる辺り、作者的にも思う所はあったのでしょうか。

 

神様との戦いには横やりが入り、新しい権能を得ることはかないませんでしたが。

……次なる神様の戦いに繋がりそうなあたり、権能増えるのそう遠くはない気が。

ジュリオが、クオレ・ディ・レオーネを使ったりと、懐かしい名前も出てきてそこらへんも楽しかったですねー。4巻も予定決まってるようで、今から楽しみです。



神域のカンピオーネス2 ラグナロクの狼

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「さらばだ、旅の仲間よ。ひとときの戦友にして、不倶戴天の宿敵であるはずの男とその供たちよ。願わくば、何処かで再会したときにも、友のままでいたいものよな!」

 

1巻の最後で、絶対あの人だ……とは思っていましたが。

案の定、ヴォパン侯爵が登場。いやもう、相変わらず好き勝手やってるな、この御仁。

しばらく死んでいた、ってのは多分魔王内戦時の時の事だと思いますが。肉体が滅び、魂が消滅寸前に行ってなお滅びず。

どうにか踏みとどまって、力を蓄え、転生したと。一部の権能を失ったとも言ってましたが。いや本当カンピオーネってどうやったら死ぬんだ、コレ。

転生までされたらお手上げじゃない?

 

飄々と生きている蓮がこれまでの神殺したちとはまた雰囲気が違って、見ていて楽しいですねぇ。

日々を楽しく生きているというか、何があっても動じないタフさがあると言いますか。

発生した特異点を解消した際使った出口は地中海のシチリア島とつながっていて。

蓮達は、つかの間のバカンスを満喫していますが。

梨於奈はあくまで日本に属する霊鳥の化身で、即座に帰国せよと日本のお偉いさんたちからの指示が出ている様子。

彼女はそうした上とのやり取りや柵をうざいと感じつつ、日本と深いつながりと持つがゆえに他所に所属を移すのもはばかられる、と。

 

ジュリオが中々愉快な提案をして蓮も乗り気なのにはちょっと笑いましたね。

これまでの同作者の主人公とは違う個性を持ってるなぁ、蓮。肉食系という意味では『クロニクル・レギオン』は相当でしたけど、征嗣ともまた違う感じの積極性というか。

しかし、彼の性格とステラの能力故ではあると思いますが、神々とも気安く交流しているあたりは大物ですねぇ。

 

神話世界で起きたトラブルを解消して、地上に迫っている災厄を未然に防ごうとしているわけですが。

……これが仮にドニとかがこの世界に来たら、神様連続斬りとか初めて、権能がとんでもないことになりそう。侯爵がそういう事しないかって言うと、全くそんなことないですけど。

今回だって、北欧神話の世界とつながって、フェンリル解放して暴れまわって、ラグナロクまでのカウントダウンを加速させたわけですし。

絶対また横やり入れてくるんだろうなぁ、と思うと。破滅予知の時計を管理しているジュリオの神経がもう少し細かったら絶対倒れてるぞ、コレ……。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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